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日常と召喚

どもどもー。ネカマな僕と~の後書き前書きだけテンションのおかしい作者です。

本作は完結していなくせにネカマな僕と~のスピンオフ作品です。

VR物の異世界トリップをよく読む最近。ならばと少し焦点をずらし、VR主人公を異世界召喚してみました。

テンションはネカマな僕と~と一緒です。

通称「氷界の魔法使い」それが僕の…。

いや、VROMMORPG「ログセリオン」のプレイヤーアバター名ふうま・・・のログセリオンにおける通り名だ。


10人中10人が可愛いと称する外見と、ログセリオンの開発に関わっていたという父親のアバターから受け継いだ数々のレア装備を纏った姿は、ゲームが発売された当時のPV映像を思い起こさせるらしく。

今でもよく「蒼の天使」のファンだ…。サインをくれ…。結婚してくれ…。むしろ俺の嫁…。

などと言われることが多々ある。


父親も母親もとっても優しいので嫌い所か大好きなのだが…。

なぜ母親似に生んでくれなかったんだと恨む今日この頃だ…。


それもそのはず…。

父親と街を一緒に歩けば、なぜかボーイッシュな格好をした可愛い姉妹だと勘違いされてナンパされる事は日常茶飯事だし。

…君モデルにならない?

と、なぜか女性用…特に小中学生向けのファッション雑誌から勧誘を受けることはしばしばだし…。


ログセリオンでも別にネカマプレイをしているわけでもないのに貢物されて、変なレアアイテムとか増えていくし…。

(スクール水着とか猫耳とかもらっても、どうすればいいんだよ!)


小さな頃から仲がいい幼馴染には、「私の横に立たないでよ!私の存在が霞むじゃない!」と避けられるし…。

よくお世話になってるお姉ーさんには、「さすがみことたんの子供ですね!破壊力が桁違いなのです!」と褒められる(?)し…。


と、いろいろ大変な目にあってきた訳なのだ。

でもね…、僕は初めて今までの僕は幸せに暮らしていたんだと実感しているんだ…。


だってさ…。


僕、召喚されてしまったらしいんだ…?



―――


少し時を戻そう…。父親に似てしまったため微妙に不憫な人生を送ってきた僕は、それでも毎日を楽しく生きてきたつもりだ。

今日も学校から帰ってきて、ログセリオンにログインしたんだ。


普段はなかなか会えない幼馴染のアルゼントもログインしていて、嬉しくてとてもはしゃいでしまった気もする。

ちなみにアバター名「アルゼント」は本名もアルゼントと言うとても可愛らしい銀髪の少女だ!

なんでも、昔父親たちがログセリオンをプレイしていた時にとてもお世話になった人の子供らしく、アルゼントとそっくりな彼女の母親に初めて会ったときはとても驚いたものだ。

きっと、彼女がこのまますくすくと成長したら。あの人みたいにとても綺麗な銀髪の女性に成長するのだろう!

とても、楽しみだ!


…じゃなくて。そう、アルゼントと久しぶりに会い(彼女は天才と呼ばれるカテゴリーに属する人間で結構忙しいらしい…)、テンションが上がってしまった僕は彼女とパーティを組みフィールドに駆け出したんだ…。


そして…――。いま、僕らは異世界にいるんだ。


フィールドに出た瞬間僕らを包んだ真っ白なエフェクトに巻き込まれ、アルゼントを庇うとかそんな甘い幻想が浮かび上がる前に。


僕らはいきなり召喚された。


真っ赤な絨毯と高い天井。遠くに座るのは偉そうにふんぞり返っている王様らしき人。

周りを囲んでいるピカピカな鎧を来たでっかい兵士さん。そして、目の前で手を組んで祈りを捧げている綺麗な女性―――。



「ねえ、そこのお嬢さん?とりあえず拉致られたんだ…。…キレてもいいよね?」


だから僕は…、怒りを押さえ込み。とても朗らかな笑顔で目の前にいる女の人に笑いかけたんだ…。

―――父親の教え通りにね…。




父から息子へ送る一家条「ふうま、笑顔は立派な凶器だよ?」

(/ω\*)いやー、どこか鬱な要素を含まないとやってられない作者にしては、かなり健全なネカマな僕と~シリーズは書いてて楽しす。


というわけで、ふうまたんが異世界で暴走を開始します!


お父さんとお母さんについてはご想像におまかせです!

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