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第16話二人の絆

「えっと…その…」

「大丈夫…私が自分から遥香ちゃんを離したし…」

遥香は椅子に座る

「それよりも、大丈夫なの?その怪我…」

「まぁ、大丈夫だってお医者さんが言ってる全治三ヶ月だって…」

「まぁまずは無事なのが安心だよ…リンゴ食べる?」

遥香は安堵の顔をして、リンゴを剥いでいる

「ありがと…ごめんねあの日私が…」

「ううん、私だってちゃんと説明してなかったのが悪いよ」

「遥香ちゃん」

「ん〜?何〜?」

「私…本気で狙うよ?蓮斗君のこと」

それを言うとリンゴを剥いでいる途中の遥香の手が止まった

「良いと思うよ…私は恋愛なんて、できないんだからお父さんが許してくれない」

「そんな物なの?蓮斗君への気持ちは?」

「違うよ!!私だって好きだよ!でもね…お父さんが許してくれないの日本代表のバスケ選手の娘だからって世間からの期待だってあるし!だからさ…陸上を引退した蓮斗を狙うとね、私はもちろん蓮斗にまで批判が集まるんだよ…」

「じゃあ私は狙うね…」

「うん…」

「リンゴありがと…」

「ううん、全然良いよ…じゃ、またね」

「うん」

遥香は病室の扉を出て行った

「もう良かったのか?」

「うん…」

やっぱ、状況を悪化させただけか…

遠い目をしている澪に

「おい…澪」

「え…?なに…?」

(蓮…斗君…?)

「このままだと状況は悪化するそんなことは澪なら分かるだろ、お前は馬鹿ではないんだ」

「う、うん…分かってるよ」

「悪い、もう少し居てやりたいが今日はもう帰るよ」

「あ、うん…ありがと…」

明日はどうするか…ん?

「え〜と、ここに清水澪って奴居ますかね?」

「えぇ208号にいらっしゃいますよ」

澪に用事?帽子被ってて誰かはわからないな

「てんきゅ〜じゃあ一緒に話して来ますね」

「えぇ、分かりました」

クソ…俺はもう面談時間終わってるから入れねえな、ちょっとずつ着いて行くか







病室

「あ、いたいた」

「え…な、なんで…」

「いや〜実はまだバレてなくて先生に聞いたんだよね〜ここに入院してるって」

「や、やめて来ないで」

「へぇ~リンゴ美味しいね」

遥香が剥いてくれたリンゴを女子は当たり前のように手に取り食べる

「あ、それ私の…」

「いや〜細かいとはいいじゃんさ〜それと〜ちょっと一緒に歩かない?」

「歩く…?」

「ほら、早く早く車椅子乗って」

女子は澪を運び、車椅子に乗せる

「え、ちょっと…どこに…」

「当たり前でしょ?屋上だよ。あんた邪魔なの蓮斗君は私のだよ。」

「え…?」

澪の顔は一瞬で青くなり、絶望の顔をする

「最後になりそうだし、行ってる途中に何か話そうよ〜何が好きなの?」

「……」

澪の口からは返答はない

「なんか言えよ、まぁ陰キャだししょうがないか!」

時間は進み、屋上に着いてしまう







「クソ、見失った…どこだ?って…」

立ち入り禁止の屋上の扉が開いてる…?まさか…いや、やりかねないなもし、あの人物があの女子だとしたら本当にやりかねない

俺は急いで屋上に登り屋上に着いて頃…

「せっかくの最後だしさ〜遺言みたいなのはないの〜?」

「蓮…斗君…遥香…ちゃん…たす…け…」

クソが!間に合わねぇな!こうなったら!

俺は急いで屋上を下り、窓を開けた

「澪!!!!!!」

俺は屋上から落とされた澪の腕を間一髪で掴んだ

「蓮…斗…君…?」

「クソが!腕が保たねえな!」

「蓮斗!?」

「遥香!!頼む!澪をキャッチしてくれ!!」

「分かった!!」

「澪良いか?」

「う、うん…」

澪は覚悟を決めた顔をして俺の方を向き頷く

「お願い!!遥香ちゃん!!!!」

澪は俺の手から離れ遥香に居る場所へ落ちる

「澪ちゃん!!」

遥香は澪を見事にキャッチをし、澪は無事だった

「はぁはぁ…良かった、、、」

「澪ちゃん…大丈夫…?」

「ありがと…」

澪は遥香の胸の中で泣き出した

「おい」

「あ、あれは澪ちゃんがバランスを崩しただけで…」

「そんなのどうでも良い…なぜこんなことした?」

俺はもう頭を中などとっくに怒りに満ちている

「い、いや、だってあいつが田中君の隣にいつも居るから…」

「そんなので人の命を奪う行動をしていいのか?ただの嫉妬で人を殺して良いと思っているのか?お前の頭はどうなっているんだ?」

「わ、私は…」

「こんなの当たり前で刑事事件だ…中学生が殺人未遂なんて、馬鹿なことをしたな…」

「お、お願い警察だけは…」

「こんなのを見逃すわけないだろ」

「そ、そんな…」




「澪ちゃん」

「なに…?」

「私も蓮斗のこと狙うよ」

「ふふふ、それでこそ遥香ちゃんだよ…」

「ごめんね、澪ちゃん」

「ううん、私こそごめん遥香ちゃん」

「そんでもってごめんだけど、遥香ちゃん私を病室まで運んでくれるかな?」

「あはははは、さっきまでの空気が台無しだけど良いよ!」

「二人共!」

「蓮斗!」

「蓮斗君…」

良かった…怪我はなさそうだな…澪は元々怪我あるけど

「車椅子持ってきたから乗ってくれ」

「ありがと…」

これにて一件落着だと思ったが、その後警察などに事情聴取をされ澪は病室だが遥香と俺が帰るのは夜になった

「はぁ…疲れた〜」

「あの子どうなるの?」

「ん〜逮捕はできなくても賠償金とかはヤバそうだよな〜転校は確定だろうな」

「ねぇ、蓮斗」

「ん?どうした?」

「私と澪ちゃん仲直りしたよ!」

「いや、知ってる」

澪をキャッチした後二人が話してたのは見えてたし

「なんか、つまんない…」

「ここで拗ねんな!」

「あははは」

まぁ二人が仲直りしたなら良かったな

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