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初めての対面、期待以上の射精サービス

 ある夜、俺は相変わらず一人で酒を楽しんでした。

 バイトの給料日だった今日は少し奮発して高いビールを買ってそれを飲んでいて、俺は一人ため息を吐いた後グラスに酒を注ぐとそれを傾けた。

 ふと、先日オカズとして楽しんだ梨花さんのことを思い出したのだ。

 名前をつぶやいては一人興奮しながら射精したあの夜は、その後なんだか情けなくなったのを覚えている。

 あのサイトの会員になるだけならと思いながら、再びあのサイトを探してみた。

 わずかな時間だけだったが目にしたワードなんかの記憶を頼りに、俺はサイトが表示されそうなブラウザを操作して検索を繰り返してとある人物を見つけ出した。

 梨花さんだ。それと同時に俺は目を疑った。


「また会えた……」


 そこに現れたのはあの梨花さんだったのだ。

 そのサイトへの登録自体は無料であり、以降はお気に入りの女性との事前メッセージなどで対面日時を決定した後に決済するシステムらしい。

 俺はどうしても梨花さんのことが気になってしまい、早速予約を依頼したのだ。


『初めまして。今回梨花さんに射精管理を依頼したくご連絡しました。早漏なのですが大丈夫でしょうか?』


 どのくらいで返信が来るのかわからなかったが、意外にも一時間せず返信が届いた


「早漏の人、大歓迎です。いっぱい射精させてあげますね」


 俺はその返信を見て、思わずニヤケてしまった。

 そして、梨花さんとメッセージのやり取りを何度か交わした後で予約日時が決定した。


 それは、ちょうど一週間後だった。

 当日、俺は梨花さんに射精管理してもらえるという喜びと興奮で、その日一日は仕事も手につかずに過ごしていた。

 当然バイトは休みだったが、大学の授業中は上の空で、教授に何度も注意をされてしまった。

 俺は、梨花さんがどんな人なのか想像を膨らませながら待ち合わせの時を迎え、予約した時間通りに梨花さんと対面した。


「こんにちは、今日はよろしくお願いしますね」

「は、はいっ!こちらこそよろしくお願いしますっ!」

「ふふっ。そんなに緊張しないでください。私はあなたの専属ですから。じゃあ早速ホテルに行きましょう」


 梨花さんはそう言うと俺の手を引いて歩き出した。

 専属なんて言葉を言われるとは思っておらず、その言葉が特別に感じて嬉しかった。

 きっと誰にでも言っている言葉だろうが、なんだか期待してしまっている自分がいた。

 梨花さんの身長は俺より低いけど少しだけ年上で、引き締まったウエストから脚がすらっと伸びていて人目を引く人だ。

 そんな梨花さんと手を繫いで歩いているだけで俺の心臓はバクバクと高鳴っていた。


「あ、あの……梨花さんは、年齢とか……名前は本名ですか?」


 俺は思わず聞いてしまった。


「そうだよ。年齢も名前もサイトに書いてあるとおり。私、こういう仕事してるけど嘘は嫌なんだよね」


「そ、そうですか……」

「そういえば早漏だって書いてあったよね?オナニーは毎日してるの?」

「は、はい。だいたい毎日してますね」

「そうなんだ。早漏って治そうとして治るものじゃないらしいけど……でも、気持ちよくして精子いっぱい出させてあげるから安心してね。じゃあ、ホテルに行こうか」


 梨花さんはそう言って俺の手を引いて歩き出し、これからのことに期待を膨らませながら俺はついて行く。

 そんな会話を交わしながら、俺たちはホテルへと入って行った。


「じゃあ早速だけど始めましょうか」


 部屋に入るなり梨花さんはそう言って服を脱ぎ始めた。


「えっ!?もうするの!?」

「そうよ?そのために来たんだから。それとも、怖くなっちゃった?」

「い、いや……大丈夫です……」

「じゃあ、一緒にお風呂入ろっか」


 梨花さんはそう言って俺の前に立ち、シャツに手を掛けた。


「ちょ、ちょっと……」

「ほら、脱がしちゃうよ」


 梨花さんは言うなり俺の上着に手をかけて脱がし始め、されるがままに裸にされてしまった。


「ねぇ?ここのホテル、こういう道具置いてあるけど。使ってみる?」

「こ、こういうのって……手錠ですか?俺、使ったことないなぁ」

「そうだよ。私ね、手錠は基本的に着けちゃってるんだけど後ろで着けてもいい?」

「あ、じゃあ……」


 そう言って梨花さんはベッドの上に並べられた性玩具の中から一つを手に取ると、俺の両手を体の後ろで組ませて装着した。

 その様子は既にどことなくエロく興奮させてくれるものがあり、俺はゴクリと唾を飲み込んだ。


「いいね……なんかMみたいで素敵よ」

「……い、虐めたいってことですか?」

「うん。こういうの好きなの」


 梨花さんはそう笑うと俺を抱き寄せてキスをした。

 初めは軽く触れ合う程度に、だが徐々に俺の舌を求めるように深く舌を絡めてきて、俺は反射的に息を止めるがすぐに限界を迎えてしまい口を離してしまい、それと同時にシャランと手錠が音を立てた。


「ふぁっ……はぁっ……」

「ふふっ、キスは苦手?じゃあ、もっと気持ちよくしてあげるね」


 梨花さんはそう言うと再び唇を重ねてきた。

 それは濃厚に舌を絡ませながらも絶対に俺の口を離そうとはせず、むしろ犯すように暴れ回るような舌使いで思わず声が漏れそうになる。


「んんんっ!!」


 必死に耐えていたが、とうとう苦しくなり声と息が漏れてしまって、今度は腰をビクッと震わせて盛大に達してしまった。


他、pixiv等でも更新しています。

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