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女神降臨  作者: 塔子
84/103

【83】

さっきまでぼんやりだったのが、もう見えなくなってきている。


私はもう一度言う。



「シュ…カ…居る?」

「傍に」



そう言って、私の黒髪を撫でてくれる。


優しい手。目を閉じると涙が一筋頬を伝い落ちる。



「最期の……、願い……、聞…い…て…」



私の口元に耳を寄せて聞いてくれるシュカ。もう、か細い声しか出せない。



「私の…願い…は――――――――――」

「その願い、叶えよう」

「絶対…よ…」

「約束だ」



人の死など、こんなに呆気無いものなんだ。


私は罪人だから、罰が下ったんだ。


いずれこんな日が来るだろうと心の何処かで思っていた。


これで、私の罪も許して貰えるだろうか?


死んだら、お父さんとお母さんに会える?


きっと「こんなに早く来るなんて」って怒られてしまう?


これでも、私は私らしく生きてきたんだから――許してね。



シュカは絶える事無く私の髪を撫でている。


私の瞳は、もう暗闇しか映さない。


息をするのも面倒になってきて――。



「み…んなに…、ごめ…んね…って、それ…と…、ありが…と…つた…え…て……――」



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