第13話部活決定
俺は帰って部活動のプリントを見ていた
「えっここの中学って強制部活なの…?」
やばい、強制部活は全然知らなかった…しかも今年からかよ勘弁してくれよ!
「どうしたの〜?絶望の顔して〜」
いつも上機嫌な母さんが顔を覗いてプリントを見てきた
「あ〜なるほど、部活動ね〜良いわね!好きなのに入らなさいよ!」
ニコニコしながら言う母さんに対して俺は絶望の顔をする
人の気持ち分かってねぇなこの人
いや、本当に何に入ったら良いんだ…?運動部なんて運動できないから無理だよな…文化部も俺なんか無理だぞ?
「どうしよ…どこ入ればいいんだ…?」
「何迷ってるのよ陸上部一択でしょ〜?」
不思議そうな顔をして言う母さん
「いや、俺無理でしょ運動できないんだから、それに期待されるのは嫌だしな…」
「何言ってるのよ〜ここ見なさい〜」
そう言い部活動紹介分を指差す
えっ陸上部のマネージャー?
「運動できなくても好きな陸上を見れたりサポートできて良いんじゃない?」
母さんは微笑みながら俺に言ってくる
「そうだな…好きな陸上に捧げれるだけでも幸せかもな」
いつもふざけたりからかうくせにこんな時は頼りになるんだな母さんは…やっぱり親は偉大だな
「ありがとう母さん、俺陸上部のマネージャーになるよ」
「うん、それが良いわそれこそうちの自慢のれんちゃんよ」
「だかられんちゃん言うなよ…」
翌日
「ふわぁ〜眠…」
目をこすりながら階段を下りる俺
「おはよ〜れんちゃん!」
「ん…おはよ母さん」
朝からテンション高過ぎだろ…
「って何これ朝からハンバーガー嘘でしょ?」
「なんたってれんちゃんが陸上部マネージャーに入るって決定したからね!」
「大袈裟過ぎるだろ、マネージャーだぞ?陸上部に入るなら分かるけど、」
「それでも!陸上に戻るなんて我が家にとっては幸せなことよ!」
まぁ確かに小学生以来一切陸上しなかったもんな…
「まぁ確かに…そうかもな、、、」
ハンバーガーを胃に押し込み急いで身支度を済ました
「れんちゃん〜これ判子押しといたわよ〜」
母さんが持ってきたのは判子が押された入部届それを俺は微笑んで受け取る
「行ってくるよ母さん!」
「気を付けてね〜!」
これで俺も一応陸上復活か、、、なんか嬉しいなってっん?
「蓮斗ーーー!」
余韻に浸しんでいると横から凄いスピードで遥香がこちらに向かって目の前で止まった 「お、おぉ遥香」
「蓮斗何の紙持ってるの〜って入部届?あれ?蓮斗部活入らないんじゃないの?」
「いや、どうやら今年から強制部活らしいんだ」
「へぇ〜なるほど〜って陸上のマネージャーになるの?」
「あぁ、陸上が好きでな」
思わず口元が緩んで笑ってる気がする
「って"田中蓮斗"?蓮斗ってこう書くの?」
「あぁ確かに言ってなかったな」
「ってことは蓮斗って小学生記録保持者の田中蓮斗!?」
当時はめっちゃ嬉しがってたな…日本代表なんて当たり前だってコーチには言われてたな〜
「あぁ、隠してたがそうなんだ」
「嘘でしょ!?でも、蓮斗って消えた天才って言われてた気がする…」
-消えた天才-
そんなことが検索欄に並んでいた覚えもあったな
「確かにそんなこと言われてたな、けどまぁ今は皆に忘れされてるし気にしてないよ」
「噂に聞いたけど、怪我したって聞いたよ」
「あぁ、その噂は正解だよ、サッカーの時相手にタックルされて膝が壊れたんだ」
「そう、なんだ…」
「そろそろ行かないと間に合わないじゃないか?遥香」
腕時計見ながら言う
「ってもうこんな時間!?ごめん長かったね!バイバイ!」
時計を見て焦った遥香は急いでさよならをして走って学校に向かう
速えなおい、あれ短距離選手のスタートそれだろ
「ふぅ、やっと着いた」
なんやかんやあったが学校に着き席に座る
「おはよ…蓮斗君」
「あぁ、おはよ澪」
そして澪は俺が持ってる紙に気付く
「ってそれ入部届?」
「うん、強制部活らしいから入るんだ陸上部だけど、マネージャー部門で入ることにしたよ」
「なるほど、でもそれ明日提出だよ?今日持って来ても先生困るって言ってたよ…?」
え?嘘だろ!?そうか、興味なさ過ぎて話聞いてなかったんだ…マジで恥ずいな…
「マジかよ…聞いてなかった…」
「ふふふ、蓮斗君でも抜けてる所あるんだね」
嬉しそうに笑う澪
頼む笑わないでくれ、心臓持たないから…
「まぁ、聞いてなかった俺が悪いか…ロッカーに置いとこ」
「ここの中学ロッカーに置くの禁止だよ?」
「マジかよまた家に持って帰らないとだめか…」
「そういえば蓮斗君、今日の昼休みに勉強教えてほしいな…」
恥ずかしそうに言う澪
「勉強か?良いぞ、昼休みね分かった」




