その に
山を描く。
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人それぞれ好きな描き方ってあると思います。
一人称視点とか三人称視点とか、書きやすいってことになるのかはわかりませんが……上手いこと扱えるとかの前に「これ好き♡」みたいな。書きやすいから好きもあるでしょうが、面倒くさいことをやっていると自覚しているがそれでも好き――っていうそんなの。
私は、エアブラシが好き。
といっても、課金もせずに無料でやっているので使えるペンの数が少ないのですが、デジタル画を初めてやりだした約三年前ぐらいから好きであります。いえ、好き度が上がったと思う。今ではメインでエアブラシを使って描いております。
そんなエアブラシの何が好きか、何を便利だな〜と思っているかというと、まず陰影がつけやすい。影でなくても光もつけやすい。
あとは、消しゴムと一緒に使えば絵が描ける。この部分が一番…二番ぐらいでしょうか?
でも、デメリットもありまして、絵がぼんやりしやすい。その部分は他のペン――Gペンで二度塗りしないといけない。Gペンじゃなくてもいいんですが、一箇所描いている途中で別の箇所も気になって描いたりすることが多々あるので、ペンの太さを変えるだけでほぼ対応策出来るってところから、それと自分が不器用ってところから使用するペンの数は二種類であります。
まあ、エアブラシの種類は変えたりしますが、大抵、三角か台形60%であります。
で、エアブラシと消しゴムで山を描くとこうなります。
グレーの向こう側の山と、手前の黒い山と、レイヤーをかえてエアブラシで積み上げるように描き足し消していく感じで描きます。
誰かにしてみれば「はん、そんな描き方w」と鼻で笑われるかもしれませんが、自分はこれでいいと思っているので進化出来ないか考えることはあっても辞めることはないと思います。
山一つとっても描き方なんてそれぞれだろうと思います。
一人称視点で書いても、私語りで会話分が少ないものもあるだろうし、会話でストーリーを進ませるのだってある。それは三人称視点で書かれたものでも同じだと思います。
どう書くか(描くか)――
それもまた個性なではないでしょうか。ウケやすい書き方もそりゃああるでしょうけど、それが正しいってわけでもない。正直、何が正しいのか?って話で、小説を書く上で一番大事なことは『日本語が書けているか』どうかではないでしょうか。英語圏なら英語で、とかさ。まずまず、日本語だろう。……日本人だけど日本語が怪しい私のような人もいるでしょうし、わからなかったら調べる、それだけだと思います。
絵だったら……なんだろう?
山が山、てことだろか。
最低限“山”であることかな……そしてその山がどんな山であるか。説明するためには山が山でないといけないと思うのでありますが、それを山と受け取ってくれるかどうかが難しい。
伝えるようと考えると、悩みだしてしまいます。
次回へ続く...