表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

主婦のひとり旅〜ふたたび

YouTubeはこちらになります。

https://youtu.be/G_g_Mu3HlfU?si=viv63gweX8toGKoj

みてくれると嬉しいし、チャンネル登録もお願いします。

 主婦のひとり旅~ふたたび


 香港エクスプレスの周航セールで航空券を買い漁った。といっても、10月に羽田ー香港ー関空、5月に成田―関空ー香港ー羽田だ。

 香港迷の中には毎週出掛けている人もいるくらいだから、まあ分別のあるほうだと自分では思っている。

 前回のひとり旅は、とても楽しく、ひとりになりたかったわたしにとっては、何よりのご褒美になった。

 しかし、である。香港でやりたいことが、ほとんどなくなってしまった。

 あとは、香港仔あたりで、小さな船で海鮮を食べるとか、ボートで海洋に出て遊ぶとかくらいだろう。(うち)は庶民なので、香港仔で海鮮を食べることはできるが、ひとり旅では無謀だし、ボートで海洋に出ることは分不相応となる。

 そうすると、やはり足が向くのは、深圳。

 このひとり旅シリーズを書き始めた理由のひとつが深圳のことを書きたいだったからね。

 そう深圳へ何故、脚繁く通ったのかということの検証みたいなものをまとめておこうと思ったんだ。我慢してね。ふふふ。

 そう今回は、深圳に泊まるの。良いでしょう。

 実はネットで調べていたら、深圳には電脳街があると。それも信じられないくらいでかいと。そんなことを知ったわたしは、お尻がムズムズしてたまらない。

 今はおとなしく、手芸とかに勤しんでいるけど、本当は、電気工作が好きなんだ。それとガジェットとかが、無茶苦茶大好き。ハイテクもね。

 そもそも家のネット環境を作っているのは、わたしだ(ちょっと自慢)。iMacを買いたいと言ったのもわたし。

 そういった訳で、その電脳街へ行きたい。そして、この間、伺って仲良くなったお茶屋さんへ、また行って見たい、あと、もう少し布市場を探索したい。もっともっと、深圳を見てみたいと、未知の土地に心をとらわれて、探索の旅に出たいと、ふたたび、ひとり旅に出ることにした。

 夫はなんかブツブツ言っていたけど、あまりの煩いなら緑の紙召還するモン。

(当時はマジでそう思っていたんだよ。今のなってはめんどくさいから、まあこのままかもね)

 そう強行に、旅行に出るのも、子供のこともあるし、お仕事もある。なので、どちらも余裕ができる5月の下旬に出かける事にした。だって、3月4月は、子供の教育費に、お金が飛ぶように出ていくからね。夫のボーナスが6月上旬に出るので、家計もその時は余裕がある。

 6月の中旬から7月にかけては進路説明会や学校の面談もある。

 今回は関空からだ。なので成田へ向かう。

 えっ! と思った?

 だって、ジェットスターの関空行きが安く1500円だったんだ。それに、新幹線で新大阪へ出てもそれから『ラピート』か『はるか』で関空という感じた。それに、料金も工程も飛行機の方が楽チン。

 成田まではバスで向かう。最寄りの駅から成田まではバスが出ているんで、何も考えないで座っていればいい。

 ちなみに、(うち)からは、このバスがあるから、時間的には成田も羽田も同じくらいの距離感なんだよね。なので全然苦にならない。しかしこのバスの運賃が今回の旅行で一番高かった。解せぬ。

 成田に着いたので、荷物とおさらばしようと、ジェットスターにチェックイン!

 すると、

「お客様、お手荷物の重量がオーバーしております。お預けとなります。料金は3800円となります」

 と言われた。

 そうです、ジェットスターは持ち込み荷物は、7キロ迄なんです。しぶしぶと、追加料金を払う。

 荷物を香港エクスプレス用にパッキングしていたから(それでも帰りがあるから少なめにしていた)、なら、重量オーバーだね。しぶしぶ納得し、過料金を払う。

 さあ荷物がなくなったので、ご飯。

 成田に第三ターミナルができたと聞いて、見てみたかったんだ。ふふふ。ちょっとトラックコートみたいなデザイン。プレハブポイ建物。安普請と言われていた。

 でも、これで良いんだよね。もっと大きくなるし。そう思い、長崎チャンポンを食べる。

 近所でも食べれるのにとは思うけど、これから向かうのは大阪。そこで粉もん食べるつもりだし、友達とお茶もするから、少し胃袋の好奇心は我慢してもらう。そもそも、この食事は朝ごはん。

 ちっちゃくて可愛い、ジェットスターの飛行機に乗り、関空へ。

 一時間ちょっとでもう大阪(関空だけど)だ。

 在来線で梅田まででることにする。

 大阪では、娘の幼稚園時代のママ友に会うことになっている。梅田の阪急百貨店の前で待ち合わせ。久しぶりだね。幼稚園の途中でお引っ越ししてしまったけど、わたしが、京都に通うようになり、よく会うようになった、数少ないママ友の一人だ。

「久しぶり、変わらないね」

 という、社交辞令的な、予定調和な、セリフで始まるママ友との会話。お互いに齢を重ねているが、似た者同士なので、今を生きている。そんなことは、発せられる言葉の端々で分かる。

 今日は、近鉄百貨店でのクラフト、ハンドメイトのイベントがあると、案内を頼んでいる。なので近鉄百貨店へ向かう。

 この頃は、大阪の地理も、デパートの違いも、わたしは全然分からなかった。なので半日なのだけど観光案内を彼女に頼んだんだ。

 会場をさっと見たはずなのに、わたしの手には数個の荷物がある。不思議だ。これから香港へ行くのに。

 少し歩き周り、疲れたので、お茶をする。子供のことなどの近況を報告したり、今やっていることなどと、話題はつきない。

 そして、空港に戻る時間になる。またねと分かれる。

 さあ関空へ向かう。ラピートに乗ろう。難波からだ。何回か、天下茶屋からは乗ったことはあるが、難波からは初めて。分かれる前に、友達が、チケット屋さんで格安チケットを探してくれたけど、残念ながら、その時は見つからなかったので、正規料金で乗車する。

 あっという間に関空に着く。コインロッカーに預けてあった荷物を取り出し、今日の買い物を入れる。重量は大丈夫かな? 朝のことがあったので、ちょっと心配。

 ボーイングパスをもらうために、カウンターへ向かう。カウンターは長蛇の列。

 香港エクスプレスのカウンター前では荷物の整理している人がちらほら。そのせいで列が長いと思っていた。その光景も馴染み深くなっていた。

 15分ぐらい経ったのか、やっと自分の番になる。

 するとカウンターの人が、

「お客様のお乗りの飛行機が、ご存知の通り、まだこの時間でも香港を飛び立っておりません。チェックインはいたしますが、制限エリアに入れるのは、該当機が、香港空港を飛び立ってからとなります。こちら今回のお詫びとしての、バウチャーとなります」

 そんなことを告げられた。ディレイだ。だから、こんなに人が並んでいるんだろう。乗り継ぎ便の人の対応とかあるからね。大変だね。わたしは香港までだから、まあいいだろう。あとは、ホテルに電話を入れてもらい、部屋をキープしてもらわないとと、これからのやることリストを、頭の中で作る。

 それに。飛行機は飛ぶし、ミールバウチャーを貰えた。ちょっとラッキー、そう思い、ボーイングパスとバウチャーを手にして、その場をあとにする。

 ホテルエージェントに電話し、今日のチェックインが深夜、若しくは、早朝になりそうと連絡してもらう。

 そうか、この時は、まだエージェント、代理店を使っていたんだ。そう思うと、本当に旅行のスタイルが変わっているんだね。

 最初の頃は、旅行代理店の格安ツアー、そして、格安航空券でのエアーオン、現地でホテル手配。そんな風に、わたしの旅も変わってきた。

 今回は、外国のホテルエージェントにホテルの予約を頼んだ。エアーチケットは自分で取っていたしね。そのエージェントは普通に日本語対応してくれた。その頃は英語を話すことに、自信がなかったから。

 今も英語は自信ないけど、普通に話す。母国語でないから完璧に話す必要ないモンと思ってね。

 ひとりで出かけると、必然的に英語を使うことは多くなるから、場数をこなしてきたから、こういう場合はこう言えばいいって、分かってきたからだ。

 そう早速、エージェントに電話し、チェックインが遅くなることをホテルに伝えてもらう。海外のホテルは予約者が来ないものとして、すぐキャンセルすることも多いと聞くから。香港に着くのは日付が変わってからになるから、そうなりそうで、ちょっと危ないからね。

 しかし、当時の関空は、あまりパッとしてなく、目ぼしいお店も少なかった。その上、その時、食べたいモノもなかった。

 何を食べたのか記憶の底を覗くと、フライドポテトを食べた記憶があった。それとビールだっただろう。まあその後、制限エリアの無印で、ネックピローを買った。これに、バウチャーが使えればよかったと思った記憶がある。

 以前買って持っているが、今回、持ってくるの忘れたので、仕方なくね。

 だって、無印のネックピローは使い勝手がいい。柔らかさといい、大きさといい、おすすめ。これがあるかないかで、飛行機での睡眠の質が違うといっていいほど。荷物になるけど、持って行ったら便利なモノだよ。だから、持っているのに買ってしまった。

 そう、制限エリアにはいれたのは、夜10時過ぎ、飛行機が関空を飛び立ったのは、夜11時半過ぎだった。

 なので、当たり前のように香港には深夜の2時だった。もちろん乗りたかったバスはもうなく、次の朝5時台の始発。泣き泣き、タクシーに乗る。空港のタクシー乗り場は、行き先で決まっているので、案内のお兄さんに行きたいホテル名を告げれば、あっち、こっちって教えてくれる。そういった意味では楽だけど。バウチャーもらって浮かれていたけど、全然、割に合わなかったことに、ここで気がつく。

 今回わたしは、深圳にいくため、新界のホテルを取っていた。その分、タクシー代は安く済んだが、街中(まちなか)なら深夜バスがあるんだ。その辺でも、無駄な出費となってしまった。

 それよりは、もう身体(からだ)が疲れていたので、タクシーに乗った。

 そうそう、その前に、深夜でも、開いていたセブンイレブンでシムカードを買った。ケース付きピンもだ。ピンも忘れてきたので。これないと、シムスロット開けるの大変だから。

 乗ったタクシーのおじさんは陽気に話しかけてくるけど、わたしはもうぐったりだったので、

「エイゴ、わかりませーん」と言う始末。

 ホテルに着いた。ハーバプラザリゾートシティだ。

 エージェントからの連絡が来ていたので、予約キャンセルはされなかった。しかし、禁煙の部屋が満室なので、喫煙の部屋となると。その代わり、広い部屋にしてくれた。

 この話も何回か聞き返したぐらいだった。

 英語力が落ちてると感じる。

 そして部屋に入ってびっくり。コーナースイートだった。なんとミニキッチンに、氷のできる大きめな冷蔵庫まである。小さめのダイニングケーブルと、ソファー。それを見て嬉しくなる。

 さすがリゾートホテル。香港の市街地、中環(ちょんわん)九龍(カオルーン)のホテルのあの狭さから見ると天国だ。

 このホテルに決めたのは、以前、家族旅行で香港の北角(ばっこう)で、同じホテルに泊まり、快適だったからだ。

 部屋にはいり、そうそう、シャワーを浴び、歯を磨きベッドに潜り込む。

 もう疲れたから、全て明日にしよう。明日はもう寝坊だ。そう思い、瞼を閉じた。


 翌朝、8時に目が覚めた。寝たの4時か、5時だよ。それなのに、目が覚めてしまった。一時間ほど、ベッドでゴロゴロしていたけど、やはり、お腹空いたので、何か買いに行く。

 ホテルに着いたのが遅く、水も何も買ってこなかったから。大きな冷蔵庫あるしね。ご飯食べるテーブルもある。

 ホテルの隣には大きなショッピングモールがある。

 その辺で、お粥に、大根餅、レモンティーをお持ち帰りにして、部屋で食べることにした。

 ご飯を食べながら、今日どこにいってなにするかプランを立てる。

 わたしの旅行は、行き先を決め、何をするか決める。そして、ホテルを予約。細かいことは現地でという感じなんだ。

 ネットサーフィンをしていて、前回行けなかった、深水埗(サムスイポー)に行きたくなる。なら庶民のミッシュランと呼ばれている。添好運点心専門店てぃんほーわんてんさむせんむんてぃえんへ行こう。ここでお昼だ。そう決めた。あと、シムカードを買おう。

 地下鉄で向かう。

 ここ新界界隈から地下鉄に向かうには、可愛い乗り物に乗る必要がある。

 ホテルの前から、この路面電車、軽鉄に乗り、天水囲(てぃんすいいぇん)までいき、そこから地下鉄、途中で乗り換えて、深水埗となる。

 深水埗は、この頃、電脳街としても、手芸用品の問屋街としても有名になってきたけど、あの頃は知る人ぞ知るみたいで、ブログ記事書いている人もちらほらだった。

 添好運ができたり、鉄腕DASHだったかな? 地球飯店がテレビで紹介されたりして注目を浴び出した時だった。

 お店に、添好運(てぃんほーわん)に着いたのは12時だった。4グループほど待っていたが、ひとりだと言えば、すぐ席に通された。まあここは、ひとりだと相席だからね。

 そうそう、口頭で渡された紙の番号を呼ぶと聞いていたので、一生懸命広東語の数字を覚えたっけ。そんなことも思い出される。

 二人席の反対側に男の子がいて熱心に点心を食べていた。

 わたしを気にする素振りなど見せずに、もくもくと食べていた。

 なので、わたしも気にせずに、オーダーをする。

 名物のチャーシューメロンパンと腸粉にエビ餃子を頼んだ。この時チャーシューメロンパンがあるからと腸粉を海老にしたけと、違うバージョンの方がよかったと食べてみて後悔。肉物が欲しくなった。もしくは追加で、シュウマイも頼めばよかったと思った。

 まあお味はお値段以上、美味しい~、って感じではなかったね。

 さあお腹いっぱいになったので、石屋さんへ。ここは電脳街で有名だけど、香港の人にとっては、洋服関係の場所。なので、ビーズとか布とかの問屋さんもある。そんなにたくさんではないけど。

 いやいや、今調べたらちゃんとありました。概要欄にリンク貼っておくね。

 もしビーズとか石を買いたいなら、わたしは広州をおすすめする。もう小さな区域がビーズだらけだから。

 まあ、その話は追々書くんで、とりあえず、ここでは置いとく。


 深水埗(サムスイポー)は、手軽にビーズを探すなら便利。場所は、汝州街(ゆーちょんぐあい)

 あと、金属パーツが豊富です。今回は、ブレスレット用のゴム紐、違うよ、シリコン紐だ。それと金属パーツを、スナップボタンが模様になっている物を買った。

 次に、鴨寮街(あっぷりぅうぐあい)へ。たくさんの屋台が出ている方に向かう。

 電気屋さん、バッタ品を扱っている場所。中国で使うシムカードが安い。跨境王を買う。このシムカードは、香港ローミングで、中国でも金盾の外にネットが繋ぐことのできる優れものなんだ。この後も何回か買っている。

 前回、空港で買ったシムカードは、中国では、音声しか使えなかった。なので、よく調べたらこれをオススメされた。なので、跨境王を買って中国へ向かうつもり。

 60香港ドルのシムカードが12香港ドルだった。安いと思い買ったけど、チャージ金額が少なくって、Top up したから、勧められたもうひとつを買えばよかったとあとから後悔した。

 、アンドロイドのタブレットを見てまわる。レノボのタブレットを見つけたが、日本で使えるかバンド周波がよくわからなく断念。今なら、ネットはWIFIで接続とか、考えられるけど、その時はそんな知識なかった。

 そうそう、この場所は、映画の「インファナル・アフェア」に出てきたオーディオ屋さんが現存しているんだ。

 わたしはまだ探せてないけど、お店の人がとても親切だと。一応、お店の名前は、科寳胆機だよ。

 そんなことを思い出しながら、わたしは、ふらふらと屋台街を探索。この頃、大流行の長い自撮り棒と、そのための望遠レンズとかたくさん出ている。面白がって遊んでれば、キレイに映るとか言われちゃった。ふふふ。

 笑ってお店を離れる。iPhone のライトニングケーブルもたくさん売っている。いやーん、ずっとここにいたい。しかし、寝不足で、歩き回ったせいか、昨日からの疲れも出てきた。それに湿度も高く暑い。

 角の黍ジュース屋さんで一杯黍ジュースを飲む。そして、ちょうど来たバスに飛び乗ってしまった。ホテルに帰る~。もう暑いのがいけない。バスに小一時間揺られて、ホテルの目の前に着く。なにこれ便利。ホテルの部屋に入りすぐにシャワーを浴び、人心地をついた。

 そして、ふたたび、お腹が空く。近くにショッピングモールがある。そこへ向かおう。スーパー、百佳超級市場(パークンショップ)があり、飲み物をも思い、中に入る。スマホのグルチャには、子供たちから、お土産リクエストが届いていたから、それを見繕う。

 奶茶のパウダーとかニベアのボーティーローションとか出前一丁とか、色々と書いてある。

 なので、それらを適当にカゴに入れる。

 この頃は、香港の物価もやや円安に振れたといっても、今みたいに高くなく、リクエストを全て受けていた。ひとり旅の良心の呵責ってやつだね。

 帰り際にピザハットを見つけたが、注目の仕方がわからなく断念。

 そのままホテルに戻る。

 ホテルの部屋で、買ってきたシムカードをスマホに入れかえ。明日の準備。

 シムカードの設定がよくわからない。APN のところに認証コードを入れて、SNS が飛んできたので、OKと思っていたら、すぐに使えなくなっちやった。あれ? 何で?

 そうですユーズコードの入れ忘れでした。気がつくまで、何で? 何で?となりました。

 その上、クレカチャージが怖く、コンビニに向かいチャージしようとしたら、レシートくれるだけ。さらに悩む。悩む、悩む。

 悩んでも答えなど出るはずないから、お外に出たついでで、夕飯を食べようと、目に入った麺米屋さんへ。大好きな蒸しかいらんと辛い麺を注文。うーん、これは美味しい。しかし、悩みは続く。

 悩んでも解決できない。仕方ないとホテルに戻り、クレカチャージ。最小限入れて無事開通。さっきのレシートもチャージできた。ほっとした。明日は中国だからね、ネット使えないと大変だからね。

 そして、安心したから、モールから帰るとき見つけた酒屋さんで、買ってきた泡とビールを飲んでご機嫌になり、就寝。

 朝だ。

 ご飯をどうしようと悩む。昨日から、何度も悩んでいるよね。まあ外に出よう。

 昨日のモールに行く。ってかこのモール凄く便利。ホテルの隣ということもあるが、このホテルには長期滞在者も多いからこんな感じなんだろうと思う。

 そして止まっているエスカレータの上の方からニギヤカナ声が聞こえる。誘われるようにエスカレータを登りそこへ。飲茶をやっているようだ。ひとりだと告げて、席に案内される。回りは皆オバチャンばかり、わたしがボーッとしていると、手早く、オーダー表と鉛筆を渡してくれる。オバチャンの親切お節介は万国共通だなぁと思い、とーちやんと返し、それらをを受けとる。

 ピーナッツのお粥がある。それと腸紛か、大根餅もとそれらを適当に注文。すると、バーンと出てきたのが大量に小さな腸紛がのった皿。あー、やっちまった。そう思った。メニューに、家族なんちゃらって書いてあったなあ。そう、家族なんとかの文字がメニューにあると大皿なことが多いんですね。取り分け料理とかな感じ。頑張って食べだけど無理だった。

 それにひとりのオバチャンが、ヤップチャイ(日本人)とか、うるさいし。そうだよ日本人だよ。と広東語で言い返したかったなあ。そんな感じに、当たり外れ半々な食事を終える。


 今日はこれから深圳へ向かう。

 深圳湾口岸からバスで向かうんだ。るんるん。そう頭を切り替える。

 このホテルの近くからバスに乗れるはずなんだけど、ホテルのフロントで、聞いてもよく分からなかった。なので、マップから探してみた。行った先には何もなく、ふと、サイトを探しあて、そこからバス停を見つけた。なんと、ホテルの目の前。オイ。

 わたしの英語力のせいか分からないけど、ラッキーなことに、すぐにバスが着た。それに乗る。途中でジャージを着た女の子が乗ってきた。越境の学生だ。今ならこんな子供が多いこと知っているが、当時は驚いた。

 後から聞いた話では、小学生から香港の学校へ通っているという話だ。どこの国の親も子供にできる限りの教育を受けさせたいと思うのだろう。そんなことを感じさせられる光景である。

 そうしてバスは香港から深圳へ入った。

 渡りたいと思っていた橋を深圳湾口岸橋を渡る。

 車窓のむこうには高層ビルがにょきにょきと立っている。深圳口岸では、荷物検査されたりした。まあ、オバチャンがひとりで旅行だからね、不審がられるよ。

 やっと深圳に入れた。さあここからバスに乗ってとなる。バス停はすぐに見つかった。たが、料金が分からない。あふあふしていて、2台ほどバスが行く。仕方ない、金を握りしめバスに乗る。なんと2元だった。うん、バスの中にも、バス停にも書いてあったね。ちゃんと読もうよ。

 また問題が起きた。バスから降りるにはどうするということだ。日本みたいにボタンがない。降りるべき2つ目のバス停が過ぎる。まあ、終点までいつでもいいよ。世界の国だから。時間がかかるだけだけど。そう思い、停まるところまで待っていた。すると、白石洲という駅に着いた。地下鉄駅だと、慌てて降りる。

 そしてそこから景田へ。景田に着くと景色が違う。うろうろしていたら、ダンディーな紳士が、英語で道を教えてくれた。景田の駅の工事が終わり、キレイになっていた。電動バイクにひかれないように、気をつけて歩道を歩く。

 やっと着いた。お久しぶりと挨拶して、いつものように、お茶談義。筆談だけど、楽しい。色々とお話して、今回は大紅袍を買うつもり。やはり飲んで見たい。そして、お気に入りのしようへい水仙も買う。さあホテルに向かおう。荷物を手放して、電脳街、華強北へ行くんだ。どんな感じか知りたかった。広いとか聞いたからね。わくわく。

 そしてGoogleマップが、中国では、違う場所を示すことを知る。日本語で、ホテルの名前を入れるととんでもないところを示すんだ。そして、今日泊まるホテルもあさってのところを示していた。しかし、中国名を入れると、ちゃんと正確な場所をさす。それは中国は金盾というファイアウォールを使っているから。

 今回、わたしみたいに、海外ローミングしていても、西側のアプリを使うと色んな不具合が起きる。それをわたしは、軽く考えていた。まあホテルも無事見つかったし、そんな影響ないよとかね。

 そうホテルは、晒布駅の近くにした。布市場へ行きたかったからね。便利と、、

 そしたら、そのホテルは、なんと工事中でした。どっかんこっかんとうるさい音を立ててます。まあ1泊だしと、わたしは諦めた。そう心の中で、ああ中国だからねと、思うことにしました。さあ、それより、電脳街です。荷物おいて、向かいます。

 お昼食べずに昼談義していたので、お腹の空いていたわたしは、華強路の駅前で、4個5元で買い、歩きなが食べます。もう時間が足りない。まだ布市場に行ってないし。

 初華強北は、とても愉しく、見るもの全てが欲しくなる。息子に電動一輪車とか、買ってあげようと思ったけど、1500元だった。ゼロの見間違い?と、思ったけど、違ったね。この時、噂で聞いていた、中国の富裕層のことを認識した。物欲には忠実で、金こそ正義って感じなんだろうと。

 でも、わたしには、その電動一輪車が買えなかった。コンセントの形の違い、電圧とか、諸々のことを考えて、それに対応出ないと思ってしまったから。

 それでも、この頃のわたしはとても純真で、ペットのお犬様を見て興奮したり、スーパーで、おばちゃんに横入りされそうになり、それを娘さんがたしなめている姿を見て感動していた。

 話を戻す。

 そう、華強北(ふぁーちやんべい)は、もう、言葉に現せないほど興奮した。

 そして、可愛いバッテリーを衝動買いしてしまった。このバッテリーは、その後、このバッテリーが過電流し、iPhone を1台壊したんだけどね、、遠い目。

 わたしは、黄色い生き物が好きで、それが大量に売っているのを見て欲しくなり、その日は諦めたのに、翌日買に戻るし、華強北には、その後何回も通うことになる。

 そんな風に興奮して、帰りに、駅前の露天で北京ダッグのクレープ巻きを買ってホテルに戻る。

 ホテルに戻ると、もう、ぐったりしていた。どこにも出かけられない位だった。なので、買ってきた北京ダックのクレープ巻きと、ホテルの隣のコンビニで買ってきた、ビールを飲んで寝てしまった。

 翌朝。今日の夜に香港から帰国。なので、もう少し深圳を楽しんで行くことに。昨日行けなかった布市場へ。ホテルの目と鼻の先にあるそこへ出かけることに。遅くなってもいいように、ホテルはチェックアウトすることに。

 ホテルの近くにセルフの食堂を見つけて、入ることにした。言葉が通じないので結構ダメージ受けていたんだ。指さして、トレイに置けば楽だと思ってね。それでも、白きクラゲのシロップ煮が欲しく、どうするの? と聞いても、よく分からなかった。持って行けばいいことさえね。

 まあ何処に行っても、最初の頃は、こんな感じで何回もミスや苦い思いをして気づくんだよね。

 そう前向きに考えることにした。

 ご飯を食べ、満足したわたしは、近くだからと歩いて布市場に向かった。そして、大変な思いをする。

 何回も書いているがGoogleマップが役に立たないんだ、中国では。そう、それでむちゃくちゃ迷い、さすらってしまった。着いた駅が羅湖だった。多分1時間位迷っていたんだと思う。そう、そして、地下鉄でふたたび晒布(しゃんぷー)へ戻り、布を買い、華強北(ふぁーちやんべい)で最後の買い物を楽しんだはず。

 昔の旅行記にはその辺のことが全く書いてなかった。

 布もお茶もガジェットも買っていたし、空港でビールも飲んでいる。その前に丹桂軒でお昼も楽しんでる。そして、羅湖から上水へ出て、バスで空港に向かった様子もある。

 空港で、娘にMACのシャドウを買おうとして高いとか、書いてある。

 それから推測するには、道に迷い羅湖に着き、そこで丹桂軒でお腹空いて、ご飯を食べたと思う。その後、華強北に行く。布市場よりもホテルから遠いからね。そこで、どうしても欲しかった黄色いヤツを手にして、布市場に。そしてホテルに戻り、荷物を持って、羅湖に、ふたたび戻り、茶葉世界でジャスミン茶を買っている。それから羅湖口岸。香港かに入り、地下鉄で上水へ。バスに乗り、空港に向かったんじやないかな? 

 そう、暑い上に、歩き回り、少し熱中症になっていたので、記憶がとんでいるんだ。

 全く、自分の旅行記を、推測しないと行けないなんて、昔の自分をぶん殴りたい。今読んでも、不思議な感じだもん。

 楽しいのは分かるし、やっと見つけた丹桂軒の行き方は詳細。しかし、何をやっているか全く分からない。

 それに、羅湖口岸の閉まるのが5時とか書いてある。なので、時間がなかったのは分かる。

 しかし、ちゃんと書けよ自分。そう言いたい。そして、涼しいところに来たらちゃんと記録がしっかりしている。阿鴻小吃で鹵水肉を食べている。しかし、お腹空いてないとか書いてある。多分、ご飯が食べれないのに気がついてない。

 こうやって、思い返してみても、よく無事で、と思う。

 まあこの時は、夜の11時の便で朝5時に日本に着く。

 そこから、池袋までバスに乗り、池袋から自宅最寄り駅まで電車に乗り、自宅には朝8時には着いたとか、書いてある。

 そして、わたしの記憶では、帰宅後、お風呂に入り、その日は一日中寝ていて、翌日はお仕事の面接に向かっている。いや、元気。

 まあ、そうやって味をしめたわたしは、みたび旅に出るんだ。


2回目の主婦のひとり旅です。

今回は初深圳泊。

どんな感じかお楽しみください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ