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色欲魔人は異世界に行っても色欲魔族だった  作者: 怠惰な彼女勤勉なる亀
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地獄絵図

「ガァガァァァ!!」


目の前に広がったのは醜いゴブリンの姿だった


(えぇ…俺こんな世界で生きていけるのかな)



と思っていると周囲いたゴブリンの1体がこちらへと歩いてくる


(お、あいつが親か…どのゴブリンも見た目変わらないな…)


と呑気に考えていた


ガッ!!


俺はゴブリンの世界を舐めていた

思い出すのはつい先程、いや前世の最期だ


(普通生まれてすぐの子ゴブリンの頭部を思いっきり蹴るかよ!?)


生まれてすぐの子供の頭だ、蹴られたのを理解した瞬間

(あぁ、短い人生だった…)

と思いつい先程別れた神を思い出してみる


(あれ?痛みが消えてる?)


いつまで経っても訪れることのない死


(おぉ、これがゴブリンの身体かー

人よりは頑丈に出来てるっぽいな)


普通赤子なら即死してもおかしくない

そんな蹴りで生きているのは自分がもう人では無いという事実を突き付けられているような感じがして複雑だった


(まったく!ゴブリンで無ければ死んでいたぞ!説教してやる。俺を蹴ったのはどいつだ…)


絶句

目の前に広がる地獄絵図、暗い洞窟にゴブリン達……が1人の女に群がっていたのだ


前世でも起こっていた集団レイプ事件、その現場に居合わせた事は一度も無かったがそれ関連のニュースを見る度に心に影が指す感覚を思い出す


そして遅れて気づく

ここには女性が1人しか居ないという事を


(……いや…まさか…女ゴブリンから産まれた可能性だって……)


頭で否定しようとしても無駄だった

頭の中に様々な情報があった。ゴブリンの生態系について、この世界について


(これがゴブリンか…こんなの…)


またしても気づいてしまった

自分がこの地獄の様な光景に恐怖や嫌悪感を抱いてないという事に

つい先程まで衝撃的に感じていた光景も今ではなんとも思わない。カルチャーショックだったのだろう


(……俺もゴブリンなんだな)


体はゴブリン心もゴブリン


「ゴガァァァ!!」

「ガガガァ!!」


ゴブリン達の宴

1人の女に群がる大量のゴブリン


(クソッ…)


能力行使↓

神の祝福(フォーチュン)[七大罪・色欲]発動、

種族能力[肉欲増加]発動、


俺は立ち上がる


目の前に広がる光景に恐怖は無い

1人の女に群がるゴブリンに嫌悪感は無い

そんな自分に吐き気がする


「うぉおぉぉぉぉぉ!!」


(まずは女に群がるゴブリンだ)


慣れない身体を何とか動かし倍以上の大きさのゴブリンに殴りかかる


「フン!」


が狙いのゴブリンの傍にいたゴブリンに防がれてしまう


「グガッ!!」


別のゴブリンからの蹴り、また頭部だ


(…っチ!!俺は頭にダメージ受ける才能でもあんのか!?

こうなったら何度でも!)


「うぅ…」


ゴブリンとはいえ子供の身体に全力の蹴り、無事な筈が無い


能力行使↓

神の祝福(フォーチュン)[七大罪・色欲]発動中


「なんだ…?」


傷が癒えていく


「そうか、さっきから頭の中で聞こえている能力行使とかいうののおかげで」


そして能力のおかげで最低限の身体の成長が促され声帯が発達している事にはまだ気づかない


「よし!」


能力行使を使えばゴブリンの攻撃は自分には通じない

ならばいつかは勝てるはず

そう思いもう1度ゴブリンに突撃しようとした時


「無理です、逃げてください?」


聞き覚えの無い声と共に1人の女が現れた






感想質問文句何でも聞きます


語句紹介↓

[種族能力]

種族事に決まった能力

ゴブリンの場合→[肉欲増加]、[無差別種付け]

(都合により追加予定あり)


[肉欲増加]

性欲の最大値が上昇する


[無差別種付け]

どんな種族とでも性交をすることが出来、なおかつどんな種族にでも孕ませる事ができる


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