第17話狙う二人
数ヶ月が経過し澪が退院し、澪を虐めた女子や落とした女子は転校し裁判で負けたらしい
「おはよ〜蓮斗君」
「おはよ澪」
元気な姿が見れて安堵する
「ふわぁ…」
「眠そうだな、ちゃんと寝たのか?」
「ううん、遥香ちゃんと電話しててさ」
「最近ずっとしてないか?健康にも悪いし程々にしとけよ?」
「心配ありがと…だけど負けられない戦いだからさ」
負けられない戦いか…なら、止めるのは駄目か…?
「その勝負って?」
「い、いや…それは言えない…」
聞いた途端澪は顔を真っ赤にして俯いた
そんなに聞かれたくないものか?まぁ男の勝負みたいに女子には女子の女子があるんだろうな
「よ〜し、お前ら〜明日からテスト期間だからな!真面目に勉強しろよ〜まぁ田中はしなくても良いと思うけどな〜」
いや、だから先生そこで俺の名前を呼ばないでください…また休み時間に勉強教えろや色々と問い詰められるから、、、
「た、大変だね蓮斗君」
「また、皆来るじゃん…」
俺は絶望を感じ机に突っ伏した
「田中〜勉強教えてくれよ〜」
「田中君私にも教えて!」
「俺もお願い〜」
ほら、またこうなる…
「は〜いお前ら田中ばかりに頼るんじゃなくて、自分の力でテストに向かうように!あぁ後、テスト期間約一週間は部活動は停止だからな!」
マジか…ここ数ヶ月色々忙しくて一回も部活行ってないんだけど…
横を見ると俺と同じことを思ったのか澪が絶望の顔をしている
「澪もここ数ヶ月部活行ってないから、絶望を感じてるのか?」
「う、うん…」
「ま、まぁ仕方ない…あんな状況だったんだし」
「そ、そうだね…」
「「だとしても、数ヶ月部活してないのはヤバい」」
色々と質問に答えたり教えてたりしていたら気付いたら帰宅時間か…
「蓮斗ーーーーーーー」
え?
「ぐぇ」
死ぬかと思った…
「どうしようどうしよう!テストだよ!私勉強できないよ!!!どうしようどうしよう!」
「いや知らないよ、頑張れとしか言いようがないよ」
「二人共何してるの?」
呆れ顔をしている澪を裏腹に遥香は酷く焦る
「澪ちゃんどうしよう!私無理だよ!」
「仕方ないな…教えてやるよ。澪にも教える予定だし」
「ちょっと…澪ちゃん来てね〜」
「え、うん…」
澪は遥香に呼ばれ付いて行くと
「澪ちゃん…先に抜け駆けはいけないと思うよ…?」
「い、いや私は前から元々約束してたし…」
「それを報告するのが夜でしょ?」
「ま、まぁそうだけど…」
何コソコソ二人で何してるんだ…?
「二人共勉強を教えてほしいなら早く澪の家行くぞ。てか、澪は遥香OKなのか?」
「ま、まぁ多分大丈夫だと思うけど…」
「澪ちゃんの家行けるの!?やった!」
いや、喜び過ぎるだろ
「まぁ行くか」
「そ、そうだね」
「レッツゴー!」
そして遥香は俺と澪の手を掴み速い速度で走って行く
「ちょ、ちょっと待て!澪が死ぬぞ!?」
「え?」
遥香が俺の声に気づき後ろを見ると絶望な顔をしながらも頑張って足を動かしている澪が見える
「あ、ご、ごめん澪ちゃんここまで、運動神経低いとは…」
いや、当たり前のようにディスんな…




