恋って何色だろう。
初めての小説です。きゅんっとしてくださるとうれしいです。
「恋って何色だと思う?」 と、隣の席の相沢は言った。
俺は―――――
「桃色、かなー」
「へえー。なんでー??」
「初恋の人が着てた服の色。その人の名前しか知らないけど」
「その人どんな人ーっ??」
なんで相沢に言わなきゃいけないのか分からんが…
「俺より背が高くて、あいちゃんって名前だったと思う。小さい時、俺がいじめられてたのを助けてくれたんだ!」
「…ふうん」
なんだ今度は…
「私は」
「相沢ーちょっと来い!」
「はあい!じゃあまた明日ー」
「うん、また明日。」
帰り道、友達の佐原に相沢の恋の色についての話をしてみた。
「なあ佐原、恋って何色だと思う?」
佐原は俺の方を振り向き、何だ?というような顔で
「小波がそんなこと言うなんて珍しいな」
と不思議そうに聞いてきた。
「相沢が聞いてきてさー」
と俺が言うと、佐原はしばらく考えた後
「俺は金だ」
と答えた。
「てか小波の初恋の話いいよなー。助けてくれて二人で写真も撮ったんだろ?」
俺はガサガサ…とかばんの中を漁り写真を差し出した。
「うん。今も持ってるぞ」
へー!と佐原は驚いた後、
「小波の今の好きな人は?」
と聞いてきた。
俺は佐原の問いに少し顔を赤らめ、
「…相沢。気遣いがすばらしいし、優しいから…」
と言った。
「うまくいくことを願ってるわ!がんばれよな~!!」
「じゃーまた明日!」
ぐっ!と親指を立ててウインクする佐原に返事をし、それぞれの道へ別れた。
翌朝。教室に着いて席に着いた。
「相沢、おはよー」
「うん。小波おはよー」
その時、相沢の机から何かが落ちた。
「相沢、なんか落ちたぞ。拾うわ」
「ありがとー...」
拾い上げ、相沢に渡そうとした。
ん?これって俺の初恋の人と撮った写真…?
確か俺とその子それぞれ一枚ずつ持ってたけど、相沢が俺の初恋の人?!
それならいいな…なんて思っていたら、相沢が大きな声を上げた。
「あっっっ!!!!!!!見ないでっ!私の初恋の人とのツーショットだからっ!!!」
「いや…これ俺と初恋の人だぞ?俺もこの写真持ってるし…」
「「てことは、俺ら、私たち両想いなのかっ~!!」」
「「好きです!付き合ってください!!!」」
「「はい!よろこんで!!」」
相沢は涙ぐんでいた。
そこへ佐原が来て、
「いやぁよかった!!俺はすべて真相を知っていた、二人から相談を受けていたからな…」と2人を交互に見た。
「「佐原、ありがとうっ!!」」
〜End〜
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