年の差なんて
「最近年の差恋愛が流行っていますね」
「まぁな、親子ほどってのもたまにあるくらいだし、4歳や5歳は当たり前だな」
「昔は年下の男がモテたらしいですね」
「あぁ。平均寿命の点から見ても、女性より男性の方が寿命は短いからな。年下のほうがいいだろう」
「それって連れ合いと長く一緒にいたいってことですよね」
「そうだな」
「いいですねぇ」
「まぁな」
「でも今は年上の男がモテているらしいですよ」
「年上の方が包容力も財力もあるからな」
「遺産残して早く死んでくれるからですか」
「そういう考え方も、あるな」
「世知辛いですねぇ」
「あぁ」
「でも、好きになるってこと、ただ、好きで傍にいたくてその人がたまたま年が離れてたってこと、そういうこともありますよね」
「あるだろうな」
「それこそ『愛があれば、年の差なんて』ってことですよね。年が離れてるから恋愛する、なんて本末転倒ですから」
「そうだな」
「それによく考えると、ですよ。例えば一回り年が違うとします。生まれたばかりの赤ちゃんと小学六年生。これってかなりの差ですね」
「かたや寝返りもうてない赤ん坊と逆上がりや逆立ちもできる12歳だからな」
「5歳と17歳ではどうでしょう」
「幼稚園児と高校生…犯罪だな」
「では12歳と24歳。ようやく片方の半分です」
「小学六年生と社会人か…やっぱり犯罪じゃないのか」
「恋愛に年齢制限はないですよ。たとえ子供でも、女は女、男は男です。しかし今は関係ないので次に、20歳と32歳ではどうでしょう」
「まぁ、ちょっと離れてるがおかしくはないな」
「25歳と37歳、30歳と42歳、40歳と52歳、そして100歳と112歳」
「そこまでいくとたいして変わらないな」
「そうですよ。地球上の長い歴史の中で、数億年のうちの10年や20年なんて瞬きの間にすらなりません。人間の百年弱の生命なんてほんのわずかなものです」
「ずいぶん話が大きくなったな」
「簡単に言うとですね。一回りの差ですら取るに足りないことなんです。7歳なんて無いに等しい差じゃないですか。ね、先生」
俺はため息を吐いてしみじみと目の前の生徒を見つめる。
まさに「人形のよう」という言葉がぴったりの美しいというよりはとびきり可愛らしい少女だ。
「神津、考え直せ」
「でも、好きなんです」
「互いにとってあまりに不都合だ。せめてあと10年、いや7年待て」
悲しそうにうつむく姿に罪悪感を覚える。悲しませたいわけではない。しかし―――
「でも、その間にたっくんに好きな人ができちゃうかもしれないじゃないですか!」
涙を浮かべて睨み付けるませた生徒を前に、俺は途方にくれた。
「だがな、さすがに5歳児にプロポーズはちょっと早いんじゃないか」
_____小学生の教師も、楽じゃない。
神津さんは小学六年生の美少女で、隣の家の拓哉くん(5歳)にフォーリンラブ。 担任の杉田(38歳妻子あり)に恋愛相談中。
教師×生徒の禁断と思わせておいて・・・みたいな話が書きたかっただけ。
暗い話ばかりじゃちょっと・・・と思っただけ。
勢いだけ。
びみょうなオチだ…いや本当は教師×生徒が好きなんですが自分じゃ書けないですねぇ。




