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異世界征服物語  作者: COCO
第一章 辺境編
1/23

#01 異世界現界

十文字聖馬じゅもんじせいま18歳は死んだ。

理由もなく、いきなり刺されたのだ。

聖馬に襲ったやつの心当たりはない。

帽子を深くかぶり、刺した後、何かつぶやいていたようだ。

だが、薄れゆく意識の中、聖馬はそいつが何をいったのかはわからなかった。




一面、白の空間。

どこが上でどこが下かもわからない漠然とした所。

しかし、聖馬はそのことになんの違和感も感じていなかった。


(これが死んだということなのか?)


どうやらここは死後の世界のようである。


明らかに天使の格好をした者達が、聖馬のような死者を、どこかへの入り口に案内している。

その入り口とは、白の空間にポッカリ浮いているようにみえる、見た目どおりの入り口である。


「はいはい、新しく死んだ方はこの列に並んで並んで~」


天使達が、手を叩きながら死者を集めている。


聖馬は正直、この死を全く受け入れたくなかった。

なぜなら、血の繋がらない妹・美羽みわを、現世にひとり残してきてしまったからだ。

聖馬と美羽の両親はすでに他界しており、身内と呼べるのは自分だけ。

自分がいなくなれば、彼女は天涯孤独となってしまう。


(そんなことはできない)


だから聖馬はなんとしても現世に戻らなければならなかった。

だが、どうすればいいのか全くわからなかった。

それで仕方なく、彼は列に並ぶことにした。


聖馬は周りの会話に聞き耳をたてた。

どうやらあの世へ行く前にひとりずつ、神様に面談して、今後の身の振り方を決めなければならないらしい。


閻魔様えんまさまみたいなものか・・・)


聖馬は思う、身の振り方とはなんだろう?

天国へ行くか、地獄へ行くか、なのだろうか?

できたら生き返りたいのだが、やはりそれは無理なのだろうか?

そんなことを考えているうちに、どうやら聖馬の番がきたようだ。

彼は呼ばれるままに、入り口に入った。





ここは入り口の中の空間。

相変わらず、白一色で上下左右がわからない。

だが聖馬の目の前には机があり、その席には神様らしき人が座っていた。

その机の隣には大きな姿見のような鏡が置いてある。


「お前、なにやってたんだよ?」


この空間に入ってしばらくたった。

聖馬は神様に延々説教されていた。

神様が言うには、実は彼はとても優秀だったらしい。

だが、その優秀さに見合う行動を全くしてなかったのだ。


「お前、自分の才能に気づかなかったのか?」


聖馬は思う、もちろん、気づいていた。

周りの者よりなんでも早くできたと思うし、自慢じゃないが、割と女の子にももてた。

スポーツも好きで、学校の成績も良かった。



「その程度当たり前だろ、最強スペックなんだから」



(は?)



「お前、やっぱり気づいてなかったか・・・」



神様が言うには、不況で、みんな保守的になりすぎて

どいつもこいつも自分を殺してしまっているとのこと。



「お前もそれだ。全く実力を発揮してない」



聖馬は思う、確かに自分の欲求を押し殺していた部分はあると。

だが、彼にも言い分があった。

親が急死したこと。

妹を支えなければならなかったこと。

妹のためにも、常に正しく、強くあらればならなかったこと。

そう思い、社会の規範から外れるようなことはせず、こつこつ頑張る姿を

妹に見せているつもりだった、親代わりとして。

周りのひとたちも、それを理解してくれていたのか、自分たち兄妹には親切にしてくれていた。



「勘違いするんじゃねーよ、妹のために自分を犠牲にする兄貴なんて、お前の妹は望んでねーよ」



(な、なに?)



「お前はな、ただ自己犠牲という名のヒロイズムに酔っていただけだ」



聖馬にとってこれは聞き捨てならなかった。

たとえ神様といえども。

彼は妹のために、やりたいこともせず、彼女を支えてきたのだ。

自分の勉強だって、結果だけはきちんと出してきた。

バイトして、妹がはずかしい思いをしないよう、必要なものは全て与えてきた。


それもこれも、彼女の笑顔を守るためだったのだ。



「だからさ、それが彼女にとっちゃ苦痛なんだよ。お前のことを良く知っているだけに。もちろん感謝はしているぜ、これ以上にないくらいにな。だが、その結果がこれだ」



そういうと、神様は自分の隣にある大きな鏡を指差した。

そしてそこに映っていたものは、


病室のベッドで昏睡状態の聖馬と、見守る妹の姿だった。


妹は聖馬の手を握り、目に涙を浮かべている。

彼が刺されて以来、時間があれば必ずここに来て、面会時間いっぱいまでこうしているそうだ。


(あれ?)


聖馬に根本的な疑問が生じた。


「神様、俺死んだんじゃ?」


「まだ死んでない」


「は?」


「正確にいうと、生と死の狭間はざまにいる」


聖馬は一気に心躍こころおどった。


それなら神様次第で、また元の生活に戻れるかもしれない、そう思ったのだ。


それに聖馬からすれば、あんな妹の姿を見たら、帰らないわけにはいかないのだ。


「神様、お願いします。俺をあそこに戻してください。妹にあんな辛い思いをさせとくわけにはいきません」


「無理」


あっさり否定される。


「じゃ、やっぱり俺はこのまま死ぬのですか?」


「それも、できない」


「えっ、できないって?じゃあ、俺はどうなるのですか?」


「それが問題なんだわ。さっきも言ったが、お前は能力高い割りに、現世での経験が少なすぎるんだわ。それで判断できないだわ」


「えっと、じゃあ俺は」


聖馬はとてつもなく嫌な気持ちになった。

次に神様がいうセリフが予想できたからだ。



「このままだと、この生と死の狭間はざまを永遠にただようことになる」



やはり予想どおりだった。


(しかし、どうしよう、このままはマズイ。この宙ぶらりの状態だと、妹はずっとあのままだ。俺が生きるか死ぬかを、早くはっきりさせないと妹は前に進めない。だがどうすればいいのだ?)


聖馬は思い切って、神様に胸のうちを暴露した。


「神様、俺、どうしても妹の元に戻らなければならないんです。どうすればいいんですか!」


こんなことを神様にお願いすることがおかしいことは、聖馬もわかっていた。

だが、それでもなお、聞かずにはいられないほど、彼は追い詰められていた。


そんな聖馬を見かねて、神様がこう言ってきた。


「ならお前、リミッター外して別世界でやり直して来い。転生じゃなく現界でな」


「へ?リミッター?別世界?現界?」


神様は聖馬にわからない単語を連発した。



神様がいったことはつまりこうだ。



リミッターすなわち、心のブレーキ。

聖馬が実力を十分発揮できなかったのは、強力なリミッターがかけられていたからなのだ。

聖馬が現世に転生する前に、その最強スペックに恐れを抱いた出生の神が、彼にいわゆる善意、良心、恐怖といった心のブレーキをリミッターとして、植えつけたのだ。

だが、それがあまりにも強力すぎて、彼はまったくその才能を生かせなかったのだ。


別世界に降りる理由。

聖馬にとって、これはあくまで「現世での彼の人生を判定し、生死を決定するための追試、補習授業のようなもの」らしい。そこで「足りない経験を補って来い」ということなのだ。

現世には彼の元々の肉体があるので降りられない(降りたら、病室で目覚めることになる)。

そのため、別世界に降りざろうえないのだ。


転生ではなく、現界する理由。

転生だと「死亡した後、新たに別の人間として再スタート」ということになってしまう。

なので、あくまで、今のスペックで、今までの記憶を引き継ぎつつ、今の肉体でやり直さなければならない。

ただ、今回降りる世界は、皆、少なからず魔力を持つ世界なので、それに合わせた調整として、聖馬にも魔力が使えるようにするとのこと。



説明が終わると、神様はすぐに聖馬に目を閉じるよう命じた。

目を閉じてる間、神様が彼に何をしたのかはわからない。

一瞬、苦しくなったが、すぐに心が軽くなり、全身の動きが良くなったように感じた。


「もう、目を開けても良いぞ」


そういわれて、聖馬は目を開けた。

神様のすぐ前に、小柄で金髪のかわいい女の子がいた。

古代ギリシャの女性がよく着ていたような白いワンピース姿で。

その子は、こちらをじっと見つめていた。

すこしすねたような表情を浮かべながら。


「さて、お前のリミッター(心のブレーキ)は取り除いたぞ。魔力も使えるようにしといた。もうやってやることはない。さっさといって来い。行き先はあそこだ」

神様はまた鏡に指差した。

そこには目的地の上空からの眺めが映し出されていた。


「レムリア大陸だ、ここで暴れて来い」


神様は聖馬の肩を叩き、今にもその世界に放り込もうとした。


「ちょ、ちょっと待ってください。俺、そこに行って何をすればいいんですか?」


聖馬は根本的な質問をした、つもりだった。


だが、それを言った瞬間、静まり返る神様。


「甘えん坊」


「えっ?」


「甘えんじゃねえ!」


(そ、そんな急に突き放さなくても!目的もなくいきなり放り出される身にもなってくれ。)


聖馬は、突然の神様の「甘えんな」発言に反感を覚えた。


「お前、今、目的もなく放り出される身にもなってくれ、とか思ったろ?」


図星であった。


「だから、甘えん坊なんだよ。考えてもみろ。お前が現世に生まれたとき、はっきりとした生きる目的を知っていたか?違うだろ?それを見つけることがまずお前のやるべきことなんだよ。それができなかったから、今、お前はこんな事態に陥ってるんだろうが!」


聖馬は返す言葉もなかった。


(そうか、俺は生きる目的さえ見つけられなかった「甘えん坊」だったんだ)


「お前が、魔法世界で何をどうすればいいかなんて、神である俺でさえ、わからんわ。見るまま感じるままに行動して、答えは自分で見つけ出すしかないだろ」


聖馬はうなずかざろうえなかった。


「わかりました、行ってきます」


彼は神様に覚悟を決めたことを伝えた。



何があってもありのまま受け入れよ。

そして自分のすべきことをせよ。

答えは常に自分の中にある。



そんな言葉が急に聖馬の頭の中に聞こえてきた。

これが神様の彼へのはなむけだったのかもしれない。



次の瞬間、聖馬の身体は神様の前から消えていた。



「あっ!いい忘れたけど、(その世界に)いれるのは、そっちの時間で一年だからなー」


「えええええーーーー」


こうして聖馬は魔法世界へと旅立った。





まぶしい光が聖馬を照らす。

彼は目を覚ました。

見上げると穴だらけの屋根が見える。

そこから日の光が差し込み聖馬を照らしていた。

周りを見ると飼い葉が所狭ところせましと積んである。

突然、横から何かが聖馬の頬をめた。

ぎょっとして、そちらを向くと、馬であった。


どうやらここは馬小屋のようだ。


(馬小屋に降臨、まるでキリストや聖徳太子だな)


そんなことを思いつつ、聖馬はよろよろと立ち上がり、水を探した。

喉がカラカラなのだ。

外に出ると、井戸があり、水の入った桶があった。

是非もなくそれを飲む。

生き返るような感覚だった。

こんなに水をうまく感じたことなんて、今までなかった。

そして、聖馬は桶の水に映った自分の顔を眺めた。


間違いなく自分の顔だ。


聖馬は、あの生と死の狭間での神様との会合も、元の世界で殺された(?)ことも憶えていた。

そっと胸に手を当ててみる。

そこは刺されたところだ。

見てみると、傷は塞がり、大きな傷跡が残っている。


(服は?)


よくみると、聖馬は腰に剣をぶら下げ、上下揃いの服を着ている。

まるで、剣士といった出で立ちだ。

この世界に合わせた調整をしてくれるという約束だったが、この世界ではこれが聖馬のあり方ということか。


(剣士か、悪くない!)


聖馬は神様が与えてくれた立場に少なからず心をくすぐられた。


(そうだ、調整といえば魔力だ、俺は魔力を使えるんだろうか?)


こればかりは今の聖馬にはわからない。

彼がいた元の世界には魔力は存在しなかったのだから。



「きゃあ!」



突然、聞こえてくる女性の悲鳴。

すぐ近くだ、この小屋の裏手あたりだ。

聖馬は見つからないように、小屋の影に隠れながら、裏手がのぞけるところに移動した。





「見つけたぜ、お嬢さん」

「逃げられはしないよ」


話し声がする方をみると、大柄で醜悪しゅうあくな男たち2人に、若い女性が拘束こうそくされつつある。


「触らないで!ここはあなたたちオーガの来ていい場所じゃないわ!さっさと帰りなさい!」


威勢よく2人の男たちに命令する彼女。


「そーいってもねー」

「なんか立場わかってないんじゃないですか?お嬢さん」


2人のオーガ?と呼ばれた男たちは下衆げすな笑い声を上げるだけだった。

そして、彼女の身体を身動きできぬように押さえつけ、全身を撫で回していた。


「やっぱり、人間の女は最高だな」

「ああ、特にこの娘はかわいいぜ、スタイルもいいし」

「同じ女でも、俺たちオーガの女とはまるで違うぜ」


彼女が抵抗できないのをいいことに、好き勝手なことをいい、蹂躙じゅうりんし続ける。

苦悶くもんの表情を浮かべる彼女。


「おい、そろそろ我慢できなくなってきたぜ」

「俺もだ」

「人間の女はいい子を産むって言うしな」


2人は彼女を馬小屋に引っ張り込んだ。

そして、彼女の服を一気に引き裂いた。


「いやーーーっ、誰かーー」


彼女は反射的に助けを求めた。

だが、こんな辺鄙へんぴそうなところで声をあげても誰にも聞こえないだろう、聖馬以外には。


興奮した2人のオーガは、いまにも彼女を犯そうとしていた。



「なにやってんだ」



この声の主は、他の誰でもない、聖馬自身のものだ。

彼は頭の片隅で驚いていた。

あの慎重な自分が、無意識に、何の考えもなく動いていたことを。

聖馬は、腰の剣を手馴れた手つきで抜き放った。

元の世界で、学校の体育でちょっと剣道をやった程度で、こんなに手馴れた手つきで剣を扱えるわけはないのに・・・

これが、この世界に合わせた調整の結果なのか、リミッターを外したということなのか、それとも神様のいう最強スペックのなせるわざなのか、今の聖馬にはわからない。

ただもう、あとは自分を信じて、あの2人に向かうしかないのだ。


「なんだ、てめえは」

「どこから現れた!」


2人は聖馬を見て、少し驚いたようだったが、彼の体の大きさからして

たいしたことはないと踏んだのか、彼女を離し、軽く笑いながら剣を抜いた。


「男も手柄にはなるんだったよなあ?」

「ああ、首を持っていけばな」


2人はニヤニヤしながら、こちらに向かってきた。


「2対1で勝てると思ってんのか?」

「ガキのくせに格好だけはつけやがって」


2人は聖馬を完全に見下し、左右から取り囲もうとしていた。

そのとき、彼の胸の傷跡がわずかにうずいた。

同時に、自分をこんな目に合わせた、あの事件に対する、やるせない気持ちが彼自身を支配した。


もう、何も考えていなかった。


「ああ?」


そういうが早く聖馬の剣は、まず左のオーガを横一文字に切り捨てた。

真っ二つだった。


その光景に一瞬目を奪われる右のオーガ。

だが、その一瞬だけだった。

返す刀で、こちらも、一刀両断にしていた。


切り伏せられたオーガの目は、恐怖に満ちたままであった。



「ふぅ」



聖馬は急に気が抜けたように感じた。

しかし、人間ではないとはいえ、2人のオーガを瞬殺しておいて、彼はなんとも感じていなかった。


(これがこの世界での俺なのか)


聖馬は頭の片隅で、そんなことを考えていた。


(そういえば、彼女はどうしたろう?)


聖馬は馬小屋を見渡した。

小屋の隅で、彼女は破れた服をたくし上げ胸を隠し、上半身だけ起こして、こちらを見つめていた。

聖馬は彼女に害意はないことを告げようと、話しかけようとした。


「救世主、聖十字架セイントクロス


彼女はこちらより早くしゃべりだした。


「あなたは救世主様ですか?」


「えっ」


(なんのことだ?)


意味がわからない聖馬。



「お願いします、村を、私たちを助けてください!」



突然のお願いに、どう答えていいか分からない聖馬だった。





「どうやら、うまく現界したようだな」


神様がつぶやく。


「当たり前よ、あたしのセーマだもん」


そう答えるのは、あの金髪の少女である。


「お前なあ、こうなったのも、お前がセーマを雁字搦めがんじがらめにしすぎたからだぞ。」


「ブーッ」


ブーたれる金髪の少女。


「まあ、なんにせよ、そろそろお前の出番だ。あいつにはリミッター外したって、言ったけど、実際にはあんな極端なやつ一人で野放しにしておけないからな」


どんなものでもバランスがとれた状態でしか存在し得ない。

これがあらゆる世界の原則なのである。


「了解。叔父様、あたし行ってきます」


「分かってると思うが、現界したら、お前は女神ではなく、ほとんど生身の人間だ。そしてお前の役目は」


神様の話を引き継いで少女は答えた。


「セーマの暴走を防ぐこと。場合によっては刺し違えても」


少女はニッコリ笑って答えた。


「では、行って来い。我がめい、女神ユニよ」


「行ってきます、叔父様」


そういうと、少女は光り輝きながら徐々に薄くなり、最後には消えてしまった。


少女の出発を見届けてから、神様は後ろを振り返り誰かに話しかけた。


「これでいいですね、兄者あにじゃ


その問いに、無言でうなずくもうひとりの神がいた。


出生の神、そのひとである。


登場人物紹介


セーマ(十文字 聖馬)

T175 18歳 

本作の主人公。

黒髪で中肉中背。

突然の凶刃に倒れ、生死の境を彷徨う境遇となった。

審判の神ガブリエルの意向で、魔法世界であるレムリア大陸に現界。

そこで神様認定最強スペックで無双を始める。

彼は妹・美羽の元に生還したいが為だけに世界征服を企てる。

しかし、自分がなぜ凶刃に襲われたのか、自分がこの世界で真になすべきことは何か、まだ知らない。

天界における彼の正体は・・・?


十文字 美羽

T160 B86(Dcup) W57 H88 16歳 

本作のメインヒロイン。

黒髪の標準体型。

セーマの血の繋がらない妹(そのことは2人とも知っている)

才色兼備良妻賢母のブラコン美少女。

セーマに魔法世界の征服を決意させる。

その後、暴走しだしたセーマの歯止め役として1日1時間限定で現界する。

その彼女の願いはたった一つ、セーマの生還だけである。

天界における彼女の正体は、有翼聖馬ペガサス族出身の女神である。


ユニ

T153 B88(Gcup) W55 H84

本作のもうひとりのメインヒロイン。

金髪の美しい美少女(?)

見た目は15~6歳である。

小柄ながらスタイルが良い。

出生の神ミカエルの娘、審判の神ガブリエルの姪である。

神話の時代より、セーマとは浅はかならぬ関係。

聖馬の中には、生前から善意・良心・恐怖という名の心のブレーキとして存在していた。

天界のおけるその正体は、一角聖馬ユニコーン族出身の女神であり、イカロスの元婚約者である。


ガブリエル

審判の神、ユニの叔父。

天界の実力者のひとり。

ミカエル、ラファエルとともに第2次天地動乱に深いかかわりを持つ。


ミカエル

出生の神、ユニの父。

妻であるユニコーン族出身の女神との間にユニをもうける。

天界きっての実力者。

第2次天地動乱の時は、天界軍を指揮した。

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