塩
サラとタラが俺を主と呼ぶ。
もう諦めた。
この世界、俺には理解出来ない世界だ。
人間、諦めが肝心である。
なるようになるさ。
食料問題も解決している。
が!
塩
塩が無い。
この世界に来て、何年たっただろう。
この森は、冬が無いようだ。
地獄のように暑い季節と、春や秋のような季節はあるのだが、寒い季節は無い。
原因は近くにある火山のようだ。
暑い季節が5回は来ただろうか。
ひたすら森の中で食料補給し、食ってきたが、塩は買い置きを、使っていた。
ホームセンターなどでも売っている5キロ入りの紙袋の塩。
それが四つあったのだが、残りが半分を切った。約2キロちょいというところか。
狩の時に、岩塩とか無いかと探したが、見つからなかった。
このままではヤバイ。
「アカ、ちょっと上空から海とか見えないか見てきてくれない?」
ペットにものを頼むとか、俺も染まってきたなと思う。
「主、かなり前に、この森の外周を回って見たことあるけど、海は無かったよ。」
アカが答える。ちなみにこの森、かなりの広さがあるようで、アカが外周回って帰ってくるのに2週間かかった。
「塩が残り少ないんだよね。海が有れば塩が補給できたのにな〜」
俺が言うと、
「人里だったら有ったよ?」
「早く言えよ!」
「いや、塩とか知らないから!」
てな事で、塩を手に入れる為に、人里に向かうことにする。
ちょっと話進めますね。
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