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The world of JJ...

always...冬が来たら僕は失恋をする。

作者: 白木院 初

実行者:PP

シークレット相談所:JJ

今年も雪の季節がやってくる。

僕は夏に恋をし秋に告白し冬には失恋を味わっている。

そして、春には何かに没頭していてまた、夏に恋をする。

この嫌な季節に僕はただ無我夢中に失恋を味わうのだ。

振られ方を振り返ってみれば全部自業自得としか言わざる終えない。

覚えている限り記憶をたどれば・・

1回目は自然消滅。

2回目は友達を利用し告白したがその友達も好きだったため終わる。

3回目は片思いでマイナスに考えて終わり。

4回目もこのパターン。

そして、今回の5回目は、普通に僕のことが好みではなかった。

さぁ、結論的に言おう。

僕は、もてない。

これしかいえない。

性格は必ずいいはずなんだが、やはり見た目が大事だと気づかされる。

周りにいるのは、ルックスの完璧主義者ばかりで反吐がでる。

でも、奴等はいい奴で、どう見ても恨めない臆病者たちばかりだ。

そう、悪いのは異性の奴等。

どう見ても僕のことをわかっていないのだ。


さて、こんな愚痴を吐きにJJさんに相談をしているわけなのだ。


「JJさん、毎回同じだとこんな俺でも逆に実行されてしまっていて。」


「ふむ。君は良く働いてはくれるけど、そういうところは他の人とは変わらないな。君はいつも霧消で無表情で存在あり続けなくてはいけないよ。」


「僕、冬って嫌いです。全て過去になってしまう。そして、春になってまた新しい恋をするなんて・・。僕の未来の道は・・・閉ざされている・・。」


「人に道はないよ。あるのは目標のみ。人が道と呼んでいるのは、ただの恐怖に過ぎない。」


「?」


「簡単に説明しよう。僕等人間が道と呼んでいるのは、あれが待っている、あれをしなくてはならない・・そう恐怖・・まぁその他にも面倒なことばかりだ。人間はそれを道と呼ぶ。快楽のある、輝きのある目標のために自分を犠牲にするのが・・すなわち【道】だよ。」


「・・まぁ、いいや。僕はただ実行するだけ・・か・。寂しいですよねJJ、僕って。」


「そうだね。君はきっと病気だよ。いや、僕等が病気にさせようとしているのかな?孤独の病気。」


「いえ、僕はJJさんがいますから・・。」


「・・そうだね。僕等は関わりあって生きている。」


JJさんはいったい何者なのかはさておき。

まだまだ、人と関わるのは辛いことだ。

はぁ・・僕を好きになってくれる奴はいないんだろうか・・。




「君は、自分の現在の開放と愛を誰かに求めているだけだよ・・・。仕事は一人前だけど精神は僕の弟子よりはまだ、及ばないかな?」



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