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女神降臨  作者: 塔子
29/103

【28】

「…ジェラルドさん、どうぞ」と、中に招き入れる。


ジェラルドさんは忙しい中、こうして私の様子を見に来てくれる。


「どこか怪我とかしていませんか?」と尋ねると、「大丈夫ですよ」と、笑い掛けてくれる。


会う度に必ず尋ねる言葉。


初めて『女神』の力を使う事になったのは、この人の怪我を治したいって思ったから。



「明日の朝、一度城に戻りましょう。お迎えにあがりますから」

「は、はい」

「では、また明日…」

「あの、…あ、アースレイはどうしてる…かな~?なんて…」

「相変わらずですよ」



「そ、そっか~」エヘヘって、笑って何となく誤魔化して「明日ね」と言って、ジェラルドさんを送り出す。


アースレイとは、あれっきり会ってない。ここに来てからも。


きっと会っても「帰れ」って言う。それなのに「俺のだ」発言。


一体どっちが本当の彼の気持ち……?



「いっその事、帰っちゃおうかな~?」



そうしたら分かるかも、自分の気持ちも彼の気持ちも。


と言ったところで、帰り方なんて分かんないけど…。



「帰りたいのか?」



シュカが、問う。


あれ?さっきまで、獣姿だったのに、いつの間に人の姿に?


――って言うか私、声に出してたの~?


自分の気持ちを…。慌てて訂正する。



「あのね、別に、帰りたいって、心から…おも…って…」



最後まで、言わせて貰えなかった。



だって、シュカは私を抱き締めて――。



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