2. 横殴りに。
太陽が…た…太陽め。朝から眩しすぎるぜ…。
つい…この目を覆ってしまう。
ケンカと花火は江戸の華。そんなの…とうの昔に終わっちまったよ…。
今、この瞬間が私にとっては一番危ない時。
弾けて昇って混ざっちたったな(涙)…。
今日は雨か…。
仕事…就職しよう…。歌……アイツに聴かせたかったな……。
それからヒト月…フタ月。理想を下げて、期待を下げて…アルバイトから、とある企業で就業する
生活が始まり…続いてる。
「今日からアルバイトで入りましたイマイです。
ヨロシクお願いします。」
慣れない丁寧語だ…敬語とはほど遠いい。
「あらぁ(笑)可愛い女の子がきてくれたわ!」
私よりも一回り以上歳の女の人達。
一度目は歓迎会…何て言ったらいいのかな?。
それは別としての、何故か二度目の歓迎会?。
女子会というやつなのかな……。
そして三度目は初夏。
居酒屋での時。私達とは別のブース間で言い争いが始まった。
もう疲れたわ…疲れるのよ。私にはもう見えない…。
言い争いから殴りあいになるか?という、その時に片方の集団の女1人が「何…アンタその目、文句あるの!」と、私イマイに因念の矛先を向けてきた。
しかし私の職場先輩のゲンダさんがスクっと立つと、その因念をつけた女は、立ち上がったゲンダさんをみて、グダグダ言いながら怯みそっぽを向いた。
ゲンダさんは女性としては175cmと高いから……。
そんなこんなで日も過ぎていった。
そんな日の事。
「イマイちゃんの趣味とかヤリたい事とか、何かあるの?」
ワクイさんにそんな事を聞かれた。歳下の私も言うのも何だけど、ワクイさんは可愛い女性ね
baby Faceって言うのかしら。
「んん…特に、無いです。」
誤魔化した。
その週末かな…何でかな?。今の私には何の価値も無い夜の街をただ歩いた。
無価値の夜。イカれてる、繁華街…何がそんなに彼女達をhighにするのか?。
マトモじゃない…なのに本気なの?。
その中に…えっ、何で!?。……アイツ!!
これも1話のはずなのに…。ごめんなさい。