サンドイッチ駅に止まっちまったんだが俺は降りるべきだろうか(^w^)そこが問題だよな
問題なのはここが果たして異世界なのかあるいはそうでないかだ。異世界であるなら俺は降りるべきだ。なぜなら呪われているからだ。(^w^)←この通り俺には髪がない。学歴もない。しかも40~50歳なのに異世界ハーレムものの小説を読んでいる。だけどもうどうしろっていうんだ。そんなにダメだというなら俺はぐちゃぐちゃになって死ぬしかないんじゃないかな? 殺せよ。もういっそ殺せよ。生物的に立派なんだろ? 殺して見せろよ。おらおらおらおらおら。(^w^)俺はここにいるぜ? 決着をつけようじゃねぇか?
(^w^)(^w^)(^w^)俺はいや俺たちは生物というよりは偏在する何かだ。髪がない俺たちは神のことも信じてない。神がいるなら俺たちにも髪があるはずだ。
だいたいこの国はいまだにハンコでFAXを送っている。この国自体が呪われているのだから髪もハーレムもまたしかりと言うのが当然の帰結ではないか? 俺が悪いのか? なぁ俺が悪いのか? じゃあケツでハンコ食ってFAXに顔つっこんで死ねば許してもらえるのか?
(^w^)金はチートだ。つまり上流支配階級者どもは異世界からの転生者だ。これは高度な情報戦だ。異世界ハーレムは放たれたクロスカウンターと言える。これは狂ったボクシングだ。
o(^w^)o 俺のジャブは効くぜ? 腕にバネが仕込んであんだ。ピストル並みよ。
(^w^)だけど心がガラスのそれでよ。常に足が震えてる。
本題に入ろうか。おかしな顔文字は忘れてくれ。
俺はハゲじゃないからあんな奴らのことは知らないしちょっと薄いだけだからハゲじゃない。どこからがハゲかという神学論争を始めると収まりがつかなくなって(^w^)←こいつらがまた出てきてしまう。こいつらはやばい。『(^w^)・オブ・ザ・デッド』という小説があってもおかしくない。そんなものはないのだが。
「次は~、サンドイッチ駅、サンドイッチ駅」
あってたまるかそんな駅。ポーカーのおっさんと何のゆかりがあるってんだ?
第一、サンドされてるのは俺らだ。現実と異世界のはざまでいつも挟まれつぶされかけてる。俺らは呪われた具だ。誰が食うんだこんなもん。サンドイッチという名の抑圧だ。
そう思うとがぜんムカついてきた。何がサンドイッチ駅だ。俺はパンの形をした(^w^)だぞゴラァ? やんのか? お?
(^w^)おら おら。俺はここにいるぜ?
(^w^)俺を切って見ろよ? 裏にいるのも俺だぜ。かまぼこみたいに増えていくのよ。
(^w^)(^w^)(^w^)オブ・ザ・デッドよ。
しかも腕はバネ仕込みでよ。そのパンチはピストル並みよ。
だけど心がガラスのそれでよ。画面の向こうじゃ泣いてるんだ。
手に持ってた「(^w^)・オブ・ザ・デッド」を取り落とした。だっておかしいじゃないか? 第一、この鉄道には毎日乗ってるんだぜ? それをいきなりサンドイッチ? そんな駅知らねぇよサブリミナルの実験じゃあねぇだろうな?
だとしたらどんな暗示なんだ。これは高度な情報戦だ。サブリミナル駅を設けたところで俺がポーカーするとでも思うのか? (^w^)←これが俺のポーカーフェイスよ。人生もまたポーカーなのさ。誰もが心をひた隠しにして、孤独なBETを繰り返す。
(^w^】俺は影のある男。俺には無糖のコーヒーが似合うのさ。
『.pな:堕堕堕九十三万meet八十二ho;;殴おreぶ』
そんな字列が電光板を流れた。喧嘩売ってんのか? ニワトリを絞めた時のような何かが鳴った気がした。メールが来た。「お母さんですよ茂彦お母さんです手を増やしなさいお母さんです燃やします足りません母です207です」
母じゃないことだけは分かったので非通知にぶち込んどく。
前後車両の明かりがばちんばちんいって消えたりしている。この車両だけ明るいままだ。明滅してる前後車両の方が正しくてこの車両の方がおかしいんじゃないかという気がしてくる。それくらいばちんばちんいって消えたりしていた。
(^w^;)こんなんでビビると思ってんのか? あまいんだよ。え? 武者震いだよ。俺マジ武者だからよ。
車窓から見える木々の中に、二足歩行してるやつがいた。
またメールが来た。今度の差出人は『そ』ってやつだった。論外だった。
「茂彦見てるか?見てるぞ!俺の背中を見てくれれば俺が背中を見せてるんだぞ?銀行口座に振り込んでくれよ!あと名前を教えてくれ!」
だいたい茂彦って誰なんだよ。
(^w^;)俺、茂彦じゃねえし。それに怖くねえし。それに俺ハゲてもねえし。薄いだけだし。あと怖くねえし。
「見~て~る~ぞ~」
でかい顔が車窓を横切ってった気がするけど気のせいだ。
【サンドイッチ駅】
そんな駅はない。だがここにあった。しかとそう書かれていた。ごくありふれた田舎駅という風情だったが俺はこんな駅しらない。
だがここにはそれがあった。ここはいわゆるあれなのかも知れない。俺は異世界に来てしまったのだ。何がいけなかったのだろうか? いや理由などないのだろう。因果というものがあるならば俺の頭がふさふさでないことの説明がつかない。無から有は生み出せないのだ。
(^w^)だが俺には分からないことがあるのだ。ここが異世界であるのなら、ポーカーのおっさんは異なる時空にも存在している? ポーカーのおっさんは偏在しているのか?
(^w^)ポーカーのおっさんはポーカーでロイフラを作るためにあらゆる時空をリセマラしているのか。やつはサンジェルマン伯爵に比肩する存在なのかもしれない。
問題はすべてが仮説であるという点だ。ここが異世界のサンドイッチ村とは限らない。マジでポーカーの村かもしれない。負ければ死ぬポーカーだ。当然だろう? こんな薄気味悪い村で行われるポーカーなんてまとものはずがないんだ。
おそらく特殊な乗り換えを何度かすることでここへ来るように設定されてるんだ。俺は偶然それをやってしまったのだろう。ポーカーに支配された村だ。救いなどない。あるのは役だけだ。
(^w^)俺は選ばなければならない。何をって? だって俺はゴミのように扱われていたんだ。きもいおじさん。それも低賃金のおじさん。臭いおじさん。牛丼のおじさん。そんな風にいつも蔑まれ、つばを吐かれ、叩かれ、ハンコを投げられ、FAXで殴られて、なぶりものにされてきた。
(^w^)もういいんじゃないか? だって、はなくそみたいな性根のやつしかいないじゃないか。さんざん奪っておいてから、努力が足りない、たるんどるだの、自己責任論を振りかざしてくる。
俺たちがこんななのはお前らにしゃぶり尽くされたからだ。俺たちは骨だ。犬のおやつだ。呪われたおやつだ。地獄のおやつだ。
(^w^)こんな場所を愛せって? マゾじゃねぇんだ。いやマゾだってこんな場所嫌だろう。ここは無味無臭の地獄だ。ひたすらの苦しみがあるだけだ。顔文字でも入れてねぇとやってられねぇような、胸糞の悪い場所だ。
(^w^)異世界なら死んでやるよ。願ったりだ。青くて丸い地獄よさらばっ! お前らはハンコでも打ってFAXで殴り合ってろよ永遠にな。
(^w^)だがしかしだ。ポーカーの村だったらどうする?
負ければ死ぬポーカーだ。しかもいるのはやり手ばかりだ。ギャンブルってのは確率論的に胴元が勝つようにできてるから稼ぎたい奴らは子対子の勝負を選ぶ。それがポーカーなんだ。ポーカーで儲けようなんてやつらはやり手ばかりだ。俺なんて食い物にされるのがもう見えてる。
(^w^)しかもよく考えてみろ? 俺みたいな40~50の異世界ハーレム読みが異世界と勘違いしてポーカー魔窟に入ってしまい、そこでしゃぶられ、死ぬなんて、こんな恥ずかしいことあるか?
スレ立つぜ?
『異世界ハーレム豚、勘違いしてポーカー魔窟に入り無事死亡wwwwwwwww』
SNSには拷問写真が貼られるんだろうな。
俺は観光名所となり、その墓石を、毎日FAXで殴られるのだろう。
(^w^)そんなのごめんだ。死ぬよりもひどいじゃねぇか。
(^w^)このサンドイッチ駅で降りるか? それはとてもリスキーな賭けとなるだろう。
「ORINAINO?」
それはいつの間にか立っていた。女の形をした何かだった。
(^w^)「人? がいたのか助かった! 教えてくれよ! ここはどこなんだ? 降りるべきか? 何が起きてる?」
女は答えた。
「MONDAINANOHAKOKOGAISEKAIKAARUIHASOUDENAIKADA ISEKAIDEARUNARAOREHAORIRUBEKIDA NAZENARANOROWARETEIRUKARADA ( ^ w ^ ) ←ー KONOTOORIORENIHAKAMIGANAI GAKUREKIMONAI SIKAMO$~%SAINANONIISEKAIHA=REMUMONONOSYOUSETUWOYONDEIRU DAKEDOMOUDOUSIROTTEIUNDA? SONNANIDAMEDATOIUNARAOREHAGUTYAGUTYANINATTESINUSIKANAINZYANAIKANA? KOROSEYO MOUISSOKOROSEYO SEIBUTUTEKINIRIPPANANNDARO? KOROSITEMISEROYO ORAORAO,,,
※この物語はフィクションです。
ここが異世界なのか何なのかは結局分からずじまいなので異世界転移タグはつけなくてもいいという判断でつけてないです一応。