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女神降臨  作者: 塔子
85/103

【84】

金曜日、放課後、学校の図書館。


先週借りた本を返し、また借りて帰る。


本棚と本棚の間を歩く。窓からは黄赤色の夕日が差し込んでる。


バサッ。


後ろで本が落ちた音。振り返り足元を見る。


開かれたページには、挿絵があった。


さっと、身を屈めその本を拾って本棚に戻す。



校門を出て、家へと向かう。今日はバイトが無い。


自転車に乗って10分ほど走る。


マンションの6階が私の家。エントランスを通って、鍵を鞄から出して鍵穴に入れる。



「ただいま~」



勿論、返事も無ければ、出迎えてくれる人も居ない。


居ないけど「いってきます」と「ただいま」だけは今も言い続けている。


部屋の明かりを付けて、両親の写真に向かってもう一度「ただいま」と…。



――何だろう?



図書室に居た時から変な感じ。


何か忘れてる?でも、何を?


とても、大切な……。思い出せない。


いくら、考えても仕方ない。


今夜は早く休もう。明日も朝からまたバイトだもん。


とりあえず、制服から部屋着に着替えて台所に向かう。


一人の夕食を缶単位済ませて、シャワーもして、髪もちゃんと乾かし三つ編にしてベッドに潜り込む。


サイドテーブルにある目覚まし時計に手を伸ばそうとした時、キリキリとした痛みが頭を――。



何?急に?頭が痛い…。



――ヨーコ!



誰?


頭の中で誰かが私を呼んでる?


それより、本格的に頭が痛くなってきた!


目覚まし時計を掴み損ねて、ベッドから落ちた。



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