Re ?.5 作戦会議は現場で
少し遅れました… すみません。
エピソード0ぽい話になります。
大筋な話の間の話、実験的に試してる(主人公と別視点な話)になるので短いです。
医療機器に囲まれた場所。
そこは関係者にとって奇跡が起きたり、怪奇現象や摩訶不可思議な現象が起こる場所として
以外にも有名な場所であり、不思議な現象が発生しても特段気にする事無く、必死に作業を行っていた。
より、正確に言うと、現象を気にするのでは無く、目の前の問題解決に全力を出している都合上その他に気にする余裕が無いと言うのが正しいだろう。
そのような場所である為に、光の玉が突如出現しても何も問題は発生しなかった。
「時間跳躍成功と思われる」
『時代と所在を調べる必要性がある』
光の玉がフヨフヨと室内を移動する。
「医療関係の施設だと思われる」
『カルテを拝見 2016/12/19 11:19 交通事故』
「時代を遡りすぎた 成功確率の高い計画が失敗」
『計画変更の推奨』
「100年程度の休眠後、再度計画推進?」
『それが推奨され…』
ピーと言う無機質な電子音が鳴り響く。
心電図を表す表示が完全なフラットになっている。
その機械に繋がれた、一人の女の子が医学的に死亡したことを伝える悲しい音である。
施術をしていた医療関係者が無言で手を止め、何人かは悔しさのあまりだろう、机に手を叩きつける者も居た。
「… 移動を推奨」
『…』
そのまま、光の玉は部屋の壁を通り抜け、別の部屋へ侵入する。
光の玉は病院から抜け出そうとしているのだろう。
先ほどの隣にあったの手術室では今にも死にそうな瀕死の重傷の若い男が居た。
「家族はダメだったが、この少年だけでも絶対に助けるぞ」
そう言いつつ、慎重に施術を続ける初老の男性医師。
「ええっ」
同じ年の子を持つ母親として絶対に助けるという強い、想いを持った看護師。
「こちら、縫合で、出血が止まり、止血が完了しました」
若い男性医者、彼は人を助けるというより、自分の為に施術していた。
「この時代の医学技術では持って数分だと思われる」
『一応予備プランの発動の考案を』
「この少年を?」
『我々が手助けすれば助かる可能性は高い
物理的に干渉できない我々の代わりに文字通り、手足となってもらう計画
事故で家族を失ったようだから都合も良い』
「DNA的に変質が無い時代の人間
成功率一桁台す予備プランに一致する人材」
『残りは、100年以上待ち、すべてを止めるプラン
または、数万年後に再度時間跳躍を行うの2択しか無い
あまり機会を損失するのは得策でない』
「少年の意識へ入る」
『説得開始』
次の話より物語の主人公が出てきます。
小説の執筆よりゲームが楽しい… 書く速度が上がらないよー。