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女神降臨  作者: 塔子
15/103

【14】

不思議な感覚が、身体中を駆け巡る。


この気持ちを何と呼べばいいんだろう?



「名は?」

「――ヨーコ」



『ヨーコ』


ドキッとした。


私の名前を口にする彼。なんて甘く優しく囁くのだろう?



「ヨーコ、我に名をくれぬか?」

「え?」

「我に名を…」



黄赤色の瞳が私を見てる。私だけを。


私が映る、黄赤色の瞳。



朱夏(シュカ)

「シュカ…」

「あ、もしかして気に入らない?確か“太陽”って意味もあったと思うんだけど…」

「………」

「えーっと、目がね、太陽みたいに暖かい色で綺麗だったから…」



私って、こういうセンス無いんだよね~。


いきなり名前なんて言われても困る。でも、どうして名前なの?



「あぁ~、ちゃんと考えるからね!ちょっと待ってて」

「シュカでいい。ヨーコが与えてくれるものは、全て愛しい」



今、さらっと赤面する様な事言った~?


言葉が出ない私にシュカは口元を上げた。



「契約は成立した。ヨーコが、望む全てを我が叶えよう」



そして、私は『女神』になった。


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