ことり
今週もありがとうございました!
平日投稿人のGONJIです。
来週もよろしくお願いいたします!
私の子供のころは遊びと言えば外で近所の友だちとつるむのが普通でした
ボールが一つあれば何なと遊びを考え出せるという子供たちは言わば天才集団と言えると思っています
ボールが無くても石ころがあれば石蹴りなんて遊びもするし、棒きれがあれば陣地取りなんて遊びも考えだすのです
道具なんか何もなくても鬼ごっこや花一文目なんてのもありましたし
ほんと天気がいいと小学校から帰ってきたら体を使って走り回っていました
小学校も高学年になると自転車も自由に操れるようになり、タイヤのサイズが26インチの自転車に乗り出すと一端の大人になった気分で、近所だけでなく小学校の校区の果てまで出かけて同級生と遊ぶようになりました
でも、やっている遊びは低学年の頃とほぼ変わっていませんでした
なんせ電話すら家に無く隣の家から呼び出しでしたからね
今では考えられない時代ですね
エアコン・・・当時は冷やし専門でしたからクーラーやテレビは白黒のブラウン管テレビからカラーになったのはちょうど小学校の高学年の頃でした
私が小学校3年生の時に大阪の千里で万国博覧会が開催されました
多分それ以降からクーラーだのカラーテレビが一般家庭に普及しだした気がします
無ければ無いでそれが日常の生活ですから普通なのですね
電化製品でもこんなのがあるらしい!羨ましいなぁと言うのが関の山で細やかな夢でした
その後夢がどんどん叶っていったわけですが・・・
人間って一度便利を知るとやめられない!
まあ、それが良い意味では維持しようと向上心に繋がる訳でもあるのでしょうけどね
さて、私が小学校低学年頃まで親から言われて信じていたために怖がっていたものがあるのです
全くのデタラメではありませんし、そういうこともあったようです
私はお陰様でその体験は全く無く現在にいたりましたし、自分も誰かにそれをして恐怖を与えたことはありません
遊び場は近所と言っても数箇所エリアがあります
一番近い公園、ちょっと離れた公園、住宅エリアの横にある空き地や刈り入れが終わった大きな田んぼ、ザリガニ採りをする池やドブ川・・・
遊びによってエリアが変わるのです
時計なんて近くにはないので、日が暮れてきたら家路に着くのです
秋ぐらいになってくると日が暮れだしたら暗くなるのが本当に早いですね
なので、家から少し離れた場所で遊んでいて日が暮れたからと家路に着くと家に帰るまでに暗くなることがあるのです
暗くなって家に帰ったら怒られます
それも怖いのですが・・・
私は暗くなってくると振り返って空を見上げながら駆け足で急いで家に向かっていました
空をきょろきょろ見上げながら本当に一生懸命走る
それは何故か?
怖いからです
親に言われていたこと「暗くなるまで遊んでいると《ことり》にさらわれるで!」
この何かわからないけど恐ろしいであろう《ことり》を恐れて空を見回して走るのです
そう、私は《ことり》という鳥らしきものがいて私をさらって行くんだと信じていたのです
《ことり》が空からあの猛禽類のように私を掴んでさらっていく・・・怖い!
どこかでさらわれる事件も確かにありましたが「子取り」は鳥より怖い人間の仕業なのです
空を見るより辺りを見回したほうが良かったのね
今後は一切そんな不幸な事件が起こりませんように願っています