その ご〈完〉
上手い下手の基準――自分はズレてんだろな〜という気持ちがずっとあったんだけど、ようやく理由がわかった。
私が思っている上手いか下手かは、
『自分で納得出来ているか否か』
描いている本人である私の頭にある映像をまんま目の前に、絵であったり文章であったり取り出して表すことが出来ているかどうか。
だから、評価ポイントや感想、ブクマ等が貰えないと嘆く気持ちがわからんかったのだ。一番はその作品を自分でどう思っているかだ!――と思っているんだからと気がついた。失礼なことを言っているかもしれませんが、そりゃあ人から褒められてることで上手いか下手かを満たしているのと、自分の頭の中身がちゃんと出て来ているかで満足を得られているかどうかで悩むのは違うわな。
しかし、上手いか下手かを決めるのは難しい。基本が出来ているかいないかで判断しろと言われたら簡単かもしれないが、「基本とはなんぞや?」と聞かれてしまったら何も言えない。基本…基本……見たものの特徴をとらえること、だろうか。う〜ん…
まあ、誰かに求められるような書き方をしたいなら流行りを取り入れろ!だろうし、そんなの気にしてないっていうなら自分は何を描きたいのか――って話になると思う。
もしかしたら、ざっくりした目標で何を目指しているのか自分本人ですらわかってないこともあるかもしれない。
色々活動する方法はあるでしょうけども、大事なのはまず自分は何を描きたいのかだと思う。次に、描きたいものを描くには何が必要なのかではないだろうか。
そして、人の絵について上手いか下手かを決めるものは本当はなくて、あるのは――
「惹きつけられるものかどうか」の直感
なんだろうと思います。
何か伝わるものがある絵なら立ち止まって魅入ってしまうし、自分にとって何も感じられなければ素通りしてしまう。当たり前のことかもしれないけども、そんな人を惹き付ける作品は創作者である自身が作品をどうやって作ったかによるのではないでしょうか。たぶん。
§
さて、完成を目指して描きます。
背景含め、それぞれのパーツを思い思いに描き込んだあとに思うことは――「噛み合ってない」。どれもまとまりがないように見えるので出来る限りを尽くして繋がりを持たせる。持たせたい!
ということで、影をつけていきます。
あと、影もそうなんですが、コウモリ君の羽の部分もかっこ悪かったので毛を生やしておきました。その生やした絵が一枚目の絵です。
それと、羽の人の腕――骨格がおかしいんじゃないかと思われるかもしれませんが、私…ここに違和感を持たなくて、この人間のような人間じゃないような人間か? みたいなものがあって奇妙な感じが自分では出ているような気になっているので、ま、自己満です。
その自己満の中でもお気に入りなのが、
ドロドロ。好き♡
以上です。
『悔いて生まれるもの』
【2019/4/11/ 17:48】に新着検索で見た『懺悔』から、懺悔するってどういうことか、そしたらどうなるのか――色々考えさせられる言葉を使ったタイトルだったな〜と、もっと色んなことを試して描けるようになりたいなとも思いました。
これも、あの日に投稿していたあなたのお陰です。
ありがとうございます。
そして、終わってほっとしてから気づく……喉の色を直すの忘れた。今度は気をつけよう。




