つれづれなるままに女子高生する
初作品です。是非感想お願いします。
朝三時。この時間の静寂は日常で、街は深く眠っているかの様に思える。流石の酔っ払いも駅で一人眠りこんでいるだろう。そんな夜中に外を歩く私はぴちぴちのFJKだ。しかもかわいい。自分で言うのもなんだけど。そんなことはさておき、私はよくこの時間に出歩く。こっそりと家を抜け出して夜中の街を闊歩する。平日の昼間はいい子ちゃんの私のちょっとした反抗だ。世間や親の期待への反発。真正面からぶつかる度胸なんて私にはないし、それによって訪れる破滅なんて望んでない。だけど、仮面を被る私に何もかも押し付ける世界に私は隠れて反発しているのだ。
世界は今日も退屈だったななんて不貞腐れて、月を見る。
「つれづれなるままに、日くらし硯に向かいて、心にうつりゆくよしなしごとを、、、なんだっけ。」
ひょこんと首をかしげる。夜の私は少しぶりっ子なのだ。兼好法師は退屈をしのぐために徒然草を書いたなんて書いてあるけど絶対に嘘だ。退屈をしのぐために教訓話をあんなに書くなんて。だから私が芯の徒然草を紡ごう。この時間に。つれづれなるままに。