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ep.7 お友達作り

 「う〜〜〜ん…。Vtuberのお友達作った方がいいのかな?」


花のんはこめかみに手を当て悩んでます。というポーズを作っている。こういうパッと見で何をしているのか表現するポーズを毎回できる花のんは表現者に向いているんだろうなぁ、なんて素人ながらに思ったりする。


「まぁ、友達がいたらコラボとかしやすいよな」


「コラボか〜!コラボなぁ、ボク人見知り激しいからちょっと不安だなぁ〜!!!」


こいつ…!初対面の俺に問答無用で人気者になるまで協力しろなんて言っておいて人見知りだぁ?何をしれっと嘘ついてるんだ、お前ほど社交的で明るくて優しい人間にあったことなんかないぞ!正しくはVtuberだけど。


「コラボとか興味ないなら必要以上に友達作りを焦る必要もないんじゃないか?いつもは推しの配信に行くけどコラボだと行かないって人もいるみたいだし」


「えぇっ!コラボすれば人増える訳じゃないの!?コラボは観ないって選択もあるのっ!!!???」


大きな口を開けて花のんは驚く


「なんか推しだけを観たいって層が中にはいるみたいだな。推しの数だけ推し方があるしそんなに気にするな」


「無理しなくていいならボクはお友達作らなくていいや!唯我独尊!なんてね!キャハッ!」


いつものお花の咲くような笑顔ではなく、雫が弾けるようにパッと笑う花のん。何がそんなに可笑しいのかはわからないが推しが笑顔なら俺も嬉しい、


「おう、お前は1人でも輝けるから大丈夫だよ」


花のんを肯定してあげたくて俺は言葉を足す


「それは違うよ。」


珍しく花のんが否定的な言葉を使って来て驚く


「ボクには君がいる」


そう言いながら俺を見る花のんは薔薇のように気高く、美しく、かっこよかった。

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