生霊の話 その2
下り坂だったので、あまり疲れることなく下の町まで歩いて行った。
時間にして、一時間ぐらいだっただろうか。
話もたいした事無い雑談。
目的のスーパーに行き、メモを見ながら食料を買い込んで
帰途についた。
行きは手ぶらだったが、帰りは荷物持ち、
坂道であるため、自然に足取りも重くなる。
線路脇の道路を歩きながらK先輩が言う。
「そこの柿の木の下、男の人の霊がいるんだって」
ええっ、マジ~(T▽T;)
思わず、凝視してしまう。
私に霊感はないので当然見えるはず無い。
「あっ、気にしない方がいいよ。」
先輩が気になるような事いうから……。
「この踏み切り、おばあさんと子供の霊がいるよ」
セッ、センパーイ、渡りながら言わないで下さーい!!
そして、山の中腹に差し掛かった時、
K先輩は言った。
「パタちゃん、この坂、昔、なんって言われてたか知ってる?」
「知りません」
「血坂っていう地名だったんだって!」
ち・さ・か……(((゜д゜;)))
「昔、このあたりで大きな戦があって、
血が川のようになって流れてくるんでついたらしいの……。」
ちさか、ちさか、ちさか!
川のように流れてくる血なんて、どんだけ大勢の人が死んだのー!
はっ、はやくK先輩とこの坂から遠ざかりたい……。
思いは行動となって現れた。
学生会館についたとき私は、先輩よりずいぶん早く会館についた。
顔はかなり、げんなりしていたらしい。
出迎えてくれた別の先輩が言った。
「パタちゃん、……どうしたの?」
「いえっ、別に……なんでもありません」
私は思ったわ!
先輩はおちゃめさんだーーー。
二度とK先輩と一緒に買い物なんか行かないって……。
続く




