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お風呂戦争 《極楽の湯に入れるのは誰だ!》

作者: モグポク

 今作に出てくる場所はすべて架空の場所です。

?月♂♀日


 さぁーて、始まりました!!お風呂戦争《極楽の湯に入れるのは誰だ!》!実況は私モグポクと、


 【亮平】「解説の会原(あいはら)亮平(りょうへい)と、」


 【つばさ】「徳山(とくやま)つばさでお送りします」


 さてと、今回の企画はタイトル通り極楽の湯に入れる先着3名を巡り争ってもらう競技でございます!では、早速出演者に登場してもらいましょう!


 エントリーナンバー1


     『野中(のなか)(なごみ)


 【和】「ど、どうも!野中和と申します。よろしくお願いしましゅっ!!」


 【つばさ】「こ、この方は、可愛い人ですね」


 【亮平】「素直に嬉しい反面、若干恥ずかしいんだけど」


 【つばさ】「おや、亮平君。この方とどういう関係なんですか?」


 【亮平】「お、俺の、、彼女です(*ノ▽ノ)」


 【つばさ】「今は亮平君の方が可愛い気が」


 では、どんどんいきましょう!


 エントリーナンバー2


     『三毛猫(みけねこ)


 【三毛猫】「三毛猫、頑張りまーす!!」


 【つばさ】「おや、この方はどちら様でしょう?」


 ふふ、三毛猫はたまに後書きで出てくる後書きサポーターである!


 【亮平】「後書きサポーター、要るか?」


 エントリーナンバー3


     『中津川(なかつがわ)(めぐみ)


 【恵】「私、頑張る!」


 【全員】「かわゆっ!!!」


 エントリーナンバー4


     『上田(うえだ)みずほ』


 【みずほ】「よ、よろしくお願いいたします…」


 【亮平】「巨乳よーし。可愛さよーし。全てよーし」


 【つばさ】「すみません、今のところコピーして後で和さんに送ってもらいませんか?」


 【亮平】「や、やめろー!!!!」


 wwww  www  笑笑  草  乙~


 ど、どんどんいきましょう。あはは~


 エントリーナンバー5


     『向日葵(ひまわり)若葉(わかば)


 【若葉】「私は今言いたいことがある!」


 ん?何でしよう。みなさーん、若葉さんにちゅーもーく!!


 【若葉】「私は、実況席にいる、会原亮平君が、好きだー!!!!」


 うおーーー!!  これは神回!  みんな、亮平にちゅーもーく!!


 【亮平】「ごめんなさーーい!!!」


 Oh~  なんてことだ  最悪だ  亮平の野郎、ちょっと表出てこい


 エントリーナンバー6


     『沖根(おきね)(まもる)


 【沖根】「な、なんでボクだけ名前が苗字表示なんですかッ!」


 【つばさ】「本当にボクっ娘っているんだね」


 エントリー7


     『徳山(とくやま)なすの』


 【なすの】「つばさー、見てるー?」


 【つばさ】「僕の親がすみませんm(._.)m」


 【亮平】「だ、大丈夫、大丈夫!」


 エントリーナンバー8


     『岡島(おかじま)麻衣(まい)


 【麻衣】「う、うわぁ、凄い」


 【亮平】「岡島の妹も出てんのな」


 【つばさ】「岡島?」


 【亮平】「俺の友達だ」


 エントリーナンバー9


     『斎藤(さいとう)朋子(ともこ)


 【朋子】「みんなのともちん、ここに参上!」


 【つばさ】「おや、元気っ娘ですねー。あと身長ちっちゃくて可愛い!」


 【朋子】「徳山つばささん、でしたっけ?後で仲良くお話ししましょう」


 【つばさ】「それはもう、喜んで」


 【亮平】「お前、さっきから思ったんだが、結構変人じゃね」


 エントリーナンバー10


     『小山(おやま)ひかり』


 【ひかり】「小山ひかりです!以後お見知りおきを!」


 【亮平】「名前の通りオーラが光ってんな」


 【つばさ】「僕もそう思う」


 【ひかり】「あ、つばさだぁ!おーい」


 【亮平】「ん?知り合い?」


 【つばさ】「まあね。同じ部活動に入ってる友達だよ」


 【亮平】「端から見たら完全に恋びt」


 【つばさ】「ん?なにか言った?」


 【亮平】「ナンデモナイヨ!キニシナクテイイヨ!」


 【つばさ】「なぜに片言?逆に気になるんですけど!」


 さあーて、最後の出演者の登場です!十一人もいると長いっすね!


 【全員】(すっごいどうでもいいからはよ進めろや)


 じゃあ、登場してもらいましょう!


 エントリーナンバー11


     『橋本(はしもと)のぞみ』


 何!?  まじで  嘘だろ!  すげぇ!  本物!?


 【のぞみ】「橋本のぞみ入りまーす!今日はよろしくお願いします」


 【亮平】「うおっ!マジの橋本のぞみさんも呼んでるのかよ!初めて生で見たぜ」


 【つばさ】「ねー。ほんと凄いよねー」


 【亮平】「ん?思ったより反応薄いけど、もしかして、」


 【つばさ】「もしかっすよ!」


 【のぞみ】「あ、つばさだ。おーい」


 【亮平】「やっぱりー。知り合いだったんかよ」


 【つばさ】「あはは~。ごめんね」


 というわけで出演者が全員揃ったところで、ルール説明をしていこうかと思います!


 ルールその一

  今回のゲームは誰が温泉に早くつけ、入浴することができるかを競いあってもらいます!入れるのは三人のみ。早いもん勝ちです!


 ルールその二

  道中には三つの試練があり、それを乗り越えた者のみ入浴が許可されます。失敗したものはその時点で脱落(ゲームオーバー)です!


 ルールその三

  制限時間は一時間。それ以上を越えるとその時点で未クリア者は全員脱落です!


 以上がルール説明です!ではまず出演者はそこの小屋に入ってもらいます。全員が入ったら、ゲームスタートです!


           ◇


 十一人中三人当選のお風呂をかけた勝負。誰もが勝利を望むその中で、斎藤朋子もまたその中の一人でした。しかし、他の選手と比べ、彼女は一つ劣っているものがありました。それは、身長差というどうしようもない欠点でした。彼女の身長は133㎝と他の選手と比べ20㎝背が小さく、小山ひかりなんて30㎝以上差があるのですから、体格差上不利です。しかし、

 「負ける気がしませんね~」

 と、自信満々に言いながら小屋の中に入っていきました。

 「朋子ちゃん。私も負けないよ!」

 そんな声に返事され後ろを向くと、そこには巨人の女、ではなく、小山ひかりが笑顔で並びました。

 「貴女はたしか、小山ひかりさんでしたね。近くで見ると、、でかい」

 「でかい!?胸が?」

 「貴女のそれの何処がでかいというのです?」

 どう見ても身長でしょう、と朋子は主張する。しかも、

 「それは私と比べて比べるほどのないくらいの差があるでしょうに」

 朋子の胸は大きく主張され、ひかりの胸はぺったんこです。それを指摘され、ひかりは怒るかと思いきや、

 「じゃあ、このあとそれを見るのが楽しみだわ」

 と、意味不明な事を言ってきたので、一瞬意味のわからない言動に首を傾げましたが、すぐに周りを見て理解しました。

 「そういうことですね。それなら貴女のそれも見るのが楽しみです」

 遠目の和は二人の仲良しさに微笑みました。まさか胸の話で盛り上がってることなど知らずに。


         ◇


 【亮平】「それで、最初の競技はなんなんでしょうか?小屋の中でバトルロワイヤルとかっじゃないですよね」


 流石に小屋の中に入ってバトルしたり、何処かに一瞬で転移するわけではありません。異世界じゃあるまいし(異世界にそんなものがあるのかは別として)。では、早速始めましょう。最初に選手が行ってもらうこと、それは、


 『いかに早く水着を着られ、なおかつゴールまで走り抜け!水着かけっこ!』


 早く水着を着た走者は小屋を出発し、3㎞先の第二関門まで走り抜けます。この競技はバテない限り脱落者は出ませんが、一位抜けした走者はかなりこのあとの展開に有利になる、そういった競技です!


 【つばさ】「つまり、これは器用さと体力が問われるということですね」


 【亮平】「それに加えて持久力も必要ってことだな。運動してない勢乙ゲーってことか」


 そういうことです。とりあえず予め走者の水着は各々の場所に置いております故ご安心くださいませ。

 では、早速始めましょう!位置について、よーい、



       ドン!!!!



 早速始まりましたお風呂戦争!最初の関門で誰が早く水着に着替えることができるのか!?残念ながら小屋の中の様子は音声のみ公開で、映像等においては公開できません。公開したら変態野郎です。


 【亮平】「それは、かなり問題だな」


 小屋の中の様子は音声のみの実況で頑張って参ります!


 【和】「よし、着替え終わった」


 おぉーと、和選手がもう既に着替えを終えたようだー!


 【亮平】「はっや!若葉から聞いた噂は本当だったのか」


 さーそして、今ドアが開けられるのか!?


 【和】「ともちんのお⚫ぱい、でっかくて、いい!」


 変態発言が出てしまった!和選手、他の選手の胸に目を奪われてしまった模様!


 Oh~  それもあり!  変態だー  可愛い  ww


 【亮平】「全読者様に顔向けできねぇ。本当に申し訳ない…」


 【つばさ】「とんでもない変態キャラっすね…」


 【亮平】「うー、恥ずかしい…」


 【和】「んー、勝った!」


 【亮平】「何に!?」


 【和】「ひかりちゃんのお⚫ぱいに!」


 【ひかり】「ななななな何言うんだよ!この、変態!」


 【亮平】「俺が言うのもなんだけど、今すぐ脱落してしまえ!」


 《悲報》和選手はとても変態な方で収集つきません…


 ガチャ…


 おー!早速最初の走者が出てくる…!


 【全員】「なっ!!」


 それはヤバイ!まさかの恵選手、全裸スタートかっ!


 「映像!早くモザイクかけてくれ!!!」


 やばっ!  笑笑  えっろ  あ、モザイクでた  wwwwwww  やば、鼻血でた  真の変態だ!


 こ、これは流石にルール違反ですよ!


 【亮平】「大胆だなぁ」


 【つばさ】「これ、ヤバイやつですよね…」


 《速報》恵選手は先程500メートル地点で捕獲されました。即小屋に連行される模様


 小説家になろう様、読者の皆様方、本企画主催者様、これは健全なるものです。先程の件、深くお詫び申し上げます。


 【亮平】「モグポクも大変だな」


 【つばさ】「女の子の裸が頭から離れない…」


 【亮平】「落ち着けつばさ」


 ガチャ…


 モザイク準備よーし。気を取り直して、最初の走者は誰だ!


 【つばさ】「あれは…!」


 最初の走者、先頭走者はなんと、小山ひかり選手です!そして、続いて斎藤朋子選手、岡島麻衣選手、向日葵若葉選手が次々に走っていく!


 【亮平】「最初に着替え終わったやつは何してんだよ」


 【和】「みずほちゃん、お」


 【亮平】「これ以上恥ずかしい思いさせんな!!!」



 【ひかり】「なんで私はスク水なのよ!若干恥ずかしい!」


 これには深いわけがありまして。


 【亮平】「なにそれ、どんなのか気になる」


 ひかりの御母様から差し出されたのがこれでした。以上です。


 【ひかり】「なんで私がいないときに預かりに来るのよ!ああ、嘆かわしい!他に可愛いのがあったでしょうに!」


 【つばさ】「確かに、これで三キロ走るのはきついな」


 【亮平】「気にするとこ、そこ?」



 さて、今現在の順位です!


       一位 小山ひかり

       二位 岡島麻衣

       三位 向日葵若葉

       四位 斎藤朋子

       五位 徳山なすの

       六位 橋本のぞみ

       七位 中津川恵

       八位 上田みずほ

       九位 沖根守

       十位 野中和

      十一位 三毛猫


 全員が小屋を出発し、第二関門に向かって行く!


 【亮平】「この光景シュールだなー」


 【つばさ】「みんな大変そうだなぁ。三キロも走るんでしょ」


 【亮平】「その点若葉、沖根は持久力あるからなー。上位あり得るな」


 【つばさ】「ひかりが一位か。ちょっと心配だな」


 特に麻衣選手と若葉選手、のぞみ選手と恵選手は接戦です!


 【亮平】「確か麻衣ちゃんは小六だったよな。それで張りあえるって、やっぱすげぇよ」


 【つばさ】「えっ、小学生!?ロリっ子?」


 【亮平】「もしかしてつばささんロリコン?」


 【つばさ】「え、違うけど」


 開始二十五分、先頭のひかり選手はまもなく第二関門に突入します!


 【ひかり】「あ、次の関門見えた。ん?左から入れ?これは仮設トイレ?」


 【亮平】「仮設トイレ?トイレするのか?」


 【つばさ】「そんなわけないと思うけど」


 【ひかり】「とりあえず入ってみたけど、トイレではない。あるのはタッチパネルだけ」


 【?】「よく来たな、挑戦者共」


 【ひかり】「きゃっ!喋った!?」


 【??】「ねぇ、もうカメラ回ってんの?」


 【?】「カメラじゃないの、これは。これは音声録音。って、雰囲気ぶち壊しじゃねーか」


 【若葉】「た、楽しそうね…」


 【ミールィ】「おっと、これまた失礼した。我が名は女神ミールィであるぞ」


 【夕夏梨】「女神って…。貴女女神設定違うでしょう。端から見たらイタイ人ですよ。ちなみに私は姪浜(めいのはま)夕夏梨(ゆかり)です」


 【ミールィ】「イタイ人言うな。でも、私、ほぼ女神みたいなもんだしー」


 【夕夏梨】「ほぼの時点で違う気が」


 【ミールィ】「だー。尺オーバーよ。今頃選手は今早くしろと急かしてるぞ!」


 【朋子】(イタイ人ですけどまともで私たちの心中を理解している人のようですね)


 【ひかり】(楽しそうだし、ま、いっか!)


 【ミールィ】「というわけで、この第二の試練の内容の説明をするのだが、」


 【夕夏梨】「この試練はクイズを五問出します!」


 【ミールィ】「ジャンルも幅広く、いろんなクイズも出るので、」


 【夕夏梨】「スピーディーに解いちゃってくださいね!」


 【ミールィ&夕夏梨】「『間違えたら即脱落!?五問クイズ大会!』」


 第二関門はクイズ大会です!さあ、選手は全員突破なるか!


 【ミールィ】「じゃあまず第一問!『江』『洲』『沙』に共通するものを漢字一文字で表しなさい。まあ、これは簡単よね」


 【夕夏梨】「それ、ミールィ目線じゃないっすか?」


 【ミールィ】「それ以上言うな」


 【朋子】「これは簡単ですね。答えは…」


 ピンポン!ピンポン!


 【ミールィ】「正解だ。答えは『水』だ」


 【夕夏梨】「さんずい、だからですよね。では、次は私から問題。第二問、サッカー、ソフトクリーム作り体験、寿司屋巡りを同時期に行いました。では、それはいつの出来事でしょう!」


 【麻衣】「???どゆこと???まー、ソフトクリームって書いてあるし、『夏』で!」


 【ひかり】「簡単、簡単!答えは『九月』!」


 ピンポン、ピンポン!


 【ミールィ】「『九月』、『夏』、『春』って答えたやつは全員正解だ!その三つとその時期を英語にした最初の一文字が『s』だ!」


 【夕夏梨】「はいはーい、時間ないからどんどんいくよ!第三問、門は門でも食べられる門なーんだ」


 【つばさ】「亮平わかる?」


 【亮平】「門って英語でアーチだろ?だからあっちぃ物を挙げればいいんじゃねーか?」


 【つばさ】「鍋焼うどんとか?」


 【亮平】「ま、それでもいいんじゃないか」


 【和】「あー、そゆこと。確かにあれ美味しい」


 【のぞみ】「んー、答えは、これ、かな?」


 ピンポン、ピンポン!


 【夕夏梨】「正解!答えは『もんじゃ』!」


 【ミールィ】「じゃあ第四問!皆さん、『馬鹿』って十回言ってください」


 【全員】「馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿」


 【ミールィ】「馬鹿が逆立ちしたら?」


 【麻衣&なすの&三毛猫】「カバ!」


 ブッブー


   バタン!!!


 【麻衣&なすの&三毛猫】「キャァー!!!!!」


 おっと!麻衣選手、なすの選手、三毛猫選手脱落ー!


 【亮平】「何!?違うのか!?」


 【つばさ】「もう、亮平さんったら!それに母さんまで…」


 【恵】「馬鹿を逆さまにしても、」


 【若葉】「馬鹿なんじゃ」


 【のぞみ】「バーカ」


 【つばさ】「くしゅん」


 【亮平】「なんだ風邪か?」


 【つばさ】「誰かが噂した。大体予想つくけど(のぞみだろーな)」


 ピンポン、ピンポン


 【夕夏梨】「正解は『馬鹿』です!まあ、勿論出演者全員わかったことだし、実況予定の亮平も解ってたはずです!即答えを叩き出してたと私はそう確信しています!」


 【ミールィ】「それ、亮平ってやつが答えられない伏線じゃねーか」


 【つばさ】「ミールィさん、ご明察過ぎる」


 【夕夏梨】「と、いうわけで尺的上最終問題です!」


 【ミールィ】「それは言わない約束だろうが」


 【夕夏梨】「そんな約束などしていない!最終問題!胸がドキドキして、顔が赤くなり、その人と一緒にいるのが楽しくてしかたがない。さて、そんな魚はなんでしょう!」


 【亮平】「つばささん、わかった?」


 【つばさ】「ああ、もちろん」


 【和】「はは、なんだ。簡単じゃん。いつも私が抱いていること」


 【みずほ】「私の想ってること」


 【ひかり】「私のとなりにいつもいて、」


 【朋子】「いるだけで楽しくて、」


 【のぞみ】「ちょっとからかいたくなる、」


 【若葉】「毎日感じてる、」


 【守】「ちょっとくすぐったくて、」


 【恵】「でもとても暖かい、」


 【全員】「そんな好きな感情を」


 【つばさ】「青春ですね」


 【亮平】「だな」


 【全員】「答えは…、『(こい)』!」


 ピンポン、ピンポン!!!


 【ミールィ&夕夏梨】「大正解!!!」


 【ミールィ】「答えは『鯉』!」


 【夕夏梨】「恋とかけてるんだよね。うん、よくわかるよ!」


 【ミールィ】「はいはい、それはいいから。では、正解者諸君、先に進みたまえ。グッドラック!」


 第二関門を通過し次の関門に進んで行く選手!現在の順位はこちら!


       一位 小山ひかり

       二位 斎藤朋子

       三位 野中和

       四位 橋本のぞみ

       五位 上田みずほ

       六位 向日葵若葉

       七位 沖根守

       八位 中津川恵


 【亮平】「これさ、さっきの感動的なシーンあったけど、あれバラッバラだったからな、時間」


 【つばさ】「まー、仕方ないじゃないんですかね」


 【亮平】「あと、一位と八位の差もかなり開いたな」


 【つばさ】「ですねー」


 さあ、まもなく最終関門に差し掛かる!さて、どんな試練が待ち受けているのだろうか!



 【ひかり】「うーん。ちょっと疲れてきたなぁ。あ、なんか見えてきた。なんだろ?入ればいいのかな?」


 【亮平】「なんなんだ、あれ」


 ふっ、ふっ、ふっー。ま、見てもらった方が早いと思うよ(^-^)


 【ひかり】「なにこれ、分かれ道?」


 【朋子】「うわぁ、行き止まりですよ、これ!」


 【亮平】「これって、まさか!」


 そうです!第三の関門は!


   『極楽の湯への鍵を手に入れろ!鍵探しin迷宮』


 迷宮内に設置してあるいくつかの宝箱のうち、三つある鍵を探してもらいます。制限時間残り15分。鍵を見つけて極楽の湯に入ることができるのか!?


 【亮平】「あと15分!?」


 【つばさ】「これは見物ですよ!」


 今迷宮内にいるのは上位五名。しかし、じきに全員が迷宮の中に入るでしょう。いったい誰が見つけられるのか!?


 【和】「あ!宝箱、発見!」


 おっと、和選手、一つ目の宝箱を発見した!


 【和】「中身はなんだろなぁっっっ!!!虫の詰め合わせじゃないの!」


 おっと!はずれ箱を引いてしまった模様!中には大量の虫が入っていた!!!


 【和】「全く、違うじゃん!」


 おっと!勢いよくはずれ箱を閉めていく!


 【つばさ】「僕なら実際あんなの見たら一瞬で逃げると思う」


 【亮平】「その点、和は虫が苦手じゃなさそうだなって反応だったけど。やっぱすげーや」


 おっと!さっきのはずれ箱の前にまた一人来た!


 【若葉】「ん!宝箱、発見!」


 【亮平】「これはどんな反応するんだろ」


 【つばさ】「すっっっっごい、嫌な予感がする」


 【若葉】「中身は、なんだろなー、!」




 「ひゃぁああああああぁぁあああぁああああああああああぁああああああ!!!!!!!!!!!!」




 えー、ただいま緊急事態が発生し、音声を一部切断してお送りいたします。


 【つばさ】「あー、ビックリしたー。大丈夫かな」


 【亮平】「若葉、大丈夫か?ぜってートラウマになるぞ、これ」


 ビックリしたー wwwwwww トラップえげつねぇ wwwwwww www


 【ひかり】「なんだこれ?宝箱?」


 おっと、別の宝箱にひかり選手が到着した!さて中身は、なんだー!


 【ひかり】「中身は、なんだろなー。ん?鍵?」


 ひかりは謎の鍵①を手に入れた!


 あと残り時間8分!


 「また行き止まり!」「何この扉!開かないんだけど!」「あ、みずほちゃんだっ!やっほー」「何だ、この箱は」


 おっと!また一人宝箱の前に姿を現した!いったい誰だぁ!


 【恵】「中身は、鍵だな。一応持っていっておこう」


 恵は謎の鍵③を手に入れた!


 【ひかり】「謎の扉にとーちゃーく」


 おっと!ひかり選手扉の前に姿を現した!


 【?】「宝箱の中から鍵発見!」


 【ひかり】「鍵を刺してと」


 カシャン!


 【ひかり】「あ、開いた!うわぁ!!」


 《速報》小山ひかり選手、一位到着!


 ゴーーール!なんと、ひかり選手見事極楽の湯に到着した!


 【亮平】「うおーーーー!!!!」


 【つばさ】「ひかりすごーー!!」


 8888888888 888888888 さすひか おめでとう! すげぇ!


 【恵】「なんか扉発見。鍵を回して、あれ?回らない?」


 【亮平】「あれ?なんで開かねぇんだ?さっきの扉と同じだろ」


 いえいえ、これは違う扉のようです!


 【恵】「ん?扉に『1』の文字?なんか関係してるのか?確か、鍵は…、③だ!」


 【つばさ】「あ、そゆこと。つまり、鍵の番号と扉の番号が合わないと扉は開かれないってことですね」


 つばささん、いいところに気付きましたね!つまり、つばささんの説明通り、同じ番号のところにしか入れないのです!


 【亮平】「つまり、恵さんの持っている鍵とあった扉を探さなければならないと」


 そういうことです!


 【恵】「クソッ!どこだー!」


 恵選手いきなり走り出して扉を探し始めた!残り時間2分!


 【亮平】「残り時間ギリギリだと、こっちも緊張するな!」


 【つばさ】「それよりも、何か足りないような…」


 残り時間1分!


 緊張する! がんばれー! ファイト! いけいけー


 【恵】「あった!」


 恵選手、『3』の扉に到着!急いで鍵を開けていく!


 カシャン!


 【恵】「やっと、念願の場所に、ついた」


 88888888 すごかった! お疲れ! 88888888


 残り時間25秒!


 カシャン!


 おっと!誰かが『2』の扉に辿り着いた!


 【亮平】「あ、上位三人が極楽の湯か。緊張しすぎて忘れてたぜ!」


 【つばさ】「あ、足りないのそれか。で、誰なんだろ」


 さあ、その姿がいよいよ現れようとしている!いったい誰なんだー!









 【朋子】「あ、ここがゴールですか。やった!」


 斎藤朋子選手、ゴールに到着!


   試合終了(ゲームセット)!!!!!


 8888888888 さすとも! 8888888888 鍵ゲットするとこ見たよー 88888888


 【つばさ】「終わったー!!!!」


 【亮平】「ともちん、すげぇ!!!」


 ということで極楽の湯に入ることができたのは、小山ひかり、中津川恵、斎藤朋子の三人でした!


 【亮平】「ちなみに、極楽の湯ってのは、どんな風呂なんだ?」


 ふっ、ふっ、ふっー。それは、こちら!


 【朋子】「ご、極楽の湯って、」


 【朋子&亮平&つばさ】「砂風呂!?」


 ええ、極楽の砂風呂ですよ!


 【亮平】「湯じゃねーじゃねーか!?」


 でも、ここの砂風呂。借りるの超絶頑張ったんですからね!それくらいすごい砂風呂なんですから!


 【朋子】「あれだけ、頑張ったんだからさぞすごい砂風呂なんでしょうね」


 【ひかり】「あ、ともちーん!ここの砂風呂凄いんだよ!めっちゃ気持ちいよ」


 【恵】「そうだぞ。流石極楽だけのことはある」


 というわけで、今回のお風呂戦争《極楽の湯に入れるのは誰だ!》を終了します!皆様、ご読了ありがとうございました!


 88888888888 お疲れ! おつ おつ 8888888 88888888 88888888


 【亮平】「あー、めっちゃ疲れたなぁ。ねえ、つばささん。このあと銭湯行きません?」


 【つばさ】「いいですね!早速いきましょう!」


 というわけで、ここまでの実況は私モグポクと、


 【亮平】「解説の会原亮平と、」


 【つばさ】「同じく解説の徳山つばさでお送りしました!」


 【モグポク&亮平&つばさ】「バイバーイ!」


          ◇


 「というわけで、このあと皆さんで会場の近くにある銭湯に行くということでよろしいですか?」

 「はーーい!!」

 会場外の道上に戯れる十一人の少女が一斉に銭湯に向かっていきます。なぜ行くことになったのか、それはゲーム終了後の更衣室で、

 「ねえ、ねえ、流石にここまで来てお風呂に入れないことってなくない?」

 と、若葉が提案したことが発端でした。確かに上位三人は極楽の砂風呂に入ったのですが、

 「それ私も行きたい」「うむ」「私たちが今欲しているのは『お湯』ですからね!」

 と、銭湯に行きたがったので、それに便乗にて、全員参加になり、今に至る。

 「そういえばさ、第二関門で脱落したとき、何があったの?」

 「泥沼があった」

 「oh~」

 「そのあとにシャワー浴びたけど、冷たくて気持ち悪かったわ」

 「あまり暖かい泥は聞いたことないんですけど」

 「THE泥だった。入りたくない泥はもう嫌だわ」

 「逆に入りたい泥もあるんですね」

 そんな事を話しているうちに少女達は近くの銭湯に着きました。入り口に入ると、そこには、

 「あ、亮くんだ!」

 「つばさじゃん!」

 二人の男子がそこにいました。二人は、少女達を見て、そして、

 「よっ、おつかれさん」「ひかり、おめでとう」

 と、激励の言葉をかけた。

 「ま、お互い疲れを湯に流そうぜ」

 「そっち側も疲れたんですね」

 「どっかの誰かさんが変態過ぎるせいでな!」

 「え?そんな人いた?」

 和のそんな発言に全員の視線が和に突き刺さった。

 「んじゃ、お疲れ!」

 「そっちもねー」

 そして、亮平とつばさは男湯のなかへと消えていきました。少女達は女湯に入る前にお金を支払い、各々女湯の中に入っていきました。


 「はあ~。やっぱり温泉もいいわね!」

 「疲れが吹っ飛びますよ」

 「気持ちいい~」

 各々幸せそうな顔を浮かべ湯船に浸かっている少女達。戦いのあとの温泉はもう、一つの快感と呼べるものでしょう。

 「はー、気持ちいい。それに…」

 しかし、その中にひときわ瞳を輝かせている少女が一人。

 「みずほちゃんのが一番いい!」

 と、和はみずほの胸を見て、一言。

 「みずほちゃん、お⚫ぱい揉んでいい?」

 「駄目ですよ!変態ですか!?」

 笑い声が銭湯中を包む。そんななか呆れる者が一人と変態の発言に驚く者が一人いた。


 「そりゃ!」


 「ふにゃあ!!!」


 本日は『お風呂戦争《極楽の湯に入れるのは誰だ!》』にご来場いただきありがとうございました。今作で笑顔になったのであれば、モグポクは嬉しいです。と、いうわけで本編長かったので後書きはここで閉めさせていただきます。ご読了ありがとうございました!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 拝読しました。 遅ればせながら、企画からお邪魔します。 実況って、文章で表現できるんですねえ。書いたこともない上に、このような形式、思いも寄らずです。すごい。。。 わちゃわちゃ、楽し…
[一言] とても明るい楽しいお話でした。 たくさんのキャラクターを出すと書き分けが大変そうですが、伸び伸びとしたストーリーでその苦労を感じさせませんでした。凄いなぁと思いました。 オチW 皆で銭湯に…
[良い点]  はじめまして。  企画から参りました。  半分シナリオのような書き方、珍しいと思いました。  登場人物が多いと書き方に工夫がいりますね。  ドタバタの楽しさが伝わってきました。
感想一覧
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