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【67】
ジェラルドさんは私から離れてアースレイの方へ。
そして、ボソボソと話しかけている。
アースレイの肩をポンと軽く叩いて去って行く。
「アースレイ、あの…」
一体何なの?
「おまえは、本当に他のヤツには隙だらけで…」
と、言って手を引っ張られ、連れて行かれる。
「ちょ、ちょっと、なに怒ってるのよ?」
「当たり前だろ!気に入った女が他のヤツに抱き付かれたりキスされたりしてるのを冷静な気持ちで見てられるかっ!!」
き、気に入った女って…。
「わっ、私っ?!」
「こっちの方が速い」
「え?…きゃ…」
なに勝手に抱きかかえてんのよ~!
許可無しに抱っこなんてしないでよ~!!
「ちょっと、降ろしてよ!」
「降ろしたら、逃げるだろう?また、俺を投げるのかよ?」
「そ、そんな事……しない…」
そう言うとやっと降ろしてくれた。
ここはアースレイの部屋。いつの間に…。
「アースレイ、聞いて!投げちゃった事は謝るから!…ごめんなさい!!」
「…ヨーコ、おまえなぁ~」
呆れ顔のアースレイ。
「え?…違うの?」




