第二話
二話目です。
私が隣の大陸、セアワール大陸にきてから一ヶ月がたった。楽しかったよ?そりゃ。ウェイウェイやってたもん。
なんか知らんゴロツキにさらわれそうになったらけつを四つに別けてやり、屋台のオヤジにぼったくられそうになったらけつを四つに別けてやり、ちびどもにすられそうになったらけつを四つに別けてやり、、、私、けつ四つにすること以外やってないな。うん。
いやさ、だって楽しいんだもん。けつ四つに別けるの。分かるだろ?え?分かんないって?そっか~(しょんぼり)
まあ、要するに目標もなくダラダラやってても得るものはないってことだね。師匠も言ってた。
、、、あの人意外と名言多いな。
それはまあ、おいといて、私は弟子を取ることにしたわけですよ。はい。
ゴロツキどもとじゃれあって、その上の裏組織ともじゃれあって、ついでに貴族ともじゃれあって、そのまたついでに海辺の国一個滅ぼして。そしたらここの魔法のレベルなんかはだぁいたぁい分かるじゃん?
その結果ここの魔法、前世のところよりえらく進歩が遅くてね?いっちょ弟子取って育てたらなかなか良い感じになるんじゃないかなぁと、思うんだよ。
ついでに国つくったりして。うん。楽しそう。
「ーーーと言うわけだエーギルくん。君、今日から私の弟子ね?」
「はぁ!?ふざけんじゃねえ!!」
この銀色のボサボサの髪をした薄汚い少年はエーギルくん十才。可愛い可愛いスラム少年だ。
そんなエーギルくんに魔法の言葉を授けよう。
「弟子になったら毎日食事をあげよう。勿論1日三食だ」
「はぁ!?マジかよ!!、、、いや、でも妹や仲間の面倒とか見なきゃだし。それに、年下の小娘に弟子入りとか、、、」
悩み続けるエーギルくん。可愛いね。
はぁ!?誰がショタコンじゃ!?ブッ殺すぞ!!
「お仲間の分も食事の面倒くらいみてあげるよ。まあ、そのお仲間にも弟子入りして貰うけどね?」
そこからまた十分位悩んだエーギルくん。決心したみたいだ。
「、、、本当に全員分の食事をくれるんだな?」
「勿論。その程度のことで嘘はつかないさ」
だってつく必要もないし。私の特産物の一つ、過失技巧の保存庫が東京ドーム二十三個分のものが入るし。
東京ドームとやらがどれ程のものかは知らないけど、少なくとも今までものを入れるのに困ったことはない。当然、食料もたんまりだ。
「なら決まりだ。俺のことを弟子にしてくれ」
決心した表情で見下げるエーギルくん。可愛いね。デレデレしちゃうよ。
「よーしそれなら全員連れてこい」
こうして、私に計十八人の弟子ができた。
タイトルって長い方が良いんですかね?