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女神降臨  作者: 塔子
77/103

【76】

そして『女神』の傍らには『霊獣』。


『霊獣』が、私を見上げている。


目が合い、少し微笑んで見せると安心したのか、黄赤色の瞳を細め亜麻色の身体をすり寄せてくる。


振り返ると、アースレイが立っていた。



「――?!」



でも、私の目には小さな男の子に映って見える。


アースレイが一歩近付く毎に込み上げてくる衝動。



“抱き締められずにはいられない!”



そして、掠れた声はすでに私の声色とは異なっている。



「ごめんなさい…。あの時、こんな風にあなたを抱き締めてあげれば良かった…」



私は濃紺色の髪を優しく撫で、強く抱き締めていた。


私であって、私ではない。そんな私をアースレイは抱き留めてくれる。


きっと、アースレイには分かったんだ。


私の中に居る誰かの事を…。


意識を完全に失う寸前、アースレイはその人の名を呟いた。



“アヤ”



それは先の『女神』の名前だった。

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