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不死身探偵フェニックス  作者: 猫月猫日猫曜日


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4/6

不思議な電話ボックス

今回は、ドラマ[不思議な電話ボックス]の後日談だ

昭和の頃が全盛期だった電話ボックスは、令和の時代にはスマホの台頭で姿を消しつつあり、探すのは大変だ

ドラマロケに使われた電話ボックスは、実はナイスの自宅の近くにある

駅で降りて自宅に向かう途中、何故か夜間は人気の無い公園沿いの歩道に存在している

真っ暗な場所で、電話ボックスだけがステージの様に浮かび上がる

夜に中に入ると、守られている様でホッとする場所だ

ナイスは久しぶりに入ってみる事にした

「何故か、落ち着くなぁ」

すると、突然呼び出し音が鳴り響く

流石にナイスは驚いたが、好奇心から受話器を取ってみた

若い女性の声が聞こえた

「助けて!」

ナイスは驚きつつも一拍置いて問い返した

「どうしたの?誰?」

女性は話し始めた

「誘拐されて薬を打たれて頭がハッキリしない 自分が誰だか分からない ただ、頭に浮かんだ番号に電話した あぁ、彼が車で戻って来た音がする」

そこで、ガチャンと電話は切れた


ナイスは1時間程、次の電話を待ったが、再び呼び出し音が鳴ることはなかった

その間、疑問点を推理していった

薬を打たれて自分の名前すら思い出せないのに、どうして公衆電話の番号がわかったのだろうが?

いや、電話番号では無いのかもしれない

すると、住所だけ覚えていて、数字部分で電話したら、公衆電話の番号だったのかな

兎に角、知り合いの刑事若嶋津に電話して、公衆電話の番号に一致する住所の失踪者がいないか、調べて貰った

また、彼と言ったのは犯人を示しているのか、又は最近事件が多い元交際相手を示しているのか

ストーカー被害者の住所一致も追加で調べて貰った


ナイスが帰宅した時、若嶋津から連絡があった

結論から言うと、電話番号に一致する住所は無い

都内のストーカー相談件数も千件以上あるそうだ

行き詰まったナイスは、ふと電話器の横のルーターの固有番号を見た

8桁だ

もしや、記憶の薄れている彼女は、部屋にあるルーター等の固有番号を見て電話したのではないだろうか!

そして偶然、公衆電話の電話番号と一致した可能性がある

そうであれば、その部屋の住所と連結しているかもしれない

警察なら調べられるに違いない

早速、若嶋津に連絡して調べて貰う


暫くして、現場に若嶋津が向かっていると返信があった

若嶋津の車にもミツバチドローンが入っていて、位置情報機能もある

ナイスもタクシーで現場に向かう

到着すると若嶋津に付けておいたミツバチドローンから受信したナイスのスマホで、犯人と争っている映像動画がみえてきた

若嶋津は黒帯の柔道家だ

巴投げ一閃、犯人を投げ飛ばした

おや、投げた若嶋津の方が動かなくなった

犯人が起き上がり手には注射器

そうか、例の薬物を打たれたのか

机の上に蓋の空いた小瓶があった

ナイスは咄嗟に思い立ち、遠隔操作でミツバチドローンの針を小瓶の中の薬物に漬け込んだ

一方、犯人は若嶋津を縄で縛るのに集中している

そこで、後ろから犯人の首にソッとミツバチドローンの針を刺した

案の定、犯人は若嶋津に抱きつく様に動かなくなった

ナイスが急ぎ部屋に入ると動かなくなった男2人と、奥に意識朦朧とした女性がいた

机の上には薬物らしき小瓶が10本あったので、今後の護身の為に1本だけポケットに入れた

警察に応援要請と救急車を呼んだ

3人とも救急車で病院に運ばれた


翌日、刑事の見舞いに行くと、3人共に退院する所だった

犯人は、その場で逮捕されて警察署に向かった

あとで聞いた話だが、犯人は獣医師で、女性は元交際相手

獣医師の男はアフリカに1年間研修に行き、帰国時に猛獣用の麻酔薬を持ち帰った

元交際相手に会いに行くと、別の男と交際しているのが分かって、怒りに任せて女性に猛獣用麻酔薬を打ち、誘拐したということだ


(今回は、あたし以外が生き返った)

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