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女神降臨  作者: 塔子
79/103

【78】

「いい加減、起きませんか?」



ノックと同時にドアを開けて入ってくる宰相補佐官。



「ジェラルドさん!お、おは、おはよ!」



慌ててベッドから飛び出る。いきなり温かいベッドから出たので、くしゃみを一つ。



「ヨーコさん“おはよう”と言いたい所ですが、既にお昼過ぎてます」



な?なに~~~!!


って事は、全然覚えてないけど、昨日から今まであの男と一緒に寝てたって事なの~~!!!


ソファにかけてあったガウンを取ってくれる、そして私はすっぽりと金の髪の青年の腕の中。


緑の瞳が近付いてきて――。



「風邪なんて引かないで下さいね」



と言って額に口付けをしてくる。


私も慣れて来たのか“ありがとう”と言って、ガウンに手を通す。



「おまえら、俺の前で!」



あ、怒ってるよ。国王陛下が。



きっと、ジェラルドさんはこの朝の挨拶を止めないと思う。


だって、アースレイの反応を見て楽しんでるもの。


まぁ、スキンシップ程度のものなんだから、そんなに目くじら立てなくても……。


もう、仕方ないな~。


溜め息と愛しさと幸せな気持ちが私を動かす。


濃紺色の髪に触れ、軽くキスをする。「愛してる」という言葉と共に。


これが私の朝の日常になるんだろうな~、なんて想像してみる。


それも、悪くない?

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