神部屋雑談
名前︰霧山暦
年齢︰40歳
状態︰精神体
種族︰人(精神体)
『散々な目にあったね』
「え?」
目の前が真っ白になったと思ったら真っ白な部屋にいた
『あぁ、そうか』
パァー…キラキラ
「うっ…」
謎の声が何か納得したような声を出したと思ったら視界に色がつき始めた
『見えているかい?』
「え?…あ、はい」
目の前には声の高さから想像出来ないオッサンが座っていた…まぁ俺もオッサンなんだが
『キミ、もう死んだって事はわかってる?』
「まぁ…なんとなく」
『なら話が早いね、ここは最近話題の死後の神部屋みたいなところだよ』
そんなラノベ主人公みたいな事が自分に起こるなんて…
ちなみに俺はオタクではない、社員との話題作りの為に見聞は広いが
『今、ラノベ主人公みたいな事が俺に起こるなんて!!、って考えてない?』
「わかるんですか?」
『そりゃわかるさ、何人そんなこと考えてる顔を見たことか』
「あ、結構神部屋に来てるんですか」
『数だけなら1万人に1人位かな』
あ、結構な割合で来てるのね…主人公感薄れるわ!
『本題に入るけど君、来世はゴブリンね』
………………………………………は?
『ゴブリン。小鬼とか言われてるね』
「え!?転生っていうとチート能力貰って勇者して最強なんじゃないんですか!?」
それがゴブリンって!雑魚中の雑魚じゃないか!
『落ち着きなよ』
「だって!」
俺が鼻息荒く抗議していると
『別に君がゴブリンになったって大事なのはどう生きるかだよ、考えてみてよゴブリン人生だって悪くないよ?』
なん…だと…?
『着の身着のまま生き、たまに仲間と人里でやりたい放題』
おお?
『君はそっちの経験無かっただろ?』
「確かに…」
ゴブリン…悪くないか…?
いやいや!人を襲うとかダメだろ!
『な?本能に忠実に生きようぜ?』
「あんたは悪魔か!!」
『ハハハ!失礼な!君だって生きていた頃は窮屈に感じていただろ?いいじゃないか、どうせゴブリンに転生するのは決まってるんだ。ゴブリンになって短い人生を満喫しなよ、な?』
「それもそうか…」
ゴブリンなんて俺の知る限りそんな強くない
そう考えるといつ死ぬかわからない人生楽しむのもありか…
よし!
「俺はゴブリン人生を満喫するぞー!!」
こうなったらヤケだ!前世の分まで自由に生きるぞ!
『うんうん、存分に楽しむといいよ』
冷静に考えると悪魔の囁き以外の何物でもないこの発言も窮屈な人生の先、殺され終わってしまった俺には神から与えられた御褒美に感じる
『あ、言い忘れてた。君、来世は禁欲生活ね』
………………………………………………………………………は?
名前︰霧山暦
年齢︰40歳
状態︰精神体
種族︰人(精神体)
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