第26話自己採点の地獄…
「おばさ〜ん!今日も来たよ〜!」
「あら〜遥香ちゃんいらっしゃい〜!澪ちゃんもいらっしゃい〜!どうぞどうぞ上がって上がって!」
玄関を開けるとすごいスピードで玄関に来た母さんが遥香と抱き合っている。
いつの間にそんなに仲良くなった…?
「お、お邪魔します…」
澪も抱き合っている遥香と母さんを見て少し引いている様子
まぁ、女子中学生と三十そこらの人が抱き合ってたらそりゃ引くよな…
「母さん悪いが今日もお菓子お願い」
「分かってるわよ〜ちゃんと用意してるよ〜!」
「じゃあ二人共上に上がってて俺持って行くから」
「うん…」
「は〜い!」
俺がお菓子を持って自室に向かっていると中から会話が聞こえた
「澪ちゃん〜社会の自己採点やってみようよ〜」
「え…どうしよう…自己採点…」
「やっちゃおうよ!」
はぁ…自己採点はしない方が良いって言ったんだけどな…
「自己採点はあまりおすすめはしないな、だけどまぁ…社会だけならいっか…」
「やった!!」
俺が許可を出すと遥香はウキウキになって自己採点を始める。澪を見ると澪は自信がなさそうな顔をして自己採点をし始める
数分が経ち二人の自己採点が終わった
「二人共何点だった?」
「私74点!!すごくない!?」
遥香が74…すごいな
「私…70点…」
澪も70…二人共頑張ったんだな…
そう思っていると澪の顔が明らかに落ち込んでいるのが見て取れる
「私…負けた…?」
「いやまぁ…大丈夫だぞ?自己採点は言っても自己採点だ。実際返ってくる本当の点数とは限らない…もしかしたら遥香が負けているのかもしれないしな」
「いや!私の勝ちだよ!」
いや、空気読めよ!?今俺澪慰めてただろ!!これ以上澪に攻撃をするなよ!追い打ちするなよ!
「やっぱり私負けた…?遥香ちゃんに…?」
「い、いや大丈夫だ!まだ分からないから!」
「あ、ありがと…」
よ、よかった…ひとまず慰めれたかな…?
「そういえば蓮斗は何点だったの?」
「俺は94点だな…実際は何点か楽しみだな」
「あはは…もう驚かないや…」
「蓮斗君相変わらず頭良い…」
二人はもう慣れたような顔をして呆れている
「もぐ…美味しい〜」
「食いっぷりいいよなホント」
「それ程でも〜」
「いや、褒めたつもりはない」
「よく食べるね遥香ちゃん…」
「まぁね〜食べても太らないからよく食べちゃうんだよね」
やっぱそういう体質か…スポーツ選手としては羨ましい体質だな…まぁ俺もそうだった気がするけど…
「まぁテスト終わったし自由が一番だよね…それにしてもその体質羨ましい…」
まぁテスト終わったしな…勉強なんかする気起きねぇよな。
「そういえば明日からテスト返却と部活復活だよね。私陸上部だけど澪ちゃんは吹奏楽部だし蓮斗は陸上部のマネージャー…澪ちゃんだけ仲間外れっぽくない?」
「そうか?本人がそう決めたなら…でも澪は本当は美術部に入りたいんだよな?」
「うん…でも、お母さんが許してくれないし…」
「だったら陸上部のマネージャーはどう?」
マネージャーか…確かにマネージャーなら澪のお母さんも許してくれるかもな…まぁでも澪の判断次第
「私…マネージャーやってみようかな…好きでもない部活に居るよりかは二人と一緒に居られる方が幸せかも…」
「じゃあマネージャーに入ろうよ!」
「う、うん…お母さんと相談してみる…」
澪がマネージャーか…想像ができないな…どんな感じなんだろう
「蓮斗君…何か想像してる…?」
「い、いや!なんでもないです…」
「ふふふ…冗談だよ…」
可愛らしく微笑む澪を見て俺は安堵の息をつく
「澪ちゃんってマネージャーできるの?」
「どうだろう…分かんない逆に皆の足引っ張っちゃうかも…」
「大丈夫だ俺がある程度知ってるから教えてやるよ」
「さっすが〜小学生記録保持者!!」
「ん〜嬉しいような嬉しくないような感覚だな…」
26話を読んでくださりありがとうございます!なんと澪が陸上部のマネージャーに入部!?次回も楽しみにしていてください!




