表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
紫雀のブログネタ保管庫  作者: 紫雀
14/71

結婚式の披露宴の後


こんにちは 紫雀です。

やたら、友達の結婚式が続く20代後半の頃のお話です。


短大時代の同級生が、お見合いをし

結婚が決まったというので、私が友人代表でスピーチする事になりました。


結婚式当日、私は彼女の結婚相手に初めてお目にかかりました。

メガネをかけた素朴な感じの田舎の青年風


好感のもてる人でした。


私にはスピーチは初めての事

とにかく、「おめでとう」を連発し彼女をほめちぎる事だけに専念し

なんとか、スピーチを終えることができました。


披露宴は滞りなく終わり、

新郎新婦が、空き缶をたくさんつけた車に乗り込んで

新婚旅行の為に、空港に向かうのを万歳三唱で見送った後


背後から、声がかかりました。


「あのー、Sさん」


非常に小さく遠慮がちな声の主は、

『新婦のお母様と親戚のおばさまらしき人』でした。


「はい、なんでしょう?」

ともかく、笑顔で振り向いた私


「あの二人、うまくいくんでしょうか?」


『えっ?』(゜-゜)

ナンデ、ソンナ、コトヲ ワタシニキクノ (@_@;)


「私、心配で、心配で・・・」とおっしゃるお母様


えっ?えっ?(-_-)

彼女は好きで結婚したんじゃないのぉー??\(◎o◎)/!


(顔文字はすべて、私の心の中を表現しております)


私、ひきつりそうな笑顔を、ひきつらないように努力しました。、

結婚式に「別れる、切れる」は禁句です。


「ええっ、きっと大丈夫だと思います♥」


めいっぱい明るく答えました。


でもね、お母様、私、新郎に会うのは今日がはじめてなんですよー

占い師じゃあるまいし、そんなこと解る訳ないじゃないですかー

と心の中で叫びながら、・・・家に帰りました。


とっても、びっくりした結婚式でした。


でも、あれから十数年、彼女はやさしいダンナサマと離婚することなく

三人の子供たちに囲まれて幸せに暮らしています。


めでたし、めでたし



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ