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不死身探偵フェニックス  作者: 猫月猫日猫曜日


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おせっかい稲荷

〜今から20年程前

大都会の片隅に小さな稲荷神社の祠がある

参拝者の高齢化で、供物である油揚げが供えられなくなった


お稲荷さん☆このままでは神通力を失ってしまう!買物帰りに必ず油揚げを供えてくれる若嶋津婆さんの姿を見なくなった…どうしたんだろう?昔から落し物が多くて、神通力で何回も助けてやっているのじゃが…☆


祠の前の道を黒塗りの霊柩車が通り過ぎて行く

お稲荷さん☆そう言う事か!そう言えば、婆さん百歳だったな…どうしよう☆


祠の前の道を小学生が登校して行く

お稲荷さん☆あれっ、あの小学生は若嶋津の婆さんのひ孫ではないか!そうだ、間違いない!何回か婆さんに連れられて祠に来た事がある☆


翌日からお稲荷さんは最後の力を振り絞って、神通力を使い若嶋津少年に念波を送った

☆少年よ!祠に来ておくれ!供物じゃ!油揚げじゃ☆

若嶋津少年は一瞬立ち止まった様に見えたが、気付かずに行ってしまった

小学生のくせにスマホを持ち、歩きながら見入っていて、祠に全く気付かない

次の日も、また次の日も

☆鈍い奴め☆


1週間後、お稲荷さんは諦めた

☆とうとうワシも神通力を失い、形骸化した稲荷になるのか…これも天命じゃ☆


お稲荷さんが千年に渡る思い出に浸っていると、何と、若嶋津少年が祠の前に飛び込んで来た

たまげるお稲荷さん

☆どうしたんだ☆

少年「お稲荷さん、今日初めてママにスーパーへ買物を頼まれたんだ!今気付いたんだけど、財布が無いんだ!ヒイお婆さんの話を思い出したんだ!祠に油揚げを供えると、探し物の場所を教えてくれるって」

お稲荷さんは久しぶりの油揚げを見て、ツーーと嬉し涙が出た

一雫の涙がポトリと少年のスマホの上に落ちた

少年は驚きスマホの画面を見ると、何と狐のアイコンがあるではないか

狐のアイコンを押すと、地図が現れてナビゲーションが始まった

画面に表示される矢印通りに進むと、植え込みの中に見覚えのある財布が一つ


〜刑事に成る

若嶋津少年は探し物を見つけられる事で評判になり、大人になると刑事に成った

今でも週に一回は祠に油揚げを供えている

そうしないと、狐のアイコンが消えてしまうからだ


〜幻の絵画盗難事件

映画撮影に使った時価10億円の幻の絵画が、煙の様に贋作と入れ替わった事件だ

防犯カメラの映像も、指紋や下足痕も全く無くお手上げだ

最後の手段として、若嶋津はスマホの狐のアイコンを押し、「犯人の手掛かり」と話しかけた

すると、スマホの画面には地図が現れて目的地までのナビゲーションが始まる


〜公園

矢印に沿って小走りに向かうと、そこは公園であり、若嶋津が休日にランニングしている場所だ

おやっ

遠くから170cm位でスレンダーな黒髪の美女が走って来る

お淑やかな感じでもあり、健康的な容姿だ

夕陽を背負って後光をさしながら走って来る

何だか少しドキドキする

ナイス「若嶋津さ〜ん」と手を振りながら近づいて来る

前回少し話す機会があり、お互いの職業の話しをした

彼女は女優で今回の事件現場の映画撮影にも出演していた


若嶋津「また、会いましたね」

ナイス「はい、これ」

封筒を手渡された

中を確認すると、今回の事件の証拠の数々

若嶋津「君は一体…」

ナイス「この前言ったわよね!あたしは女優でもあり、探偵でもあるとね」


(今回は若嶋津刑事のハートを射抜いた様だ)

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