表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

終焉の戦士

作者: 刹那

短編書いてみました。

授業中に笑

この状況を変える事はできない。


この男は、否、全ての人間がそう悟った。


圧倒的不利。生きるための道は全て閉ざされた。


そしてその男は死を思う。


死を思い、死を慈しみ、死を愛しそしてーー


ーーーーーー死に、愛されたーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


辺りに突然の暴風が吹き荒れる。


しかし、ほとんどの人間がその状況を理解する前に首から上を失い、屍と化す。


1000人は居たであろう生きている人間は今はもう、20人いるか居ないか。


「ひぁ…へぁぉぉぁ…?う、うわぁぁぁぁぁ…ッッ!」


運良く生き残った人間は訳も分からぬまま叫び、怯え、そして意識を手放す。


二人の人間以外は。


「何が…起こった…!?おい、答えろ男ッ!!!」


「…を…せよ」


「はぁ?何言っーーー」


「死を、渇望せよッッ…!!!」


その瞬間、あまりにも場違いな美しさを持つ死の妖精が嬉しそうに戦場を蹂躙する。


その時間は刹那のようにも永遠のようにも感じられた。


「さぁ、行こう…。我が身に与えられし使命を果たすためにーー」


そして、全てが無くなった。


文字通り、全てが無くなったのだ。


海も山も風も花も動物も人間も、そして、


その惑星さえも



そして今、新たな地にて''生''が生まれる。


役目を終えた男が新しい''生''となったのだ。


''死''から愛を与えられ、''生''から慈悲を与えられた。


後、人々はその男の事をこう呼んだ


ーーーーーー終焉の戦士ーーーーーー



こういうのもいいですよね。大好きです。覚醒する系。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 勢いと中二病全開感が良い。程よく死にたくなりました [一言] 授業は真面目に受けましょう
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ