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第23話テストを頑張るのは程々…?

「せっかくだし蓮斗の家で勉強しようよ!」

「え?まぁ良いけど…」

「蓮斗君の家…」

母さんがうるさい以外は問題ないな

「じゃあ行くか、母さんには連絡してとくよ」

「やった〜!」

「ありがと…」

母さんに連絡をすると

(え〜友達ってもしかして女の子かしら〜?)

相変わらずだな…まぁ嘘ついてもあれだしな

(そうだよ)

送るとすぐ既読が付き

(きゃ〜お菓子とか作ってるわね!)

いや、きゃ〜って文で書くものか?まぁ変な母さんだから仕方ないか。

「澪ちゃん〜蓮斗のお母さんと会ったことあるんだよね〜?どんな人だった?」

「え、えっと…凄い個性的な人かな…?」

「ただの馬鹿の間違いだ」

俺は帰った時の母さんの態度を心配しつつも家に着いてしまった…

「ただいま〜」

「おかえり〜!あら二人だったの?いらっしゃい!いらっしゃい!可愛いわね〜」

玄関を開けた瞬間奥からそれはもう凄い速さで玄関まで来て大声でおかえりと言い勝手に興奮している母さんが来た

「はぁ…」

「可愛いだって!ありがとうございます〜!」

「お、お邪魔します…」

「澪ちゃん久しぶりわね〜隣の子は誰〜?」

「あっ相川遥香で〜す!蓮斗とは友達です!!」

「元気が良くて良いわね〜!お菓子もあるからね!」

頼む…もうやめてくれこっちが恥ずかしい…そしてなんで遥香も結構乗っているんだ…?

「はぁ…母さんもう分かったら二人共先に俺の部屋に行ってくれ。俺はお菓子とか持って行くから」

「あ、う、うん」

「OK〜!」

「なによ〜れんちゃんもっと喋らせなさいよ!」

「れんちゃん言うのやめろって言ってるだろ…はぁ…もう勘弁してくれ…」

母さんに呆れながらも俺はお菓子を持って部屋に入る

「持って来たぞ〜」

「ありがとう!」

「ありがと…」

「勉強するぞ。明日は社会と国語と音楽だからなほとんど暗記分野に近いから頑張るぞ」

「は〜い」

「うん…」

二人共カバンから勉強道具を取り出し勉強を始める

十数分後

「ってあれ?もうお菓子ないのか…」

「私まだ一個しか…」

「俺もまだ三個ぐらいしか…ってことは…」

「あ〜ごめん!ほとんど食べちゃった!テヘペロ」

いや…テヘペロじゃねぇよ!?嘘だろ…?最低でも50個はあった気がするけど…食べるの早すぎるだろ…

「私ちょっとおばさんから貰って来るね〜」

「あ、あぁいってらっしゃい…」

「あ、あんなに食べて太らないのかな…」

「ま、まぁ運動してるし食べても痩せる体質なんだろう…」

俺と澪は顔を見合わせ呆れたため息を一緒にした

「蓮斗君…地理のここってどういうこと…?」

「ん?あぁここは温度のやつだからな覚えたら良いぞ」

「この冷帯と亜寒帯ってどっちが正解なの…?」

「それは一緒の意味だぞ。自分の好きな方にして良いんだ、俺は書きやすい冷帯にしてるけど」

「なるほど…私もそうする」

澪は勉強熱心なんだな…そんな細かい所まで聞いてくるなんて

「蓮斗君ここも…あ、ご、ごご、ごめん!」

「あ、わ、悪い!?」

俺達は気付いたら座ってる場所が近くなりちょっとでも動くとお互いが触れ合う場所にまでになっていたのだ

一瞬、時間が止まったみたいに互いに固まる。

肩と肩が触れそうで触れない、その微妙な距離。

(近っ……!)

心臓の音がやけにうるさい。

視線のやり場がなくて、俺は慌ててノートに目を落とした。

「え、えっと……ここ、次はこの場所で……」

声が少し裏返ってる。

(気づかれたかな…? いや、蓮斗君も同じくらい落ち着いてない。)

「お、おう……そ、そうだな」

指が同じ行を指しそうになって、また引っ込める。

さっきまで普通に勉強してただけなのに、

たった一人いなくなっただけで、なんでこんなに意識するんだよ。

――その時。

「ただいまー! お菓子取ってきたよ!」

ドアが開いた瞬間、

俺達は反射的に少し距離を離した。

「な、なんか近くない?」

「気のせいだろ!」

「そうそう、気のせい!」

(絶対、気のせいじゃないよね?)

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