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女神降臨  作者: 塔子
28/103

【27】

国境付近の戦場に来て、2週間。




私は、最後尾に位置する救護班に居る。


出来る事と言えば、今の所治療のみ。だけど、私が…、つまり『女神』が、居るというだけで士気がこんなにも違うなんて。


怪我をしても『女神』が、居るからって無茶し過ぎでは?


死なない程度に頑張れって、誰かが言ってたっけ。そういう事を言うのは、止めて欲しい。


私の傍らには、シュカ。獣姿でいる。


こっちの方が、本来の姿だとか。


先日、シュカに「どちらがいい?」なんて訊かれても「どっちもシュカでしょ?シュカは、シュカだもん。どっちでもいいよ」と、答えた。


力の使い方にも、慣れてきた。


でも、シュカは「あまり使い過ぎるな」と言う。


確かに、使う度にちょっとした疲労感。


昔、身体が弱かったからかな~、なんて思うけど。


でも、少し休めば…、元気!元気!若いんだもん!このぐらい平気。



『女神』って事で、特別に私専用の天幕が用意されている。


仕事が無い時は、ここで休む事が多い。


シュカは相変わらず、隅っこで丸くなって目を閉じている。


私もこんな時、考えてしまう。



元の世界に、帰ったら…。帰れなかったら…。



どっちにしても、働いて自分一人で生活していかなくちゃ。


1年間、そうやってバイトと学校と…。


独りで頑張ってきたんだもん。場所が、変わっても結局、同じなんだね。



「―――ヨーコさん」



外で呼び声がする。この声は。


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