第一の死闘とスキル
遅くなってすいません。
来週で2本は出す予定です。
さてゴブリン戦を始める訳だが、まず仮面はまだ付けなくていいだろう。
はっきりいって仮面はオーバーキルな気がするしな。それに自分がどこまでやれるか見たいと思うのも戦闘狂の性だろう。
「まずは見張りからだな。」
やっぱりソロだと独り言が多くなるな。まぁだが気づかれなければいいだろう。
よしっ。気合い入れてこう。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
結果的には勝てました。
でも思いっきり苦戦した。初めから仮面つければよかったと思うが、難易度が分かったしまだプレイヤーばここには来れないと思う。
そんな訳で俺とゴブリンアーミーとの戦闘を見せよう。
見張りのゴブリンはLv4だ。なんで見張りなんてしてんだ?ほかのやつでもLv8はあんぞ?まぁいっか。
俺が今Lv11だから雑魚だな。序盤からこれは舐めすぎじゃないか?まぁいいか。近くの木に登りゆっくりとゴブリンに寄る。
うん?なんか見張りゴブリンがキョロキョロしてんな。
「ギャアギャア」
「なっ?嘘だろ!」
まじかよ。隠密を発動させてる俺を見つけやがった。これでもリアルで色々してるし、ゲームでバレたことなんてなかったのに。それも15mぐらい後方、しかも木の上だぞ。どんな索敵能力してんだ。
そうか、だからLv4なのに見張りしてんのか。なんかのスキル持ってんなこいつ。
ゲームのしかも序盤だからって舐めすぎた。見張りゴブリンは一目散に洞窟に入った。そして他のゴブリンが守るように出てきた。
そこで俺は2度目の驚きを受けた。
「1匹Lv15?やべー。6匹はいるしあのリーダーっぽいのLv18じゃねーか。ホントに序盤か?しかも知能ありすぎかよ。ゴブリンのくせに。」
そんな訳で第一の死闘です。辛かったよ。ホントに、、、。
誰が序盤でこんなLv高い群れと戦うんだよ。まぁ俺がLv上げしてないし、これはどう見てもパーティー向けだな。ソロだししょうがないね。頑張るしかねーな。
「こいや雑魚ども!全員相手してやる!」
「「ギャアギャア!!」」
知能ありそうだから煽ったら防御固めやがった。まじかよこいつら。ゴブリンじゃねーだろ。しかもリーダーゴブリン(これからはリーゴブ)が指示したら怒ってたゴブリンがすぐ黙った。
初手は俺だ。相手はシールドゴブリン(盾ゴブ)2、アーチャーゴブリン(弓ゴブ)2、マジックゴブリン(魔法ゴブ)1、リーゴブ1のバランスいいパーティーだ。
まずはめんどい遠距離特に怖いのは魔法ゴブ、次で弓ゴブだ。
「フッ!セイヤッ!」
盾ゴブの隙間を抜けての回し蹴りで魔法ゴブの1匹をぶっ飛ばす。驚いてる驚いてる。体の回転をそのままに2連回し蹴りでもう1匹に叩き込もうとしたがこれはリーゴブが防ぎやがった。
意外と速い!すぐに切りかかってくるが、切っ先ギリギリを舞うように避け距離を置く。
まじか!もう魔法ゴブが起きやがった。やっぱLv差がひどいか。よし様子見出来たし次は盾ゴブの1匹を潰す。
普通リーダーって言うのは敵が1人の時盾役が2人いれば盾役の心配は二の次になる。抑え込めるし敵も後衛を狙うと予想するからだ。だから俺はあえて盾ゴブを先に狙う。
インベントリから拾っておいた小石を取り出し魔法ゴブ目掛けて投げる。
咄嗟にリーゴブと盾ゴブが魔法ゴブを見る。
知能の高さが仇になったな。
死角に飛び込み盾ゴブの首を流れるように折る。ハッと振り向いたもう1匹の首も折った。
前衛がいなくなり焦ったリーゴブが前に出る。仲間の仇とばかりに突っ込んでくる。
そんな敵に足を掛けるのは容易だ。転んだリーゴブの首を掴もうとしたら、リーゴブがニヤッと笑った。
疑問に思う暇もなく俺の視界が暗くなり、地面を転がっているような感覚になる。
「グボッ、ゲホゲホ。ハァハァ。」
何が起こった!急いで俺が周りを確認するとそこにはリーゴブを立たせる弓ゴブとこちらに手をかざす魔法ゴブが見えた。
急いで転がると真横に水の玉が直撃する。
「魔法か。焦ったのはこっちだったか。もう少し周りを見るべきだったな。だがもういい、スキルも使っていこう。」
「我強者也、剛力、首折、剛拳。」
そこからは圧倒だった。ステータスが上がったことで、物凄い勢いで走れたし、パンチでゴブリンが吹き飛んで、首を持ち少し力を入れただけで首が弾け飛んだ。
「やっと終わったか。こんなのパーティー組んでも辛いだろ。運営は鬼畜だな。まぁ俺も楽しんだし良かった。」
体力を見て半分ほど減っているのを確認してチャクラを発動させる。
「ふぅ。ホントにキツかったな。これはもう裏ボスかなんかだろ。しかもまだ洞窟があるし。回復したら行ってみるか。」
この選択がまさかああなるとは思わなかった、、、
と思ったが裏ボスだと思った時点で考えつくことだったわ。
ハッハッハっ。
長かったんで2本に分けます。
次は洞窟戦です。お楽しみに!