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第29話カフェでの一服

「はぁ試合か…あの頃の感じは好きだけど…」

俺は帰り道の中考えていた。自分は一度引退した身…陸上は好きだ。そう自信を持って言える。だが、やはり引退した身だ…もう一回出場したら気付いた人に何か言われるかもしれない…そういう不安が俺の中にあった…

「ま!あの頃みたいに走るのが好きなったらいっか!」

だが、そんな不安など走れば治る。それが俺だ。あの…小学生の頃を思い出すんだ…あの最強で最速だった頃に…

「楽しみだな、試合…」

俺は心には隠し切れない陸上への愛情があったようで気付いたら言葉に出ていた

「蓮斗〜〜〜〜!」

「おぉ遥香も終わったかどうだった初めての陸上は?」

「楽しいね〜走るのは元々好きだから続けられそうだよ!」

「なら良かった」

遥香も練習が終わり俺を見つけ相変わらず凄いスピードで来て陸上は楽しいと言った

「あっ蓮斗君と遥香ちゃん終わったんだね…」

「おぉ!澪ちゃんも丁度吹奏楽部の終わり?一緒に帰ろ〜」

澪も丁度終わったのか少し進んだ先に歩いていた。だがやはり俺にとって俺含めこの三人が一番落ち着くのは俺だけだろうか?

「帰りにどっか寄ろ〜」

「寄り道は禁止だぞ」

「え〜いいじゃん!ちょっとぐらいさ〜蓮斗は相変わらず真面目だ!私そういうの嫌いだよ?」

「いや…ルールに嫌いも好きもないと思う…」

「澪の言う通りだ」

やっぱ澪は真面目だな〜まぁ、たまにおかしいけどさ…

「澪ちゃんもカフェとか行こうよ!」

「いや、私はやめておく…」

うんうん…澪は真面目真面目

そう思っていたら

「いや!私は行くもん!二人共レッツラゴー!」

「おい!ちょっとまっ…」

「ちょ、ちょっと…」

諦めると思っていたが遥香は諦めないようで俺と澪の手を掴み凄いスピードで俺達を連れて行く…

あっこれ強制的に連れて行かれるやつだ…

「ゴーゴーゴー!」

「ちょ、ちょっと待て!前にもこんな場面あったけど、忘れたのか?澪が着いて行けないって!」

「え?」

「うぅ…足きつい…」

遥香は凄いスピードで走って気分が良いのか少し叫びながら走っていたが…前にもこんな場面があったのを忘れたのか澪が自分の足で出せる回転速度を遥かに超えており、澪の顔は青くなっており完全に終わったという顔をしている

「あっご、ごめん…」

「い、いや…いいよ…はぁ…はぁ…」

「もう少しは澪に合わせろよ…」

遥香は本当に反省しているのか澪を心配している素振りを見せている

「ま、まぁ!切り替えてカフェに入ろうよ!」

「はぁ…まぁ着いたものは仕方ないか…」

「な、なんか…この先も私こうやって連れ回られそう…この為だけに私運動した方が良いの…?」

やばい…澪が運動に進もうとしてる…

「澪は遥香みたいなじゃなくて適度でいいからな?」

そして俺達はカフェに入り席に着き、注文を始める

「私チョコケーキとカフェラテ!」

「俺は…ブラックコーヒーだけで」

「私は…チーズケーキとほうじ茶で…」

案外…一人一人で好みが違うのが分かるな…

「蓮斗ってブラックコーヒー飲むんだ〜雰囲気的には合ってるかもだけど…」

「私…ブラック飲んだことあるけど、苦手過ぎて二十分は口直ししてた覚えある…」

いや…それは苦手過ぎなのでは…?普通は口直しに二十分は聞いたことないんだが…

「私はまずブラック飲もうと思わないな〜絶対苦いじゃん!」

「俺としては苦いだから好きなんだけどな〜まぁ人それぞれなんだろうな…」

「ん〜そういえば遥香ちゃんはチョコが好きなんだよね?」

「うん!大好き!」

そういえば俺の家来てたときもチョコをめちゃくちゃ食べてたな…やっぱ好きそう…

「あっこれって誰が払うの?全員別々?」

「ん?蓮斗の奢りね!」

「え?はっ…?」

「あっ…れ、蓮斗君…ごめん…私今持ち合わせなくて…ご、ご馳走様になります…」

申し訳なさそうに言っている澪に俺は後に引けなくなり泣く泣く払うこととなった…

走るって決めて気分良かったのに結局最悪になった…

29話を読んでくださりありがとうございます!最近はちょっとリアルが忙しく投稿がお休みや遅れることがあることが多くなるかもですがご了承ください…できるだけ早く投稿しますので、、、で、では!次回も楽しみにしていてください!

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