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“私も消えて居なくなる?”
「私は…」
「おまえも『女神』として生きて、帰るんだな」
「そ、そんなに帰って欲しい訳!!」
私はもう泣いてなんかいない!まっすぐと青灰色の瞳を見る。
「私だって、帰れるものならとっくに帰ってたわよ!でも、私は帰らない!ここに居る!!そう決めたんだから!!!」
半ば、意地になって言う。
「ヨーコ…」
「なによ!!」
「おまえ、やっぱりジェラルドと一緒になるんだな。だから“ここに居る”と言うんだろ?」
「へ?――ジェラルドさんと?」
ジェラルドさんと一緒になるって…?一体、いつの間にそんな話になってるのよ~?
「そ、そんな訳ないでしょ!私達、何も無いもん!!」
「本当か?」
「う、うん!」
「本当に?」
「もちろん!!」
「嘘は…」
「くどい!!!」
そりゃ、全く無いって言ったら嘘になるかもしれないけど。
でも、私は――。
青灰色の瞳が、氷の如く冷たく光ってる。
目を逸らす事なんて出来ない!と思った瞬間、引き寄せられる。
顎を持ち上げられ唇に柔らかいものを感じる。
今の、――なに?




