猫の話
昔の事を思い出したので書きました。
我が家の近所は道がせまく車がゆっくりしか走れません。
そんな条件ですと、猫を外飼いするお宅が多くなります。
昔、我が家には近所の猫ちゃん(女の子)が遊びに来ておりました。
甘えん坊で私が帰宅する時間に合わせて訪問し、私がゲームをしている間ヒザの上でお昼寝したものです。
私のことを旦那認定していて、家に来ると独特の鳴き声で「来たよ」と私に伝え、友達を連れて来た時は「誰よその女!」とにらまれたこともありました。
その子も年を取り、我が家に来なくなってしばらくしたある日。
私の夢に猫が出てきました。
窓をカリカリして「開けて」と頼んできます。
しかし毛色が違い茶色ではなかったので、あの子じゃないと判断した私は入れてあげません。
同じ夢を3日連続で見ました。
さすがに私も、これは絶対あの子だ。
夢で私に会いに来てくれたんだ、と確信します。
そして次こそ入れてあげなくては、と決意して
また夢を見ます。
真っ白い猫が窓の側にいます。
私は窓を開け、彼女を抱き上げました。
その子は私の腕の中で、幸せそうに目を閉じます。
目が覚めた時は、良かった、やっとあの子をだっこできたとホッとしましたよ。
そしてその日は、たまたま飼い主さんに会えたので声をかけました。
「猫ちゃんどうしていますか?」
「‥今朝、亡くなりました」
あーーーーあの子、私がだっこするのを待っていたんですよ。
絶対。
ジャンルはホラーとエッセイ、どちらが良いのでしょうか?




