突然の登場
「無理です、逃げてください」
聞き覚えの無い声と共に1人の女が現れた
「誰だ?!」
目の前に突如現れた女に対して至極真っ当な質問を投げかける
「今はそんな暇ないから!、今は取り敢えず逃げよ?」
「相手はゴブリンだぞ、逃げる必要なんてないだろ?」
そうだ、相手はゴブリン
それに対して俺は能力で無敵、負けるはずは無い
『女!女だ!』
ゴブリンが女に気付いたようだ
「もう、のんびりしてるから…」
「なんだってんだ· · ·」
そう言いかけた瞬間女は目の前から消えた
そして先程まで女がいた場所には1本の錫杖が地面に突き刺さっていた
その錫杖はひとりでに動き出し
シャァン…
綺麗な音を出した、瞬間その場にいた全ての生物は眠りについた
――
「ふぁ…寝てたのか?」
見たことある真っ白な空間
『早めの再開だね』
聞いた事ある軽い口調の声
「俺はまた死んだのか?」
つい先程の光景を思い出し自分が何故ここに来たのかを考える
だがそんな考えを否定する声はすぐに帰ってくる
『君の体、ゴブリンはまだ生きてるよ』
「そうか…」
想像とは違う答えにホッとする
(いや、今死んでいたら人間に転生出来ていたかもしれなないんだぞ!がっかりするべきた うん)
「でも、死んでないならなんでここに俺がいるんだ?」
『前も言ったけど僕にも分からない事はあるんだ、神だって万能じゃないんだ』
「つまりわからないと…」
神って意外と知らない事多いんだな
『おっと、もうお別れの時間だね。
一つだけいい事を教えてあげよう』
「いい事?」
なんだろう、脱禁欲についてだろうか…だといいなわくわく
『君は、ゴブリンはとても弱い
だから何か特別なことをしようなんて考えない方がいい』
長生きしたいなら
と付けたし神の声は遠くなっていく
(どういう意味だろう……
俺は別にゴブリンで英雄になろうなんて思ってないのにな…………)
――
「……はっ!
ほんとに生きていたんだな」
先程神が言っていたことはどういう意味だったのか。それともただ注意しとけというだけの言葉だったのか
「目覚めましたか」
声のする方へ目を向けると先程、ゴブリンの群れに殴りかかった俺を止めた女がいた
改めて見ると、いや改めて見なくても容姿が整った良い女だ
顔は上品な作りだがほろりと笑みを浮かべれば可愛らしさが現れ、背筋がピンと伸び強調された豊満な胸
それらが露出の多い小悪魔風の服により魅力の上昇化が与えられている
はっきりいってもの凄くエロい
「そんなにこれが気になりますか?」
と豊満な胸を持ち上げる
(おぉ!!すげぇあんなになるんだ…いや違う!)
「いやすいません!」
ついついガン見してしまった事を深く謝罪する
「いえいえ、いいんですのよ
どうぞ満足いくまでご覧ください」
「いえいえ、えっと…ここは?」
そう、ここはゴブリンの巣では無いのだ
「意識のない主をゴブリンのすに置き去りにする事なんて出来ませんから私が運び出したのです」
「あぁ、それはどうもありがとうございます」
俺は感謝の気持ちを伝えると
女は「いえいえ感謝など不要です」
と言ったが俺の耳には届いていなかった
「主って…俺が?」
「はい、そうでございます」
どういうことだろう……
「あなたはいったい……」
俺が主なんて何かの間違いだ
産まれて1日も経っていない子ゴブリンと誰かを勘違いしているんだろう
「私はあなたへの神託でございます」
「……神託?」
感想質問文句罵詈雑言なんでも聞きます
誤字脱字があったら教えてくれるとありがたいです