見た目通り
こんにちは、紫雀です。
昨日、米子地方はあられが降りました。
寒くなりましたね。
さて、本日のお題
今年の春先の事です。
おばあちゃんが入院していたある日のこと
入院先の病院に伺った際
受付に呼び止められました。
「Sさんですよね」
「はい、なんでしょう」
「先月分の支払いがまだなんですが」
「あっ、後から我が家の大蔵大臣がやってくるので
捕まえて、お話してやってもらえますか?」
「・・・?」
「主人の事です」
「ああっ、そうですか」
仕事してから来るだんな様が病院につくのは、もうちょっと後
「すいません。急ぐので先にいっていいでしょうか」
「はい、でも、どんな方なんですか。」
「四角いメガネに、四角い顔、小太りで・・・ドラえもんみたいな人です」
「はいっ・・・(*^o^*クスクス)・・・でも
わかるでしょうか。お会いしたことないんですが」
「わかると思います。ハンプティ、ダンプティみたいな、
そんな感じ、つまり、ずんぐりむっくりって事です」
それだけ言うと私は一礼して、ちょうど降りてきたエレベーターに先に乗り込んだ。
大丈夫、きっとわかるにちがいない。
だって、だってだんな様って見た目、ほんとうに
ドラえもんみたいなんだもん。
病室で落ち合い、用事を済ませて帰り際
今度はふたりでフロントを通った。
私は引き返して、先行くだんな様に聞こえない程度の声で
受付け嬢に聞いた。
「わかりました?ドラえもん」
「はい、ばっちりでした。( ´艸`)」
「そうですか。よかった。では、失礼します」
私は、そう言ってフロントを後にした。
昼下がりの土曜日の話
以上、紫雀の体験談でした。