第5話
418:1
>>417
そうこれ。
そこで拾った紙切れに、こんなことが書いてあったんだ。
「この呪術は、とある童話に基づいて進められている」
「呪術を進めるためには、童話のストーリーの各要素と、童話の登場人物を演じる者が必要だ」
「一人の登場人物を、複数の人間が演じても構わない」
「全ての登場人物が舞台の上で演じきり、ストーリーが結末を迎えた時、術者の悲願は果たされるだろう」
419:小説にあった怖い名無し
なんだこりゃ
420:小説にあった怖い名無し
おい待て
呪術って書いてあるということは、これも、スノーホワイト連続殺人事件と何らかの関わりがあるんじゃないか⁉︎
421:小説にあった怖い名無し
そっか。スノーホワイト連続殺人事件も、狂気に取り憑かれた奥様が、お嬢様を生き返らせるための、“呪術”の手段として引き起こしたものだったっけ
422:小説にあった怖い名無し
じゃあ、紙にある『この呪術』=かつて奥様が行った呪術……?
いや、待てよ。
行った、という過去形ではなく、紙に書かれてる通り、『進められている』という現在進行形なのだとしたらーー
423:小説にあった怖い名無し
えっ、待って、それってつまり、
奥様は、自身が死んだ後も、現実世界で屋敷がなくなった後も
異世界にかつての屋敷を作り上げて、無関係な人間を引き込んで、殺して、新たに呪術を行おうとしてる、
ってことになるんじゃ…!
424:小説にあった怖い名無し
>>423
425:小説にあった怖い名無し
>>423
426:小説にあった怖い名無し
>>423
427:小説にあった怖い名無し
>>423
428:T
>>423
……確かに、その仮説に則って考えると、辻褄が合いますね。
「この呪術は、とある童話に基づいて進められている」
考えてみたんですが、ここにある“童話”とは、殺人事件の名称にもなった、『白雪姫』じゃないかと思うんです。
病死した一人娘も、周囲の人々からは白雪姫と呼ばれていたらしいですし。
429:1
だけどさ。どうして奥さんは、お嬢さんを生き返らせるための呪術と、童話を結びつけさせなくちゃいけないの?
430:小説にあった怖い名無し
>>429 同意。わざわざそうさせる理由が、俺にも分からん…
431:小説にあった怖い名無し
>>429-430
通常、現実世界に実体を持たない霊的な存在は、『人々につけられた名前』や『その名前に含まれる単語の意味』から強い影響を受けることがあります
この洋館での怪奇現象も、『スノーホワイト連続殺人事件』という事件名、事件名に含まれたスノーホワイトという単語に、その在り方を縛られている
その可能性も十分に考えられます
432:1
>>431
そうなんだ……。それを前提として考えると、
「呪術を進めるためには、童話のストーリーの各要素と、童話の登場人物を演じる者が必要だ」
というところも納得がいくな。
だが、『白雪姫』のストーリーと登場人物が、この呪術(?)に、どういう形で含まれているというんだ?
433:小説にあった怖い名無し
>>432
かつて、スノーホワイト連続殺人事件で殺された使用人は全員で七人じゃん
それは、白雪姫の話に登場する、【七人の小人】を現している…とか
434:小説にあった怖い名無し
>>433 おおー!
435:小説にあった怖い名無し
>>433 成る程!
436:T
そうだ!
上記の使用人に関連して、洋館内で私達を襲った化け物と、殺された使用人達とも関連があるかもしれないです!
使用人達は、それぞれどのような方法で殺害されたんでしたっけ?
437:小説にあった怖い名無し
>>436
メイド…寝てる時に首の骨を折られた
執事…溺れさせられた
コック…包丁でメッタ刺し
庭師…生き埋め
主人の付き人…トンカチでメッタ打ち
乳母…焼殺
乳母の子ども…毒殺
438:小説にあった怖い名無し
イッチと幼馴染が、屋敷内で遭遇した化け物ズは?
439:1
>>438
紫太郎(仮名)
燃えるような恋をしたい(仮名)
レッドマン(仮名)
狩人(仮名)
水も滴る良い男(仮名)
泥んこ(仮名)
寝違えた人(仮名)
斬新なヘッドデザインですね(仮名)
440:小説にあった怖い名無し
おい1wwwwww
441:小説にあった怖い名無し
なんつー仮名つけとるんじゃwwwww
442:小説にあった怖い名無し
なるほどわからん
443:T
紫太郎→肌が紫色に変色して全身が膨れ上がった子供
燃えるような恋をしたい→全身が焼けただれた女
レッドマン→全身が血塗れの男
狩人→銃を持った大男
水も滴る良い男→全身から水を滴らせた腐乱死体
泥んこ→全身土まみれの腐乱死体
寝違えた人→首がありえない方向に曲がった男の人
斬新なヘッドデザインですね→頭がひしゃげた男の人
444:小説にあった怖い名無し
>>443 通訳乙‼︎
445:小説にあった怖い名無し
>>437 >>443
これらを関連づけるとしたら…
メイド…寝てる時に首の骨を折られた→寝違えた人
執事…溺れさせられた→水も滴る良い男
コック…包丁でメッタ刺し→レッドマン
庭師…生き埋め→泥んこ
主人の付き人…トンカチでメッタ打ち→斬新なヘッドデザインですね
乳母…焼殺→燃えるような恋をしたい
乳母の子ども…毒殺→紫太郎
446:小説にあった怖い名無し
>>445 嘘だろ
めっちゃ当てはまってる
447:小説にあった怖い名無し
偶然にしちゃ一致しすぎてる!
448:小説にあった怖い名無し
じゃあ、1たちを襲った化け物の正体は、殺された使用人たちってこと!?
449:410
またまとめてみたぜ
〈新たに推測できたこと〉
・かつての殺人事件で犯人が“生贄”を求めたように、屋敷(を今支配している元凶?)が、新たな生贄を求めている?
⇒奥様の霊が、お嬢様を生き返らせるための呪術を再び行おうとしている?
⇒その呪術は、『白雪姫』の童話になぞらえて進めなくてはならない?
・屋敷の中には、>>1達の命を狙って襲いかかってくる化け物達がいる
⇒化け物達の正体は、スノーホワイト連続殺人事件で殺害された使用人達?
⇒この七人の使用人達は、白雪姫の物語の【七人の小人】を象徴している?
450:小説にあった怖い名無し
>>449 乙
451:小説にあった怖い名無し
ちょっと待って
イッチたちを襲った化け物ズについてだけど、『銃を持った大男』だけ、どの使用人の特徴にも当てはまらなくないか?
452:小説にあった怖い名無し
>>451 ほんとだ!
あと、メイド=寝違えた人っていうのも変じゃないか? 寝違えた人は、首がありえない方向に曲がった男の人なんだろ?
453:小説にあった怖い名無し
確かに。メイドって言ったら、普通は女性だった筈だよな
454:小説にあった怖い名無し
実は男の娘だったんじゃない?(小声)
455:小説にあった怖い名無し
>>454 そんなわけあるかっww
456:T
首が曲がっていた化け物は、間違いなく男の体でしたよ……?
となると、『銃を持った大男』と『首がありえない方向に曲がった男の人』の二体に関しては、まだまだ謎が多いですね。
457:小説にあった怖い名無し
だなー
458:小説にあった怖い名無し
じゃ、そこは一旦置いといて、他の部分の推測もしようぜ
個人的には、首吊りの部屋と剣山の部屋が、白雪姫の童話にどう絡むのかが気になるな
459:小説にあった怖い名無し
白雪姫の話って、魔法の鏡とか毒リンゴとかは出てくるけどさー
紐や針なんてもん出てこなくないか?
460:小説にあった怖い名無し
>>459 いや、絵本やアニメ版だと省略されることが多いけど、原作では毒林檎の前に出てくる
461:小説にあった怖い名無し
>>460 kwsk
462:460
白雪姫は、彼女の美しさを妬んだ継母に命を狙われて逃げ出し、森の中の、小人たちの家に匿ってもらうだろう? それでも執拗に白雪姫を追う継母は、三度、彼女を殺すための罠を仕掛けた
一度目は、腰紐で絞殺しようとし、二度目は、毒を仕込んだ櫛で刺殺しようとした。どちらにおいても白雪姫は死んでしまうが、小人たちの活躍によって息を吹き返した
そして、三度目。毒林檎によって今度こそ白雪姫は死んでしまい、王子が来るまでの間、眠りにつくことになった
463:小説にあった怖い名無し
作中で3回も死ぬ主人公って大変だな
464:小説にあった怖い名無し
二度も白雪姫助けてるとか、小人たちめっちゃ有能じゃん
465:小説にあった怖い名無し
>>462
これって要するに、
首吊りの部屋は、【白雪姫が腰紐で絞殺されるエピソード】を、
剣山の部屋は、【白雪姫が櫛で刺殺されるエピソード】を、
それぞれ象徴しているってこと?
466:小説にあった怖い名無し
>>465 すげぇ繋がった!
467:小説にあった怖い名無し
>>465 やったー繋がった!!
468:小説にあった怖い名無し
となると、洋館の中には、【白雪姫が毒林檎で毒殺されるエピソード】を象徴した部屋が、まだ残っている……?
469:1
みんなすごい。次々と推理してくれてありがとう‼︎
>>468
でも、洋館の中は一通り見て回ったけど、それらしき部屋はなかったなあ。
死体があったのも上の二部屋だけで、他は普通の洋風の部屋だった。
あっでも、何故か不思議な力を感じた場所が、いくつかあったような……。
470:小説にあった怖い名無し
えー
白雪姫って言ったら、魔法の鏡と並んで、なくてはならないアイテムだろ >>毒リンゴ
471:T
そういえば、>>470さんのコメントを見て、思い出しました。
この屋敷のいくつかの部屋で、“鏡”を見ています。もしかしたらあれらも、呪術に関わるものだったかもしれません。
472:1
>>471
不思議な力を感じた場所は、いつも、鏡が置いてあった部屋だったと思う!
473:小説にあった怖い名無し
>>472 な、何だってーー!?
474:小説にあった怖い名無し
不思議な力を感じるとは一体…
475:小説にあった怖い名無し
>>474
幼馴染曰く、元からイチは「霊やその類のものを無自覚に無尽蔵に引き寄せる」らしいからな
『そういうもの』を感じ取る力は強いのかもしれん
476:小説にあった怖い名無し
>>475
自分が屋敷に引き寄せられてたことには気が付いてなかったようだけどなw
474:T
これからの方針が決まりました。
まずは、“鏡”のあった部屋にもう一度訪れて、また手がかりを探します。
478:小説にあった怖い名無し
>>477 いってらー!気をつけてな!!
479:小説にあった怖い名無し
>>477 イチも幼馴染も頑張れ!!!
続く
次回、新キャラが登場します。