怪異 「バキッツ!!」の話
こんにちは、紫雀です。
上の子が通っていた前の塾の先生の話です。
塾の先生は、三十代後半の独身貴族の男性です。
先生は家から塾まで、毎日自転車で通っていました。
ある日、塾が終わって家に帰る途中に
自転車がパンクしました。
時計は夜の11時をすぎています。
この時間では、修理してくれる所
なんかありません。
仕方なく、次の日に自転車屋に
持ち込んで修理してもらいました。
すぐ直ったので、同じ自転車で
また、同じ道を通って塾に行きました。
塾が終わって家に帰る途中に
なぜか、また自転車がパンクしました。
「……?」
あの自転車屋、へたくそなのか?
そう思いましたが、パンク箇所が
前回と違う事に気づきました。
前回は前輪だったのに、今回は後輪だったのです。
また、同じ修理屋にもっていきました。
「……?」
修理屋は不思議そうな顔をしましたが
すぐ直してくれました。
三日目の夜、
やはり同じ道を通って、塾からの帰り
突然、バキッツ!!音を立てて自転車が
真っ二つに折れてしまいました。
先生は自転車から転がり落ちました。
「???」
なんで、折れるんだ?自転車は新品だ
自転車屋に文句を言わないと
そう思い次の日、折れた自転車を引きずって
自転車屋にいきました。
「……一体、どこら辺を走ってたんですか?」
自転車屋は、首をかしげながら尋ねた。
「家から塾までの、ホラ、あのS小学校の前の道を……」
先生の声は、不意に小さくなった。
そう云えば、三回とも
同じあの「小学校の校門の前」で、起こった事ではなかったか?
時間も同じ、夜の11時過ぎ……
「長い間、この家業をやっているけど
こんなふうに折れたのは初めて見ました。
これは、尋常じゃない折れ方です
私のカンですけどね。二度と同じ道、
通ってはいけませんよ、さもないと……」
先生は青くなって頷いて、二度とこの道は通らなくなったそうです。
三回も同じ所で怪異が起こるなんて……(((゜д゜;)))
あなたはこの話どう思いますか?
以上、紫雀のきょてー話でした。
追伸、実はこの小学校、うちの子も通ってたんだよ~
子供が大きくなってくれて……よかったです。ほんと




