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第4話 少年になったハイルとエルフの爆乳美少女

「俺、子供になってんじゃん!?」


 “十歳くらい” のハイルは、爆乳美少女に指さされた姿見を見て、驚愕の声を上げた。


「んふふ♪ ダンジョンで倒れてたんだよ?」

「だ、ダンジョンで……?」

「うん。何があったか、聞いても大丈夫かな?」

「あ、えっと、はい……」


 ハイルは何があったかを話そうとする。

 だが──、


(あ、あれ……? 言いたいのに声が出せない……!?)


 ハイルは声を出せなかった。

 ダンジョンでガイルに襲われた事。殺された事。

 それらを話したいのに、その事を口に出そうとすると全く声が出せない。


「ど、どうしたの!? 大丈夫!?」

「あ、は、はい……大丈夫です……」


(これは普通に喋れる……もしかして、ダンジョンであった事だけが話せない……?)


「あ、あの──!」


(がっ……! やっぱりだ……ダンジョンであった事を話そうとすると、喉に何かが引っかかったように喋れなくなる)


「もしかして……ダンジョンであった事、聞いちゃいけない感じ、だったかな……?」

「そ、そういう訳じゃないんですけど……その……すみません……」


 ハイルは、ベッドの上で項垂れる。

 言いたいのに言えない。ハイルはもどかしく、そして申し訳なくて項垂れてしまった。


 そんなハイルを見た爆乳美少女は──、


「あ、え、えと! 気にしないで! 誰にだって言いたくない事の一つや二つはあるから!」

「い、いや、そうじゃなくて……」

「大丈夫! 私は君に何があったとしても、嫌ったりしないから」

「え……?」

「あ、そう言えば自己紹介がまだだったよね。私はクロハ。冒険者ギルド【ブリューヘル】に登録している冒険者だよ」

「あ、俺は──」


 ハイルは名前を言おうとして止まった。


 このまま本名を言ってしまって平気なのか?

 ハイルが所属していたパーティーは英雄パーティーとしてそれなりに名が知れている。

 それに、パーティーメンバーの名前も大々的に発表されている為、ハイルの名前もそれなりに有名である。


 この街に住んでいて、冒険者であればハイルの名前を知らない者はほとんどいないだろう。

 だからハイルは、本名を伝えるかどうかを迷っていた。


 しばらく迷った後、ハイルは──、


「ぼ、僕は……僕は……は、ハルです……」


 偽名を使う事にした。


「ハル……いい名前だね! そ、それでぇ……」

「ん?」

「君……ハル君はぁ〜その〜い、今何歳なのかなぁ〜?」

「へ?」


 なぜ年齢を? と思うハイル。

 その為、ハイルは素っ頓狂な声を漏らしてしまった。


「は、ハル君の年齢が成人である “十五歳” を超えていればぁ〜……えへへ〜♡♡♡」


 爆乳美少女──クロハは、腰をクネクネと動かしながら恍惚とした表情を浮かべている。


「あ、あの〜クロハさ〜ん……?」

「はっ!? ご、ごめんね……ついいつもの妄想を……」

「妄、想?」

「あっ!? ううん! なんでもない! 気にしないで! えへへ〜!」

「ん〜?」


 ハイルは首を傾げた。

 が、それと同時に思った事があった。

 それは──、


(この人……ちょっと危ない人かもしれない……)


 と。


 ★ ♥ ★


(やってしまったーーーーーー!?)


 クロハはお風呂に入っていた。

 湯船に浸かりながら、顔を両手で覆い心の中で叫んでいた。


(ダンジョンで倒れているのを見た時から、可愛い子だなぁと思っていたけど、いざお話してみると男らしい強さがあって、子供なのに子供っぽくなくて……)


「私の理想の男性そのもので、つい暴走してしまった……!」


(いつも小さな男の子に “襲われる” 妄想をしていたから、妄想と現実の境界線を超えてしまうところだった……!)


 クロハは俗に言う “ショタコン” だった。

 しかも、ただのショタコンではない。

 子供っぽい見た目で、成人していて、男らしい力強さを持っている事。


 それがクロハの理想だった。


 ハイルは、その理想に当てはまっていたらしい。

 おそらく、目を覚ました時の口調と言葉から、力強さを感じたのだろう。

 そうすると残る条件は一つ。


「後は年齢なんだけど……聞きそびれちゃったな……」


 ハイルの年齢を知りたかったが、自分の性癖がバレ、嫌われるのを避けたかった為、クロハは話を終了させてしまった。

 その為、ハイルの年齢を聞くことができなかった。


「はぁ〜……ハル君、かぁ〜……」


 クロハは肩までお湯に浸かり、天井を見上げる。


「可愛いし、格好いい……私、好きになっちゃったかも……♡」


 出会って間もないのに、クロハはハイルに恋をしてしまったらしい。


 いや、本当に間もないのに、だ。

 時間で言うと、ハイルは気を失っていただけで、特に会話もしていない。

 それなのに、クロハはハイルに惚れた。


 これはクロハが恋に落ちやすいだけなのか、それとも……。


「明日、ギルドに行ってハル君の申請をしなきゃね」


 これからの事を考えながら、クロハはお風呂をゆっくり楽しんだ。

 エルフの爆乳美少女──クロハちゃんはまさかのショタコン!

 しかも、中々に難しいこだわりの条件があると言う理想高き女の子。


 現段階だとこの程度ですが、今後、クロハの変態な部分が沢山出てくると思います。

 気に入っていただけて、好きになっていただけますと幸いです!

(引かないであげてくださいね……)。


 ハイルはハルと名乗り、クロハと生活していきます。

 二人がどのような関係性を築いていくのか、そして、ハイルは今後どうなっていくのか。

 しっかりと書いていきたいと思っておりますので、楽しみにしていてくださいね♪


 もし、気に入っていただけましたらブックマークをしていただけますと、嬉しいです!

 よろしくお願い致します!

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