早漏男が出会った理想の女性
とある有名大学に通っている俺は、田舎から上京して一人暮らしをしていた。
都会での暮らしは楽しみで仕方なかったのだが、田舎暮らしの長かった俺は都会という場所に期待をし過ぎていたのかもしれない。中学も高校も地元では彼女がいたが、大学に入ってからは新たな出会いがないのが正直なところ。
可愛い子やタイプの子はいるのに、いざとなると意識し過ぎてしまい積極的になれないのだ。
当然今も彼女はおらず、日々の性欲解消は自分でするしかなかった。
「はぁ……彼女欲しいなぁ……寝る前に一回シコっておくか」
大学から帰宅し、一人発泡酒を飲みながら一人きりのアパートで呟く。
一人暮らしは気楽で自由だが、同時に寂しさもある。
「あ~、誰でもいいからヤラせてくれねぇかなぁ」
俺はベッドに寝転ぶと、スマホでアダルト動画を再生した。
「ん?」
ふと、あるサイトが目に留まる。
それはとある会員制のサイトで、『あなたの理想の女性が24時間いつでもあなたの射精を手伝います』と書かれていた。
「マジかよ?」
そう呟きながらも、酒の勢いも借りて試しに登録する。
自分に似た体格や顔が写っている写真を選ぶことが出来るみたいだけど、そんなん適当に選んでおけばいいだろうと思い適当に選ぶ。
「お?これは……」
選んだ写真は黒髪ロングの清楚系美女。
名前は『梨花』というらしく、年齢は21歳、身長162cm、体重は44kgと記載がある。
このサイトに登録している女性は全員フリーで活動しているらしく、サイトに登録してはいるが実際は指定のルールなどはなく、女性それぞれのルールに従うシステムなのだという。
写真の下には女性の詳細なプロフィールも表示されているが、まだ会ったことも話したこともない女性のことなどわかるはずもない。
同じページにはがセックスしているサンプル動画が見られるようになっていた。
男が彼女の胸を揉んでいると、それに対してエロい表情で頷きながら『沢山出してね』と呟いている。
そんな動画を見つめながら俺は自分の下半身に手を伸ばすと、そこは既にビンビンになっていた。
画面の女を見ながら、俺はズボンをおろして取り出した竿を握りシコシコと扱き始めたのだった。
彼女の胸はDカップとのことで、画面越しに真っピンクな綺麗な乳首をに触れるとそれだけで達しそうになった。
実際に触れているわけでもないのに、そのサンプル動画を観ながら俺は竿をしごく手の動きをどんどん早めていく。
「はぁはぁ……梨花さんの中に中出してぇ」
そんな時、俺の下半身から何かがこみ上げてくるような感覚があったかと思うと、自分の竿から何かが噴き出し、思い描いた白い液体がベッドの上に降りかかったのだった。
相変わらずバカなことしてんなと自分でも思うが、その時の俺は一晩で二発も射精したことでスッキリし、そのまま眠りについてしまったのだった。
実は早漏であり、一度イってしまえばそれなりに回復するまで時間も掛かるのだが、その時はすぐに出したばかりとは思えないほどにまたしてもギンギンになっていた。
翌朝、目を覚ました瞬間からあそこはビンビンになっていたが、それは男であれば普通のこと。
バイト行かなきゃと考える反面、一度抜いておきたいと思い獣のような息を吐いてズボンを脱ごうとするが、下半身の突起に一度引っかかりつつスウェットを足首から脱ぎさる。
昨晩も抜いたはずなのに、俺のペニスはもうガマン汁がトロリと垂れる程先端を膨らませていた。
ふと、昨日のサンプル動画の梨花さんが頭に浮かぶ。
いつか会える時が来ることを期待しながらティッシュを持って床にしゃがんだのだが、同時に素晴らしい感覚が全身に走りその場に硬直する。
相変わらず早漏なのはどうにかしたいと思っているが、今朝の快感も頭が真っ白になるほどの衝撃だった。
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