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女神降臨  作者: 塔子
41/103

【40】

「何処に行きましょうか?」



そう言われると困るってしまう。だって、まだこの辺りの事知らないから。


でも、う~んって考えて「広い場所」と、曖昧に答えてしまった。


それなのに、ジェラルドさんは「仰せのままに」だなんて。


まるで、お姫様扱いじゃないですか。






私は、ちょっと気になってたさっきのおじいさんの事を話題にしてみる。



「あぁ、あれはこの国の宰相で、俺の父ですよ」

「え?お父さん?」



まさか、お父さんだったなんて…。


知らなかったとは言え、私はさっきまで“おじいさん”って呼んでたんだけど。



「いいですよ。父は、もう60は過ぎてますから」



と、言って相変わらず煌くような笑顔を見せる。



「俺は遅くに生まれた子供で、似てないでしょう?俺は、母親似だから」

「そうなんだ~。でも“おじいさん”だなんて、呼んでごめんね」

「今度、見かけたら声をかけてあげて下さい。あれでも、貴女のファンなんですから」

「はぁ…」



『女神』って何?アイドルですか?






私が、提案した広い場所。


どこまでも広がる草原にやって来た。


でも、期待していた場所は枯れて土に還ろうとしている。


私は手のひらに気を集中する。青い炎が浮かび上がる。


さらに気を集めると炎は大きくなり、それを大地に放つ。


草原は緑の大地に蘇り、花々も咲き乱れる。



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