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永遠のつかの間  作者: 衣子
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戻ってきたわよ~恋地獄から

この連載作品は未完結のまま約8年以上の間、更新されていません。

今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。


そう表示されていたけど、戻ってきた。

8年間の間に起った事をすべて小説にしなくては。


そもそもの誤算は、その男が、愛していて関係を断ちたくない伴侶を裏切るようなことをする人には見えなかったということ。つまり、離婚を視野に入れて私と関係を持つ決意をした、と、私は考えたということ。

私に人を見る目がなかったということ。

そういうことをする男は、私の前にも後にも、同じようなことをしてきて、これからもするに違いない。つまり私の好みの男ではない。私は初めにそれを見抜けなかったのだ。

私の方は離婚しようと思っていたから、ほかの男を探していた、という、まったく逆の発想だったから。

離婚したくない夫を裏切るようなことは私にはできない。だから、相手も、そうだと思った。ましてや、どこの馬の骨とも知らぬ人間ではなく、いやしくも同じ高校のそれなりの地位の人間だったから、不倫を続けていくような人物だとは思いもよらなかった。これが、どこかで偶然出会った得体のしれない男だったら、不倫男かもしれないと、思ったかもしれないが。


「覚悟を決めた。」私と関係を持つ前に、その男はそうメッセージに書いてきた。

関係がこじれた後で聞きだせば、私が思ったのと全く反対の覚悟だった。

「死ぬまで嫁には秘密にする」、という決意だったそうだ。

あきれて開いた口が塞がらない。そういうことを覚悟と呼ぶのだろうか。


それぞれが、お互いの家族の「方をつける」までは、不倫状態でいるのは仕方がない。試練の期間だと、自分に言い聞かせていた。自分が先に離婚して、「早くあなたも離婚してよ」、と急き立てるのは、脅迫するようで、よくないと思った。相手には相手のリズムややり方があると思ったから、それを尊重して待つこと、それが辛くても待つこと、それが愛なのだと自分に言い聞かせていた。そして、年月は流れていき、相手は「家族は捨てられない」などと言い始めた。「家族を捨てなくても、絶交しなくても、ちゃんと慰謝料払って、それなりの面倒は見ながらでも、私との新しい生活を始めて欲しい」、と私は言った。


これはこれで、私の勉強になった。


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